椎名軽穂 新連載「突風とビート」2話 別マ 2024 5月号あらすじ・ネタバレ・考察・感想

椎名軽穂 新連載「突風とビート」2話 別マ 2024 5月号あらすじ・ネタバレ・考察・感想

ニケ<小5の写生会 忘れっぽい ママが繰り返す話の一つだ。

お題は「 神社」 みんなが見た通りの神社をそのまま書く中 私だけがお祭りで賑わう 神社を書いたんだって。 それがママの自慢 なんだって。 私はそのことを覚えていないんだけど・・・>

 

<見たまんま 書いたんじゃないのかな これ

とりあえず今日から ネモと 一緒の学校生活が始まる>

ニケは歯を磨きながら、その絵を眺めます。

 

ニケはネモの家に迎えに行きます。 朝の6時45分。

ネモ「 そもそもニケさん、 全然 困ってなさそうだったのに。何で僕に霊しっしっを頼んだのさ。 こんな早朝に来てまでさ」

ニケ「ネモといると楽しいから! ウキウキしてつい 早起きしちゃったんだよね。 許してよ!」

 

 ネモには霊がついています 。昭和トレンディ霊の順子と平成ガングロ 霊のさや。

ネモの家はネモ以外全員、霊しかいません 。

 

 重装備の日光防止をしたネモをニケは脱がし、 日傘 と UV カットのパーカーぐらいにしたら??なんて言います。熱中症で死んだら困ると。

 

ネモの家にあるさくらんぼを、順子とさやと ばあちゃんの霊が勧めてきます 。

ニケが食べると 3人とも 甘い〜 おいしい〜と嬉しそう。

 今年からネモがさくらんぼ アレルギーが出たというのです。 せっかくお母さんが送ってくれていた ネモの好物でしたが。

 

食べてくれたてありがとう・・と言うネモ。

ニケ「優しいね ネモ。ネモにも味だけいけばいいのにな〜」

ネモ「 僕は自分の好物が ただ 腐っていくのが耐えられなかっただけさ」

 

 やっと外へ出ますが、日傘をさす ニケの距離が近いとネモは怒り気味。

「 何度も言うようだけど、僕は パーソナルスペースを大事にしてるんだ。 ちょっとこの距離感は耐えられないね」

さやと 順子の方が近いじゃん〜なんて言う ニケ。

 

 自分で日傘を持つと言いますが、日傘のさし方が下手くそなネモ。 結局 帽子をかぶりパーカーをかぶり布で追うのが一番だ!と言います。

 ネモは ニケがお手を伸ばして 傘を持ち続けているのが耐えられない・・と言ってくれるのです。 やっぱりネモはいいやつだと思います。

 

 そんなやり取りを見ていた さやと 順子は、嫉妬心のようなものが芽生えます 。襲いかかろうとしますが・・・

 

ニケ「 さや 順子 パーソナルスペース」

と言われ思わず 近寄れなくなってしまいました。

 

 ネモは ニケに尋ねます。「 人混みの中歩くの得意?」

ニケ「 うん!てか道 なんていつも混んでるじゃん。 全員好きなように歩け! 私が全部よけてやるって思ってる!」

ネモ「この道 全然人いないよ」

 

 なんと ニケは誰が人で、誰か霊だか全くわからないぐらい 霊もはっきりと見えているのです。ネモが言うには ニケは目タイプ。 そしてネモは肌に出ると言います。

 

 コンビニでパンを買い、電車に乗るといつもの小学生の霊の男の子が ニケのイヤホンを取ろうとするのです。

しかしこのイヤホン 本当は音は流れていません 。なんとニケは子供の頃から、豆とか 練り消しとかを耳に詰めていたと言います 。入学祝にママが買ってくれたのです。

 

 そんな話を大きな声で子供の霊にすると、子供の霊が怯えます。 子供に席を譲ろうとすると、近くのおばさんが席を奪って座ってしまいました。

 

立ったままの子供の霊に、自分の腕を差し出してつり革 代わりに持たせるニケ。それを見守る ネモ。

 

 駅に着いてから

ネモ「 かわいそうだなんて思っちゃだめだよ、 ニケさん」

ニケ「 ・・・思わないよ。自分だって明日 どうなってるかわかんないんだから」

 

 霊のさやと 順子は 地縛霊のゆみこと合流し、後で追っかけると言います。 まだ学校まで時間があるから少し休もうと ニケ。

 

ニケ「 ネモの好きな海も見えるから」

ネモ「 僕 ・・海が好きだなんて言ったかな」

 

ニケ「え 言ってない?・・ ていうか 好きじゃないの?」

ネモ「いや好きさ・・大好きさ」

 

ニケ「 他には何が好き ?もっと聞きたい。 私、ネモの声好きだな。ねえ好きな季節は?」

ネモ「な? 夏だけど」

 

ニケ「じゃあ行ってみたい場所は?」

ネモ「・・・ ニケさん 絶対 馬鹿にするもの」

 

ニケ「 しないよ ーどこ!?」

 ネモ「ㇵ ハワイっ」

 

 ニケ「いいねーハワイ! 私 こんな でっかいパラソル 持ってくね!」

ネモ「え?ニケさんと行くの!?」

 

 すると、 天気雨 。「きつねの嫁入りだー!」とニケ。

 

ニケ< 細かいことをいっーぱい 気にするネモは、食べられないものを好物といい  外に出られない夏を好きな季節にあげ  憧れの地を口に出すとき わずかに声を弾ませた>

 

 結局 遅刻をしてしまった二人。

「 来ないよりいいよね !」とニケ。

 

 ニケはネモのこれからの学校生活をとても楽しみにしています。 それにしても周りの人間と霊が全く区別がつかないというニケ。ネモのサポートはやっぱり必要ですね〜 次回もお楽しみに !

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