咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」19話 別マ 9月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」19話 別マ 9月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

小学生時代の井竜は、同じクラスの友達がケーキ屋さん。その子は女子から「お家がケーキ屋さんなんていいなー」なんて言われているのを横目で見ていました。

やっぱり女子達は和菓子屋の井竜より、ケーキ屋さんの友達の方に興味があるようです。

 

複雑な思いを抱えながら和菓子屋の家に帰ると、小学生の咲を見かけます。

井竜<きっとお使い頼まれて買いに来たんだ。和菓子なんてテンション上がんないだろうにさ。あーあ かわいそ>

 

友達の家にゲームをしに行こうと家を出る井竜。咲が忘れていった鞄を届けるように、母に頼まれるのです。そしてこのとき、咲にカバンを届け、話しかけます。

井竜は咲が、いつもおばあちゃんと一緒に来ていたことを知っていて尋ねるのです。「今日は一人なの?」

 

咲「うん、今日はおばあちゃんの誕生日にあげる、和菓子を買いに来たから一人なんだ」

井竜「誕生日に和菓子!?普通ケーキじゃない?」

 

咲「でもおばあちゃんあのお店の和菓子、大好きだから。私も あのお店の和菓子大好き」

 

井竜<変なの〜〜>

「でも・・・ケーキの方がなんかいいじゃん」

 

咲「自分ちの和菓子嫌い?」

井竜「・・ってわけじゃないけど 多分」

 

咲「今日買ったやつもね、すごく綺キレイ・・・こんなの作れるのすごいねーいつも美味しい和菓子作ってくれてありがとう」

 

咲のとびきりの笑顔に、井竜もつられて笑顔になります。

井竜「俺が作ったわけじゃないから、お父さん達に言っとくよ」

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こんな話を同級生に話をしながら帰る井竜。友達からも咲のおかげで和菓子屋のコンプレックスがなくなったんだね〜と言われてしまいます。

 

友達「逆に藤ヶ谷さんが、井竜の神様だったとはねー」

井竜「あれが神様・・?あんな神様やだよ」

 

そんなことを言う井竜の顔が少し照れていて、友達も井竜は自分でどんな顔をしているのかわかってないんだなぁ〜と思うのです。

 

咲もみんなに、井竜との小4の頃の話をします。

美斗士「一度だけの会話。その人と高校で再会・・なんかロマンチックじゃ・・」

 

陽希「どこが?くだらないこと言ってんなよ」

思わずきつい口調で言ってしまいます 。

 

咲には最近の陽希の不機嫌な態度が、全部やきもちに見えて困ってしまうのです。

琴乃には、懐くのが早すぎる・・最初ひどいこと言われたの忘れたの??なんて言われてしまいます。

 

いよいよ文化祭の最終確認。

咲のクラスはドキドキ迷路。

お客さん一人一人に心拍計のデバイスを付けてもらい、迷路を進みながら途中のおばけやトラップをクリアしてゴールをめざします。

そしてその時に心拍数が100を超えてしまったらその時点で失格。無事にゴールできた人には景品があるのです。

 

デバイスの最終チェックに、不具合がないか陽希もしばらくつけることに。そんな陽希を見て咲は「わっ!!」と大きな声で脅かしたつもりですが・・

 

陽希に少し馬鹿にされてしまい、真っ赤になってしまうのです。

陽希に近寄り、デバイスの確認をすると・・心拍数が81。そんな数字を見てますます赤くなってしまう咲

<たまたま上がっただけかも・・・だし>

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すると向こうから、井竜がやってきました。気が向いたら来るよ〜とに言われ、別れます。そんな二人の姿を見て

陽希「荻原の言うとおり 懐くの早すぎ」

 

咲<また不機嫌そうなのに その不機嫌そうな声に 私の胸は期待でいっぱいになる>

 

陽希「あのさ ・・・今日 俺と藤ヶ谷の休憩時間 全被りじゃん?」

咲「うん」

<何を言ってくれるんだろう>咲の心臓はドキドキ・・

 

陽希「一緒に回ろっか」

 

ドキンドキンドキン・・・

咲<今・・・どんな顔してるの どんなテンションでそう言ったの そっち向いてたらわからないよ わからないけど・・・私の期待通りならいいな>

「うん」

 

その時デバイスがピピッとなり・・心拍数が100を超えた音がしたのです。それに反応した咲を見て、急いで陽希がスイッチをオフにします。

咲<え?鳴った?ってことは陽希の心拍数上がってたの? ってか何で黙るの?いつもだったら何か言うじゃん>

 

少し照れているように見える陽希を見て、幻聴ではなかったのかな・・と咲はますます真っ赤になってしまいます。

 

咲「やっぱそれ壊れてんのかね」

陽希「どっちだと思う?藤ヶ谷はどっちならいいと思う?」

 

咲<その質問 ずるい・・・>

 

そして校内放送がかかり、文化祭を開始するとの合図。そして咲は今から受付 で、陽希はビラ配りに向かいます。

 

陽希「あ 休憩時間になったら迎えに来る」

そう言って歩き出す陽希の背中。

 

咲は返すように預かった心拍計を持ちながら

<てかこれ結局壊れてるのか 壊れてないのか・・・でも壊れてないと思いたい・・>

 

そして咲は「 OK 」のデバイスボックスへと返します。

 

「藤ヶ谷ばどっちならいいと思う?」

 

さっきの陽希の言葉を思い出しながら

咲<あんなの・・期待するなって方がムリです・・>

 

いよいよ期待の文化祭がスタート!!あんな約束をされたら期待するなと言っても無理ですよね〜陽希に動きはあるのでしょうか??次回も目が離せません !

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