スミカスミレ ネタバレ 47話(ココハナ2018年4月号)感想考察
スミカスミレ ネタバレ 47話(ココハナ2018年4月号)感想考察
これは黎が、屏風に閉じ込められる前の出来事・・
正雄がその祠を訪ねてこなくなって、10年余りが経ちました。
その頃、黎の家族と雪白が一緒に住んでいました。
雪白の家族は、西の地に身を潜めていましたが、母がもうひとつの姿を人に見られます。人の追跡を恐れて、雪白だけ黎の家に身を寄せていました。
雪白はいつもの祠にいる黎に、綺麗な着物を羽織ってみせます。
そのきれいな着物はどうやらよその家の軒先に干してあったもので、黎は一緒に返しに行こうと雪白に促しますが・・
雪白「嫌や!生まれてからずっとこんな山の中で!
私らだって生きてんねん!綺麗な着物も着たいし、美味しいもんだって食べたい!!当たり前の気持ちや!文句あるか!」
興奮する雪白は猫の姿に変身してしまいます。それを沈めようとした黎も同じ姿に・・するとその姿を、一人の人間に見られてしまいます。
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夜中に黎は物音で目が覚めます。急いで父さんを起こし、外に誰かいるみたいだと伝えます。
窓から覗いてみると、大勢の人間達が家を囲んでいました。
もしかすると、昼間の姿を見られたのかもしれない・・
黎の父親は、自分たちが先に表に出るから・・その隙に雪白を連れて逃げろと黎に伝えます。
逃げる途中、雪白は足をひねってしまいます。
もう少し先のほら穴まで、黎がおぶって逃げようとすると・・その前で待ち構えていたのはなんと正雄だったのです。
そう・・昼間に姿を見られた人間は正雄でした・・正雄は仲間たちを連れて、黎たちを捕まえようとしていたのです。
東京では珍しいものが、すごい大金になる!と言って・・
黎「・・・・友人だと思っていた」
黎はそう呟き 、猫に変身してしまいます。そして・・正雄を襲ったのです。雪白は猫の首に捕まり、急いでその場を離れます。
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黎<私がバカだった・・人を信じたいと思った・・再会すれば、また以前のように友人でいられると・・分かり合えると・・
私が愚かだった・・分かり合えないのなら闘えばいい>
いつもの祠まで逃げますが、正雄達もすぐそこまで来ています。
するとその祠の屏風が、こう言います。
「お前たちを救ってやろう」
黎たちは正雄達に見つかる、ギリギリに屏風の中に入ります。するとどうにも動けず、閉じ込められてしまうのです。
「お前たちは一人の人間の乙女の願いを叶えるのだ。
その願いが成就され、乙女が心から幸せだと感じたとき、お前たちはこの呪いから自由となるだろう。
望みを叶える手助けとして、お前達にわずかな人を操る術と己の精気を与える術を授けよう。一人の乙女を、生まれてきてよかったと思わせるのだ」
黎「私が幸せになろうなどと・・」<私は人と共には生きられない・・運命なのだ>
黎はそんなことを思いながら、病院の紅林の母の病室で向かいます。
その頃すみれは、タクシーで病院に向かいます。
きっとまだ間に合うそう・・信じながらすみれは黎からもらった髪飾りを握りしめ、祈るような気持ちでいっぱいです。
すみれ<どうして自分を大切にしてくれないの!もう二度と黎に、自分の身を投げたさせるようなことをさせたくない>
紅林は黎に「どうやって若返らせるのか?」と尋ねると「生気を与える」と答えます。
紅林「・・・本当に人間じゃないんだな」
黎は無言で歩きます。病院の敷地内を歩いていると、花壇に一生懸命に咲くスミレの花の姿を見つける黎ですが・・
なんと、来月ついに最終回です!!黎の心にはきっとすみれの存在がありますよね!あのスミレの花を見つけた黎にきっと感じるものがあるはずです!!
早くすみれのも間に合って欲しい!!こんなに傷ついて人を信じられない黎も、幸せになってほしいですよね・・
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