「コウノドリ」漫画 ネタバレ 最新229話 モーニング10号 感想 考察
カウンセリング室では辻さん夫婦がひとつの結論を出しました。
辻「・・やっぱりこの子は産めません・・私達に21トリソミー・・ダウン症のある子どもは育てられません」
休憩室では、赤西と倉崎が辻夫婦について話をしていました。
赤西は辻さん夫婦の中絶を「今回も・・またか~って感じですよね」なんて言います。
倉崎「辻さんには上に小さなお子さんがいるし・・二人でお弁当屋さんを経営していて経済的にも余裕がない。
障害のある子供を育てる家庭への公的サポートが十分ではないこの時代に・・ NIPT( 新型出生前診断)は受けなかったけど・・流産のリスクのある羊水検査を行って、その結果に苦しみながら葛藤して・・夫婦で結論を出したのよ」
中西「そりゃあ、わかりますけど・・新型出生前診断に関しては染色体異常発覚後の中絶率が96%・・はっきり言って高いでしょ。
俺は何で安易に命を選別するのかな・・って思っただけですよ」
倉崎「ちょっとあんたそれ本気で言ってる?」
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二人が言い争っているところにサクラがやってきました。
サクラ「日本では国や学会が認可した施設で新型出生前診断を受けているのは、高齢妊娠に不安を感じている人がほとんどだし・・
その他は染色体疾患の子供を産んだことがある人や、ハイリスクを指摘された人など・・全妊婦の1%程度だって言われてる。
僕らは新型出生前診断を受けてもらう前には、カウンセリングをして染色体異常があった時はどうするのかを、夫婦と十分に話し合うし・・
その結果、妊娠継続をすると決めた夫婦のほとんどは検査を受けること自体を止める。
つまり新型出生前診断を受ける人のほとんどは、検査前からお腹の子に何かあったら中絶すると決めているんだ。
だからゴロ―くんのいう96パーセントっていう数字は、当然なんだよ。」
赤西「数字だけが一人歩きして、多数意見に見えてしまっているってことですか ・・」
サクラ「辻さんだってお腹の赤ちゃんが、21トリソミーだと診断されてからも、ずっと迷っていたと思うんだ・・それでも自分たちを責めながら短い時間の中で中絶することを決めたんだよ。
だから僕らがそれを命の選別なんて言ってしまうことは、とても雑出し乱暴なことなんだ」
赤西「・・・はい」
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別の部屋では小松さんが、妊婦の水沢さんに助産指導を行っていました。
するとここでも出生前診断のことを聞かれます。
小松は今日受けたエコーや、男の子か女の子かって先生に聞くことも広い意味では、出生前診断だよと答えてくれます。
水沢さんが聞きたかったのは、やはり新型出生前診断のことでした。
水沢さんは36歳で高齢出産なので、友達や親に受けてみたらどうかと言われているようです。
小松「お腹の赤ちゃんに、もしものことがあった場合まで想像して考えてる?そこまできちんと考えているなら、私はやってもいいと思うよ。
受けるなら国や学会が認可したちゃんとした施設で、受けて欲しいかな。ペルソナはコウノトリ先生や新生児科の先生が検査前のカウンセリングから、もしもの時のバックアップまでちゃんとしてくれるよ。
新型出生前診断を受けるか受けないかは、他人がどうしているかどうかは関係ないし・・親や友達に色々言われて気になるのも分かるけど、何より夫婦で話し合って決めることが大切だと私は思うよ」
山根家では、旦那さんの両親と旦那さんの3人で話し合いが行われようとしていました。
両親が出してきた紙は、新型出生前診断の案内でした。
旦那「何だよこれ?うちには関係ないだろ」
旦那の母「関係なくないのよ・・タケヒコにはお姉ちゃんがいたって言ったでしょ・・あの子はダウン症の赤ちゃんだったのよ」
旦那の父「タケヒコ・・ヒカルさんと二人で話し合ってみろ 」