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咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」21話 別マ 11月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」21話 別マ 11月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

だいちゃんと一緒にやってきたのは、幼馴染の葉月だと言います。陽希はなんだか気まずそう。

咲は3人の様子を見ながら、なんだかただの幼馴染ってだけじゃなさそう・・まさか元カノなのかな・・と思い。以心伝心ゲームでキスしたことがあると「◯」をした陽希を思い出します。

 

こんなにかわいい葉月を見ると、もしかして陽希も私のことを・・と一瞬でも期待した自分が恥ずかし過ぎる・・と思い真っ赤になるのです。

葉月に顔が赤いよ〜と指摘され、もう何だかいたたまれなく・・・咲は走って保健室に向かうのです。そんな咲を陽希も追いかけようとしますが、葉月が引き止めます。

陽希は「だいちゃんもいるから平気でしょ?」とやっぱり咲を追いかけます。

 

咲<うぬぼれ 自意識過剰 恥ずかしくて死ぬ もう全部痛い・・!!>

そんなこと思って歩いていると、井竜に話しかけられます。もうこんな自分に誰も絡んで欲しくないと、振り切って歩き出す咲。

 

その少し後に、陽希が井竜の横を通り過ぎます。

 

陽希「あのさ。さっき井竜がつけてたデバイス。本当は壊れてないんだよね」

井竜「で?」

 

陽希「井竜って、もしかして藤ヶ谷のこと・・」

井竜「だったら何なの?」

 

陽希「じゃあやっぱそうなんだな」

井竜「だから何が言いたいのか分からなくてだるいんだけど」

 

陽希「俺の言いたいこと分からない?お前と同じってことだよ。ついでにお前に負けるつもりもない」

そう言い切り、陽希は通り過ぎます。

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咲は外のベンチで頭を冷やします。

<元カノ・・なのかなやっぱり。めちゃくちゃかわいかったな葉月ちゃん。

惨めすぎる。うぬぼれから、一気に現実の世界に引き戻されて。今後陽希にどんな顔して接すればいいの・・・?」

 

「コンコンっ」保健室の窓から春樹が咲を呼びます。どうして保健室にいないの?と突っ込まれ・・おばけのマスクのせいでのぼせただけっぽいから、外の方がいいかも・・と答えるのです。

 

陽希はさっきの話の続きもしたかった・・というのです。

 

陽希「何で俺がからかってるって思ったの?って話」

咲<今その話!?そんなに私にトドメ刺したいです!?>

 

陽希「俺はからかった訳じゃなくて・・・あれはつまり俺が・・」

咲「わかってます!!陽希と私に差があるからですよね。わかってます!」

 

陽希「え・・?差って何?」

 

咲「だって・・・」

<ここで陽希と葉月ちゃんの関係を聞くのは、私が陽希をすきって自白することになっちゃう・・>

咲「だって陽希、前に「モテない」って言ってたから。仲間だと思ってたのに違うんだもん」

 

陽希「え 別に俺 モテないって」

咲「だから陽希と私では、モテないの基準が違うんだってば!」

 

陽希「もしかしてだけど。以心伝心ゲームの最後の答えのこと言ってる?」

咲は明らかに面白くなさそうな顔をします。

 

陽希「やっぱそれだよな。でもあれはそういうんじゃないっていうか。恋愛感情からんでないって言うか・・・・」

咲はギョッとしてしまいます。もしかして陽希って付き合ってない人とでもキスできるタイプなのか・・もう別次元の人じゃん・・と。

 

そんな陽希の話に、咲はますます顔が真っ赤っかです。どう見ても大丈夫じゃないと言われ、保健室に連れて行かれてしまいます。

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咲はさっきの話で頭がいっぱい!!

陽希はそんなチャラついた人には思えない・・思っているよりも私は陽希のことを知らないだけなのかも・・・と頭の中がグルグル。そう思うと急に寂しいな・・と感じます。

 

陽希「あ そうだ、あのゲームの最後の答えだけどさ。あの答えは藤ヶ谷に合わせにいったつもりだった」

咲「えっ。普通 キスぐらいすんでるはず・・ってこと?」

 

陽希「そうじゃなくて。気づいてるかどうか分かんなかったから、今まで触れないでいたけど。

でももし藤ヶ谷が気づいてんなら「◯」書くはずだしって・・・」

 

さくの頭の中はハテナ??がいっぱい。

咲「ごめん、陽希。もっと端的にお願いします」

 

陽希「藤ヶ谷のバイト終わりに、会いに行ったことあんじゃん?」

咲「うん」

 

陽希「その時 亮介から隠れようとしてこけたじゃん」

 

咲く「あーうん・・・」<え・・まさか・・・>

 

陽希「あの時藤ヶ谷の口にぶつかったの 俺の口だから」

咲「えーーーーーー!!!だって陽希、あの時何も言わなかったじゃん」

咲はますます取り乱します。

 

咲「何の自覚もないまま終わってたとか、そんなのひどい・・・」

陽希「・・・ごめん」

 

咲「陽希が悪いんじゃないけどさ。ファーストキスって一生記憶に残る大事なものだとばっかり・・・・」

<相手は完璧だったのにもったいない>

「ちゃんと目を合わせて、少しずつ縮まる距離にドキドキしたかったんや〜その空気感も余すことなく感じたかったんや〜」

 

陽希「じゃあやり直す?」

「確かにあの時は ちゃんと目も合わせられなかった」

 

咲<あ 今度はちゃんと目が合ってる。頭がふわふわして動けない>

陽希は少しずつ 咲の唇へと近づきます。

 

するとこのタイミングで、葉月がだいちゃんと保健室にやってきたのです。

いつまで自分たちのことをほったらかす気なの?と少々怒り気味の葉月。するとさっきよりますます顔が赤い咲に気がつきます。葉月に急かされ、4人は校内へ。

 

咲<てか さっきの陽希。一体どういうつもりなんだろう。やっぱり私 陽希のこと 本当はそんなに知らないのかも>

 

陽希の葉月への対応は、何だか冷たく感じます。

陽希「あ ちなみに亮介は多分来ないよ。残念だけど」

 

葉月は「ふーん」と言いながら歩きます。

 

そんな陽希はいつもの春樹らしくないね・・と話しかける咲。

陽希「前にさ 亮介の手紙預かったのに、渡してやれなかったやつがいるって言ったじゃん。それって、葉月なんだ。

だから負い目があるって言うか、バツ悪いっていうか」

 

後ろでコソコソと話す、二人が気になる様子の葉月。

でも負い目だけであんな態度になるのかな・・他に何かあるんじゃないかな・・と咲は思います。

 

葉月は陽希を見上げ

「陽くん 髪 伸びたね。少し亮くんに似てきた」

 

そう言って触ろうとした、葉月の手を払いのけます。

陽希「それ 一番むかつく」

 

葉月「何で怒んの。意味わかんない」

 

咲<葉月ちゃんは 陽希の元カノじゃなかった。でも陽希の好きだった人なのかもしれない。

それがもし 今も終わってない気持ちだったら。どうしよう>

 

咲はなんだか、自分の知らない陽希をいっぱい見たような気がしますね。葉月と陽希の本当の関係とは??まだまだいろんなことがありそうな学祭は終わっていません !!次回もお楽しみに〜

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