河原和音 新連載「太陽よりも眩しい星」5話 2021別 マ11月号 あらすじ・ネタバレ・感想・考察
ホテルの部屋に戻り、さえは翠ちゃんと香川さんに神城の話を聞いてもらいます。「これからどうするの?」って翆ちゃんに聞かれ
さえ「諦めるよ。見ないようにして距離を取ってれば、そのうち忘れると思うし。話とかもなるべくしない」
翆「同じクラスなのに?話すくらいいんじゃない?」
さえ「うーん話したら・・・好きになっちゃうと思う・・」
<すごく眩しい星みたいな人だって言ってた。手の届かない人なんだって。遠くを見てた。その時私は隣にいたのにな>
みんなに話を聞いてもらい
翆「岩ちゃん 頑張ったね」
さえ<頑張ったかな。そうでもないと思うけど。
こうやって恋話できるのも、頑張ったからかな。神城の内緒の話を聞けたのも、頑張って良かった。きっと頑張ってよかった。
ただ見てるだけで終わるより 絶対よかった>
次の日からさえは神城と距離をとろうとしますが・・・神城はいつも通り沿いに話しかけてきます。
<近づかない 見ない 話しかけない>
そう心に決めて1日を過ごそうとするのですが、なかなかうまくいきません。
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そんな時オリエンテーリングが始まり、10 k のコースレースが始まるのです。先生に男女で組になれ~と言われるのですが・・
さえは急いで近くを通った隣の席の鮎川くんを誘います。神城はさえを探しますが、さえの事を尋ねた香川さんと組む事に。
さえたちがコースを走っていると、木の上から落ちた鳥の木箱をのようなものが転がっていました。それを戻そうとして、さえが鮎川くんに「足をかけていいよ」なんて言います。
鮎川「え?普通逆じゃない?」と・・・お互いが「乗って乗って・・」と言い合うことに。
するとそこに神城と香川さんのチームがやってきます。鮎川くんと神城で、木の上に戻してくれることに。
ちょっとぐらい悪い感じにしないと・・・と思い、神城に背を向けるさえですが・・・神城のほどけた靴紐が気になります。そして香川さんに伝えてもらうように言うのです。
そして最後に川をボートで一周してゴールというところ。さえは女子のボートから溢れてしまったので、ひとりでボートを出し、準備をしていると・・・神城が一緒に押してくれ
神城「男子も一人余ったんだよね」
そう言って二人でボートに乗る羽目になってしまいます。気持ちが落ち着かずものすごく、早いスピードで漕ぐさえ。
こんな何気ない神城も、やっぱり好きになってしまうさえ。
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神城「岩田さ 今日俺のこと避けてない?」
さえ<そうだった。私はいつもバレてしまって。でももう小学生ではないから。本当の理由を隠せるよ>
さえ「神城 好きな人いるって言ってたから。一緒にいてその人に誤解されて、神城が好きな人と上手くいかなくなったら嫌だから」
<私の気持ちは隠したままで、上手にごまかせる。そしたら神城も、きっと困らない>
神城は少し赤くなり、ボートは何かに当たり転覆!二人は川の中へ投げ出されてしまったのです。
さえ<神城 泳げたっけ?助けなきゃ。神城 大丈夫? 神城を助けなきゃ。助けたい 神城>
そう思っているさえを、神城が抱きかかえて助けてくれたのです。
神城「岩田と話す 俺 好きなんだけど。多分岩田が思うより 全然。
気を使って離れるとか、寂しいこと言わないで欲しいんだけど。だいたい俺がうまくいくかどうかもわかんないじゃん。うまくいったとしても、話しかけるよ 俺。
岩田のこと 小学校の時から大事な友達だと思ってるから」
すると・・・「危ない よけてぇ!!」という大きな声が。他のボートも転覆。たくさんの人が川に投げ出されています。それに巻き込まれた神城の手を引っ張るさえ。
みんながひっくり返るこの場所は、足がつくとても浅い川でした。
さえ「・・私も好きだよ、神城と話すの。神城がいいなら友達でいたい。
・・・じゃあ これからも友達で。」
<どさくさに紛れて、好きって言った。
水の中で助けたいって思った、神城を。いつかこの距離が、本当に苦しくなる日が来るのかもしれないけど。
今は それまでは 神城がもし悲しむことがあったら、走っていて助けられる距離にいたい>
帰りのバスの中さえは
<そういえば川で助けてくれた時、重くなかったかな・・・浮力があるから大丈夫かな。
いいか きっと神城は気にしない、私が重くても。
翆ちゃんと香川さんに説明しなくちゃ。神城と私は友達 >
神城と距離を取れば、自分の気持ちを抑え込んで忘れることができると考えたさえですが・・・あんなに真っ直ぐな神城。しかも同じクラスで距離をとることは難しいですよね~あれだけはっきりと友達と言われてしまったさえの、これからも気持ちの変化を見守りたいと思います!