「乙女椿は笑わない」ネタバレ44話 高橋みつば(ココハナ4月号2024)あらすじ・感想・考察

「乙女椿は笑わない」ネタバレ44話 高橋みつば(ココハナ4月号2024)あらすじ・感想・考察

百合子「 椿 斗真、 あの人はかわいそうな人なのよ」

 

 60年前・・・・

 

 竹子の母は、3人の女の子を授かります。 3人目もまた女の子ということで 「いつになったら 葛城の跡取りの男を産むんだ 。本当に 嫁選びに失敗した」などと父親たちにひどいことを言われるのです。母のことを悪く言われ、竹子は涙を流します。

 

 母「竹子が泣くことはないわ。 男の子を産めない私が悪いの」

竹子「お母様は悪くないっ。私が女でも 葛城の跡取りになれるって証明してみせるわ・・

 男の子より立派になって二度とお母様を悪く言わせない」

 

 それから 竹子は努力し、男女共学になった高校を首席で入学し 3年間首位を守り抜いたのです。 卒業式でも答辞を任され 校長からも「竹子さんは群を抜いて優秀ですよ。 3年間 大多数の男子は 娘さんに歯が立ちませんでしたから」と褒められるのです。

 

 竹子は3年間首位を守り抜いたら、葛城商事の経営を教えてくれるという約束を 父としていました。

 

父「 仕方ない。明日から出社しなさい。だが 大学との両立ができるか?」

竹子「必ずやって見せます!」

 

 しかし竹子は大事な契約書を紛失してしまうのです。 確かに専務に渡したという 竹子ですが・・・ 取引先の専務は

 「私はお預かりした記憶はございません」

と言われてしまうのです。

 

 情報漏洩でもしてしまえば我が社の損害は膨大だ!!と父に言われ すぐに探しに行くように言われます。

竹子が女性ということもあり、将来経営に携わりたい竹子に今の重役は反対しているようです。

 

 あちこち 自分の机 、ゴミ箱、 自分が通った道 ・・・いろいろと 探し回っていると思わず転んでしまいます。 そこへ 素敵な男性が声をかけてくれ、 膝から流れた血をハンカチで止血してくれたのです。

 

 そのままその男性とは別れ あちこち 探し 会社に戻ると・・ なんと 竹子の机の引き出しから見つかったと言われるのです。そんなわけはありません。 机はあれほど 探したのです。

 

父「 いいか 竹子。周りは敵だらけだ。足をすくわれないように 常に用心を怠るな。 そして出世したければ手段を選ぶな。 どんな手を使ってでも 敵よりも優位に立つのだ」

 

 そして 竹子は大学卒業と同時に、婿養子を取ることになります。 何とお相手は一ツ橋重工の社長の次男。国内で5本の指に入る大企業です。

結婚したらその人を葛城商事に迎えるとのこと。そんな 竹子の出世に 重役の手のひらを返したのです。一度も会わないまま結婚相手を決めるなんて・・と妹は怒りますが。

 

 初めてお会いするその人は ・・・あのハンカチで止血してくれた素敵な男性だったのです。 何とも偶然な出会い。

「 一ツ橋 幸史郎です。やあ!君か 。あれから君のことを少し探してたんだ 。転んだ後 僕を睨みつけてきた顔が可愛らしかったなって」

 

2人はすぐに恋に落ち、 幸史郎 は竹子をうんと大切にする・・と誓うのです。 そして 体の弱い母が、竹子の赤ちゃんに会うことがないまま 旅立ちます。

 

 そして 百合子が生まれるのです。 幸史郎 は百合子にべったり。 周りからも本当に子煩悩でいらっしゃいますね〜と言われますが・・・竹子は毎日毎日仕事に追われます。

百合子の4歳の誕生日も 「お母さんがケーキが好きだから待っている」と寒い外で百合子 は竹子を待ち続けるのです。

 

 しかし 帰ってくることができませんでした。

 

幸史郎「 ずっと待ってたんだぞ? 今日はゆり子の誕生日だから早く帰ると言っただろう」

竹子「 帰れたら帰ると言ったの。大切な会合があったのよ!」

 

幸史郎「 ・・・・それでも君は母親か?」

竹子「私だって精一杯やってるわ」

 

 そんな喧嘩の声が 百合子の耳にも聞こえます。

 次の日の朝、竹子は百合子に謝りながら誕生日プレゼントを渡し、ぎゅっと抱きしめるのです。

 幸四郎も「昨日は言い過ぎたよ・・」と2人を抱きしめます。

 

 竹子は幸史郎と百合子にセーターを編みたいと、随分と前から 手芸屋さんで毛糸を購入します。 そしてその帰り道・・・幸史郎が他の女性と歩く姿を見かけます。

 

 すると会社で、幸史郎が経理の女性社員と不倫をしている・・という噂話を聞くのです。

 

 竹子が海外出張から戻ります。予定より1日早く予定を終えチケットを取り直して、早めに帰宅した時のこと。

メイドが竹子の顔を見て、青く震えているのです。

竹子「 どうしたの ?何をそんなに 動揺しているの」

 

 竹子ははっと気がつき、自分たちの寝室へと駆け上がります。 布団をめくると・・ 幸史郎と経理の女性が、2人で抱き合い 眠っているのです。

 

 竹子は幸史郎に詰め寄ります 。「・・・・どういう・・つもりなの・・あなた・・ 私たちの・・寝室で・・」

 

幸史郎「竹子ごめんよ。 君の他にも好きな子ができたんだ」

 

初めて明かされる竹子さんの過去。竹子さんは女でも葛城では立派にやってはきたものの・・・仕事と家庭の両立はできませんよね〜組織の上ともなれば・・・まだまだ続きがきになります!次号もお楽しみに〜

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