咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」13話 別マ 3月号2022 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
咲<陽希と琴乃の呼ぶ声を聞こえないフリしたのは、少し胸が痛い>
井竜はあんなどんより感を漂わせていたら、連れ出さないわけには・・なんて咲に言います。
井竜「そんなのさっさと言えばいいんだって。今までのみんなの努力 チャラにすんのは気が引けるのも分かるけどさ。だけどその超絶めんどくさいフリ作戦が成功してから言ったとして、それまで藤ヶ谷さんに我慢させてたって知った方があの友達は辛いかもよ」
咲「井竜くんの言ってることすごく分かる。でも今私だけラクになるのはやっぱりできない。井竜くんと違う考えの人間だっているの」
<いつか陽希が 私にそう言ってくれた>
咲は井竜の眉間にしわがよっていて、意見が違うからイライラしているの?と指摘。井竜は自分がイライラしてたのか?と疑問を感じます。そこに琴乃から電話が。
スポンサーリンク
やはり琴乃は、無理矢理に井竜に連れて行かれたと思っている様子。咲はバイトのことでちょっと話があって・・・と。ごまかしますが
井龍「ひとつ嘘をつくと、その嘘を成立させるためにどんどん嘘つかなきゃいけなくなるよ。今みたいに。たぶんもっと苦しくなるよ。その覚悟あんの?」
咲「嘘が全部悪いとは思わない。誰かのための嘘なら」
井竜「だからそれが欺瞞だって言ってんの。ま せいぜい頑張って」
そして井竜は去っていき、咲は帰りの電車の中で考えます。井竜くんの言うことも分かるけれど・・・自分さえよければいいっていうのもなー・・・と。
すると駅で陽希が待っていてくれたのです。
陽希は事前に LINE をしたと言いますが、咲は気がつきませんでした。やはりあんな風に井竜に連れて行かれたことを心配に思っていたのです。
咲は琴乃の電話で陽希に伝わっていると思っていましたが・・・
陽希「うんそうなんだけど。でもやっぱこないだから井竜に何か言われてんのかなって 。LINE とか電話で大丈夫って言われても、何か分かりづらいっつーか。だからちゃんと顔見て話したかったから。
まあ完全に俺の自己満なんだけどさ。だから逆にごめん」
咲は陽希がずっと心配してくれていたことを知ります。
咲は大丈夫・・井竜くんは感情論で離さないから言い方はきついけど、そこに悪意はない・・ただ自分とは違うだけでいいも悪いもない・・と言います。
陽希「俺 そういう風に言える藤ヶ谷好きだわ」
この言葉に咲はドキッとしてしまいます。
陽希「あ 尊敬って意味ね」
陽希も顔が真っ赤。二人とも照れてしまいます。
もうこのまま帰ってしまうのか~と咲が思った時・・陽希が数学を教えてほしいというのです。
スポンサーリンク
二人で近くのハンバーガーショップでテスト勉強。
なんだか抜け駆けになっちゃうのかな・・なんて咲は思ってしまいますが。
咲が途中で消しゴムがないことに気がつくと、陽希が消しゴムを貸してくれることに。2人同時に消しゴムを使おうとしたその時!咲が陽希の手を握ってしまいます。
咲「あ ごめん。消しゴム取ろうとして・・・・」
陽希「なんだ、一瞬ドキッとしちゃったじゃん。とか言って」
思わず咲はキュンとしてしまいます。
すると陽希が自分の消しゴムを半分に割ってくれたのです。そして片方を咲にくれるというのです。
「なんかごめん」と言う咲に
「いいよ。勉強に付き合ってもらってんのこっちだし」と陽希。
数学が得意じゃないというわりに、一度も勉強を聞いてこない陽希。やはりもう少し一緒にいたかったのでしょうかね。
咲は陽希からもらった半分の消しゴムを、宝物にしようと思います。
とても大事そうに眺めている咲のもとへ琴乃がやってきました。琴乃の足もだいぶ良くなったといいます。
すると隣の席の男の子が消しゴムがない様子で・・・陽希からもらった大事な消しゴムを貸して~と使おうとしますが・・
咲「これはだめっ!」
そう言って咲は大事に手元に握りしめます。
そして新品の消しゴムを使っていいよ~と隣の男の子に渡すのです。そんな様子を見ていた琴乃は不思議に思いますが・・・
テスト終わりの放課後。咲・陽希・琴乃・美斗士の4人で夏休みの計画をたてることに。海がいいという美斗士ですが、咲の提案でデイキャンプがあがると、 みんなが盛り上がります。
陽希は咲が元気になったことに気がつきます。テストが終わったのはもちろんですが。
咲<夏休みになれば、琴乃の元カレにハラハラしなくてすむと思うと、多少心も軽くなるよね~あわよくば夏休み中、琴乃の元カレに彼女ができますように!そうなったらもちろん、琴乃に言わなきゃいけないんだけど。まだ言える状況じゃないなら、いっそこの夏休みくらい悩みから解放されたい>
みんなででデイキャンプの事を調べていると・・・琴乃が咲の消しゴムに気がつきます。
琴乃<こないだ大事そうにしてたやつ>
そして、それが陽希の割れている消しゴムだと気がつくのです。
何かを思う琴乃・・・
元カレと琴乃が会っている・・・・それを美斗士が見かけます。
美斗士「あいつ また琴乃に・・」
美斗士は少し離れたところで、ふたりの会話を聞いてしまい・・・
なんだか波乱の展開に~!!夏休みはどうなってしまうのでしょうか??それにしてもこの状況はどういうこと??琴乃が呼び出したとかはないですよね??美斗士は何を聞いたのか??次回も気になります!