咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」12話 別マ 2月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
琴乃「陽希はだめ。行かないで」
咲<あのまま図書室で 琴乃の事を待ってればよかった。どうしてきちゃったんだろう>
こっそり聞いてしまった、咲の目からは涙が溢れてきます。
陽希「ダメって何で?」
そこに美斗士がやってきて「バーカ。久々の女子水入らずなんだぞ。少しは察しろよー」
ある意味陽希のせいで、琴乃と咲の時間が削られてるんだろ~なんて言われてしまいます。そこで、友達が陽希を呼ぶのです。
陽希が去っていくと
美斗士「女子会に混ざる気だったとか。あいつもしかして咲のことを好きなんかな。なーん・・」
琴乃「そんなの困るっ。 なーんて」
こんなことを聞いてしまい、もう咲の足が動きません。このままでは二人に見つかってしまう・・・そんな時に井竜が咲に覆いかぶさってくれ、身を隠してくれたのです。
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井竜「なんかめんどくさい事してね。付き合ってるフリとか」
咲<わ 井竜くんも聞いてたのか・・・>
そして咲の顔を覗き込み
井竜「で 友達と好きな男がかぶったのか。泣いてるって事は」
そこもばれちゃうのか・・後と咲は急いで涙を拭きます。
井竜「ごめんね。事情も知らないで「いい子じゃない」って言ったことについては謝る。
でも別にいい子とも思ってないけど」と井竜は立ち去ります。
咲<わざわざそんな意地悪言わなくても・・・でもさっきは私のこと隠してくれた。そのおかげで見つからずにすんだけど。
琴乃も陽希が好きなのかと思うと 胸が苦しい・・>
琴乃と図書室で勉強をする咲ですが、なかなか身が入りません。本当は今頃自分の気持ちを打ち明けていたはずなのに・・と落ち込む咲。
教室でもどんよりしている咲の背中を、陽希が追いかけようとします。すると教室を出た咲は井竜とばったり!昨日のお礼を言おうとする咲ですが・・・思わず涙が溢れてきてしまいます。
井竜は咲を連れ、人影がない中庭へと行きます。その姿を見てしまった陽希。
井竜「情緒不安定すぎて怖いんだけど。あと俺が泣かせたみたいに思われるのも迷惑」
咲「ごめん・・今の状況と私の気持ち知ってるのって井竜くんしかいないから。気が緩んだ・・・」
井竜「じゃあさっさと言えばいいじゃん。あの二人本当に付き合ってるわけじゃないなら。好きなやつ被るって、そんなに悩むこと?」
咲「そりゃそうだよ!平気で言えるわけない。それが一番の友達とだったら、なおさら言いにくいのが普通でしょ。・・それにもっといろいろあるし」
井竜「色々って?」
咲「琴乃が私の気持ち知ったら、きっとフリするのもすぐやめちゃう」
井竜「それ別に問題ないじゃん」
咲「もう少しで琴乃の元彼も諦めてくれるかもしれなくて。それなのに自分の事ばっかりになれないから」
井竜「でもその子が藤ヶ谷さんの気持ちを知らないまま、陽希ってやつに告白して 二人が本当にくっついたらどうすんの?」
咲「・・・・・その時は仕方ないと思うしか・・・・」
井竜「それ ウザいな。つか自己欺瞞(じこぎまん)とかほんとしょーもな」
そう言って立ち去る井竜。咲は「自己欺瞞」の言葉を家で調べます
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自己欺瞞とは・・・自分で自分の心を欺くこと。自分の良心や本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理に正当化すること。
咲は全く勉強が頭に入りません。すると陽希から LINE がきたのです。元気がなかったことを気にしてくれてのこと。
「何かあるなら また話しに行こうか?」
こんな言葉に咲は嬉しく思いますが・・・テストが憂鬱なだけと返します。そしてすぐに陽希から電話がかかってきました。
陽希は昼間、井竜に何か言われたんじゃないか?戻ってから余計に元気がなくなった・・と言われてしまいます。
陽希は今からそっちに行こうか?と言ってくれますが・・・正直咲も会いたい気持ちがあります。
でも井竜とどんな話をしたか・・なんて言えません。テスト勉強がしんどいだけだよ・・と陽希には言いますが。
咲<陽希と少しでも話せて嬉しい けど 抜けがけしてるみたいで、なんか落ち着かないな>
体育の時間。琴乃が足をくじいてしまいました。咲が保健室まで付きそおうとすると・・・周りの男子達が陽希に「付き合っているなら陽希がおぶって連れていってあげなよ」と。
陽希がおぶって連れていくところに、ついて行こうとした咲を周りが止めます。カップルのじゃましちゃダメだよーと言われてしまうのです。
咲<じゃあ どうすればいいの?>
帰り道も、咲・陽希・琴乃で帰ろうとしますが、周りは陽希と琴乃の事をカップル扱い。足を痛めている琴乃を支える陽希をを見て
咲<私 ここにいていいのかな>
そんな3人の後ろ姿を、井竜が見つけます。友達との帰りを断り、咲の手をひっぱります。
井竜「ちょっと来て」
ふたりから離れると「俺しかいないんでしょ?全部知ってるのは」
<そう言われて私は 足を止めることができなかった>
陽希は咲を呼び止めて、追いかけようとしますが・・足を支える琴乃を置いていけません。
<井竜くんは 私の手を引きながら 「ほんとしょーもな」って言った>
急に咲と井竜の距離が縮まりましたね~井龍は言葉はきついですけど、嘘は言わない信用ができるやつですよね。それが気になる陽希。あ~つき合ってるフリなんて早く終わってほしい!元カレ、早くあきらめろよ!!って感じですよね!!ほんとに。