河原和音 新連載「太陽よりも眩しい星」9話 2022別 マ3月号 あらすじ・ネタバレ・感想・考察
雨宿りをするさえと神城。神城の座る位置の近さにドキドキ・・
神城のジャージを羽織ると、自分の肩よりも大きいことに男らしさを感じます。
神城は岩田は小学生の頃から態度が変わらない・・俺の事すごい子どもだと思っているでしょ・・小学生のイメージを上書きするのは難しいんだな・・と言います。
さえ<小学生だなんておもってない。高校生だと思ってる。かっこよすぎて困る>
そしてさえにお礼だと言って、新発売のおやつをくれるのです。
さえ<神城の思う私の喜ぶこと・・おやつ。私を小学生だと思ってるのは神城のほうなんじゃ・・・>
練習がはじまり、神城のたどたどしい発音もかわいい・・と思うさえ。小学生の時はさえも神城も木の役だったと懐かしむふたり。さえが大木で、神城が小木。
さえ<今度は神城が大木の方だね。木じゃなくて今はもっと目立つ役だけど。木の神城も臆病なライオンの神城も 好きだよ>
スポンサーリンク
練習が終わり帰り道。神城はお礼をさえに言います。
神城「俺 英語苦手だけど、嫌いなわけじゃなくて。映画とか字幕派だし。スパイⅮマンの新作が今は楽しみで・・・」
さえ<でも私はそのことを1回も伝えてない、そのことを。神城には態度変わってないと思われてる。何も伝わってない。伝えてないから>
「神城 さっきの映画、私も一緒に行きたい!!」
<あ これ・・私・・だめ?断られるやつ?友達だけど。そういうのはちょっと・・って感じ?>
神城「いつ行く!?」
話がまとまり、夏休みに!英フェス終わってからまた相談でいい??と言ってくれた神城。心臓が止まりそうなほど緊張しましたが、とってもうれしいさえ。
それから神城の英語力は伸びだし、スラスラと発音できるようになりました。
そして英フェス当日。
ライオンの鬣をつけた神城がさえに言うのです。
神城「一生懸命作ってくれた人には悪いんだけど、パラボラアンテナみたいしゃない?」
さえは神城の顔の近さの方が気になります「すごく・・似合うよ・・」
スポンサーリンク
そして、劇は始まり・・・
さえ<神城 全然つっかからない。きっとあれから練習したんだ。かっこいいな、ほんとうに>
しばらくして、前列の3年生男子があまりにも前に出てきていることが気になるさえ。男子の手元にはスマホが・・そして舞台の前方にはスカート姿の翠ちゃんが・・・
さえはとっさに舞台に飛び出し、翠ちゃんを守るように前に立ちます。
そして舞台から飛び降り、男子たちの前に降り立ちます。無言の圧力<見てますよ!!>と。
はっと我にかえるさえ。周りからはクスクスと笑い声が・・・そこに神城が駆けつけ、「岩田!」と舞台に引き上げてくれました。
みんなが見ていたのに助けにきてくれた神城。
英フェスも終わり、さっきの3年男子達が話している会話が、神城の耳に入ってしまいます。
「さっきビビったよなあ。焦った~あの大きいやつ出てこなかっ撮れたスカートの中取れたのに」
これを聞いた神城は3年生に詰め寄ります。その場にいた翠ちゃんは急いでさえのもとへ走ります。
ちょっとした殴り合いみたいになったと聞き、さえは急いで保健室へ向かいます。保健室にいる神城は・・・先生達に理由を聞かれますが・・・。
先生「向こうはお前か突然手出してきたって言ってるぞ。お前の方がは言うことないのか?黙ってたらわからんぞ。場合によっては停学に・・・」
「先生ストップー。光輝 悪くないです。もう光輝 怒んないであげて?うちのクラスの男子が1年の女子にいたずらしようとして、光輝が怒ったんだよ」
先生「なんだ神城。あーそうか、お前ら兄弟だったか」
「違うよ。いとこだよ」
先生「お前ならまぁいいか。信用できるな。3年の神城、敬語使えよー全く・・」
こんな場面を目の前で見て、さえは神城の言葉を思い出します。
「手の届かない人なんだ・・・」
さえは急いでその場を立ち去ろうとしますが
神城「岩田!映画調べたからー!連絡すんね!!」
さえは少し赤い顔で、頭を下げ出て行きました。
神城いとこ「映画行くの?」
神城「うん」
神城いとこ「みんなで?」
神城「いや二人で」
神城いとこ「へー・・・」
せっかく勇気を出したさえなのに・・・新たな壁を感じてしまいます。神城のすきな人はやっぱりこのいとこなんでしょうね・・・あーまた次回も目が離せません!!