咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」16話 別マ 6月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
<キャンプの帰り 二人でバスを待ったあの時間を、あれから私は何度も思い出している>
バイト中の咲。 夏休みに好きな人に会えない・・陽希に会えないからつらい・・という咲。そんな咲に井竜はますますイライラしてしまいます。
そんな話をしていると、なんと!!陽希が幼馴染の大ちゃんを連れてバイト先に行ってきたのです。急に上機嫌の咲。お兄ちゃんの亮介も、お水を持ってきてくれました。
二人を嬉しそうに眺める咲。
井竜<うわーだめだ。見てらんね。イライラする>
咲は飲み物を持って行き、少しの間 話し込んでしまいます。すると通りすがりの井竜に「いつまでしゃべってんの?仕事しなよ」と言われてしまうのです。
陽希「ごめん、俺らが足止めさせちゃったんだ」
井竜「何お客に気ぃ遣わせてんの」
咲「ごめん。陽希に謝らせちゃって。私 仕事戻るね」
そして陽希が大ちゃんと帰ってしまい、次は新学期にしか会えないのかな・・と思う咲。
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井竜と咲は同じバイト上がりで、駅まで咲を送るように亮介に言われる井竜。夏休みに入ってからガラ悪いのがいたりするから・・と。
井竜「いやーそんなん余計面倒すねー。じゃお疲れです」
井竜は先に帰っていてしまいました。咲は周りをきちんと見渡しながら歩きます。すると井竜が待っていてくれたのです。
井竜は桜くんに頼まれたから・・と言うのです。
井竜は亮介に対して、憧れの気持ちがあるといいます。中学の時に部活の練習試合でよく見かけていた・・めちゃくちゃ上手で誰よりも目立っていた・・というのです。
しかし、バイト先は偶然だったといいます。
井竜「そういえば前に藤ヶ谷さん、桜くんと一緒のバイトになること気にしてたけど。桜くんと何かあったの?」
咲「あ・・それは 自分を助けて くれた恩人と勘違いして。一方的に思いをぶつけたことがあって」
井竜はびっくり。どうやったらそんな勘違いができんの〜と言われてしまいます。
咲「だって感謝を伝えたいって、その時は必死だったから」
<私に気づいて あのボロボロのカバンを届けてくれた>
「私が変われたのも、それがきっかけだったから」
咲はお盆に家族でおばあちゃんの家に行くために、井竜にバイトを代わってもらっていました。そこで咲はお土産を買ってくるよ〜と約束をするのです。
すると、和菓子ならいらないと言う井竜。なんと家が和菓子屋さんだというのです。どうせなら別のものがいい・・と言うのです。
咲もよくおばあちゃんと和菓子屋さんに行ったなーと懐かしみます。小さい時におばあちゃんにこっちに住んでもらい、面倒を見てもらったと・・とてもおばあちゃん子の咲くが中学になった頃、おばあちゃんも田舎に戻ったといいます。
井竜も、それなら会いたいよな〜と言ってくれます。
<おばあちゃんに作ってもらったあのカバンを、少し手直ししてお盆に持って行こうかな>と嬉しそうに思う咲。
この会話から、そうだ!お土産を口実に陽希に会える!と思うのです。
<やった!これならめっちゃ自然に連絡できるじゃん!!>
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そして陽希と駅の改札で待ち合わせ。新学期まで会えないと思っていた咲は、もうウキウキとニヤニヤが止まりません。
久しぶりにみる陽希に真っ赤になってしまい、緊張してしまいます。お土産だけを渡すためですが・・
「受け取って「それじゃ」ってのもなんだし。少し話さない?」
陽希が誘ってくれたのです。
陽希は夏休み、引っ越しのバイトをしていると言います。だから少し遅い時間が空いていなくて、お風呂も入ってきたから遅くなってしまった・・というのです。
全然疲れてはいないけれど、陽希はどこも行っていないので渡せるものがない・・と言います。咲はお礼も兼ねてたから気にしないで〜と言うのです。
陽希「え?お礼って?俺何かした?」
咲「前に ufoキャッチャーでぬいぐるみを取ってくれたのと。あと消しゴム割ってくれたし」
あらかじめお土産を渡す理由を考えていた咲。
そんな答えにはるきはぷっと笑い出してしまいました。
陽希「消しゴムって。あんなの?」
咲<私の宝物だけど>
陽希「うーんそうだなー何かある?お願い事とか」
咲「お願い事?」「うん」
咲「えーとじゃあ 」 <私のこと好きになってくださいって言ったら 陽希はお願い聞いてくれるの?」
咲はひとりでドキドキしてしまいます。
「じゃあ・・・一緒に花火したいな」
二人は今から花火をすることに。陽希との思い出がまた一つ増えることが嬉しい咲。
残りは線香花火だけになり、お約束の対決です。風が強く二人ともすぐに落ちてしまいます。
そんな風に乗って陽希から石鹸の匂いが伝わるのです。ますますドキドキしてしまいます。この線香花火が終わったら終わってしまう・・・
咲「夏休みって嬉しいけど、」みんなと毎日会えないのはつまんないよね
陽希「うんもっと会いたい」「ね」
<石鹸と火薬の香り。たぶん世界で一番切ない香りだと思う>
バイトに行く途中、井竜を見かける咲。なかなかシフトが被らなかった二人ですが、やっとお土産を渡せることになりました。
井竜「え 本当に買ってきてくれたの?わーなんか逆にごめん、ありがとう」
咲「全然!井竜くんのおかげでおばあちゃんに会えたんだし」
咲の手元に持つカバンを見て・・・
井竜<・・・・あれ・・このカバン・・>
どうやら咲のこのカバンに見覚えがある様子の井竜。もしかしてあの時の恩人は???次回の展開も見逃せません!!お楽しみに 〜
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