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咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」15話 別マ 5月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」15話 別マ 5月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

琴乃「咲も私に言ってないことあるでしょ」

 

咲<それって・・・陽希のこと?>

 

琴乃「付き合ってるふりがうまくいってたとか、そんなのどうでもいい。そのせいで咲が言えなくなっているなら。フリなんか簡単にやめられるんだよ。だって咲の方が大事だもん」

咲<付き合ってるフリをやめたのは、私のせいだったんだ・・>

 

琴乃は泣きながら「ごめん。私を嫌いにならないで」と言います。

 

咲「なんで琴乃が謝るの!?言えなかった私が悪いんだよ。

何度も言おうとしたけど、その度先延ばしにして。その場をやり過ごしてごまかしてたのは、全部私だよ」

 

<同じ人を好きだって分かったら、琴乃が離れていくのが怖かったから。言い出せなかったのは、私も同じで琴乃が大事だからだよ>

 

そして咲も涙ながらに、打ち明けるのです。

「ずっと言えなくてごめん。私 陽希のことが好きなの」

 

琴乃「やっと言ってくれた」

 

咲「私 琴乃と同じ人を好きでも、琴乃と友達でいたい」

 

琴乃「当たり前だよ。そんなこと心配してたの?

好きな人かぶったら友達やめるなんてことないし。そもそも私が陽希のことを好きになんていつ言った?」

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咲「え・・? ちょっと待って」

そして咲は、あの図書室での勉強会の時の話を琴乃にするのです。だから咲は琴乃が陽希のことを好きなんだと・・思ったのですが。

 

琴乃「咲としては陽希がいた方が嬉しかっただろうけど、私は久々咲とたくさん話せるのに邪魔されたくなくて」

 

咲「でも陽希がいなくなった後に、美斗士ふざけて陽希は私のこと好きなんじゃ?って言った時、そんなの困るって・・・」

 

琴乃「だってそれはもし、陽希に好きな人がいたら 私と付き合ってるフリさせるの気がひけるじゃん。やっぱフリとか嘘なんかついちゃだめだね。ロクなことにならないって分かったよ」

 

そして咲は井竜に言われたことを話すのです。

咲「ひとつ嘘をつくと、その嘘を成立させるためにまた嘘を重ねることになって。辛くなるだけだって。その覚悟あるの?って」

咲はもちろん琴乃のことを騙そうとは思っていませんし、琴乃もそのことをわかっています。咲は琴乃だけ我慢をして陽希への思いが言えないのでは??と心配しますが

 

琴乃「違うよ。私 今好きな人いないし」

 

咲「嘘つくとどんどん辛くなるよ。その覚悟あるの?」

<嘘をつき続ける覚悟>

 

琴乃は脅したってムダだよ〜と微笑みます。そして元カレ対策も一緒に考えてね〜と咲に言うのです。

 

そして木陰でひとりで休む琴乃のもとへ美斗士やってきました。

美斗士「結局琴乃は、嘘をつき続けるほうを選んだってこと?」

 

さっきの話聞こえていたみたいで・・琴乃は本当に陽希のことをそういう風に思っていないと再び言います。

 

美斗士「そっちじゃねーし。人が人を好きになっただけだろ。何が悪いってんだ」

 

琴乃「美斗士 私が誰を好きか分かってたの?」

美斗士「でも伝えた方がいいとか、無責任なこと俺には言えないけど。誰にも言えない気持ちなんて悲しすぎるだろ。だから俺くらいは知っててやるから」

 

琴乃は涙ぐみながら、咲と出会った日のこと・・咲からもらった言葉・・咲の笑顔を思い出すのです。

 

琴乃<とまどいながら それでもこの気持ちを手放さなかった、恋か恋じゃないかは、自分で決めることだから。私が決めたことだから>

「はーまた失恋しちゃったよ」

 

美斗士「ちなみに俺今どフリー・・」

琴乃「さ! 焼きマシュマロするよ!」

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帰り道。歩き疲れたという美斗士の言葉に「今度は大人になったら車で来ようね〜」と話していると・・出発しそうなバスに急いで乗ろうとしますが。

 

美斗士と琴乃は走りますが・・・キャンプグッズをたくさん持っている陽希は走れません。咲が荷物を持つよ・・なんて言っているうちにバスは出発してしまいました。琴乃と美斗士は行ってしまい・・次のバスまでは1時間以上。何で走らなかったの?と咲は陽希に尋ねますが・・

 

陽希「なんでって、二人っきりになりたかったからじゃね?」

 

咲は冗談なのか何なのか・・と思いながら真っ赤になってしまいます。そしてベンチで二人で座るのです。

 

陽希は咲のサンダルの靴擦れに気づいていたようで。絆創膏持っているならはった方がいいよ・・と言うのです。

咲「すごい。よく気づいたね。だから先走らないで済むようにしてくれたんだ!すごい、ちょっと感動しちゃったってか、いつ企んでるの?そういうの」

 

陽希「ちがうってば。二人きりになりたかっただけだって」

そんなことを言う陽希に、冗談だと分かっていながらも・・・お互い恥ずかしいと思ってしまうのです。

 

そしてバスを待つあいだ、知らないおじさんが咲の隣に腰を掛けます。

すると・・・咲のショートパンツから見える太ももを、チラチラと見ているのです。それに気付いた陽希は、咲と席をかわり、さりげなくかばってくれたのです 。

 

そのまま何も話さずにバスを待ちますが、咲はドキドキして幸せな時間を過ごしました。

 

そしてバイト先で井竜に、琴乃と好きな人がかぶっていなかった!と打ち明けます。

井竜「じゃあ思い違いであんなに悩んでたの?まあこれで何の障害もないってことか。良かったじゃん」

 

「うん」と満面の笑みの咲を見て、井竜はイラッとしてしまうのです。

井竜<は?イラって何・・>

 

 

自分の心の変化に気がつく井竜ですが・・・その思いはいったい??

そしてキャンプでまさかの事実がわかりましたね〜咲を想う琴乃の気持ちを考えると、心が痛いですが・・・さてさて夏休みもまだ続きます。やっぱり陽希と咲の気持ちが気になりますが・・次回もお楽しみに !

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