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咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」1話 別マ 3月号2021 ネタバレ・考察・感想

咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」1話 別マ 3月号2021 ネタバレ・考察・感想

「桜~」と呼ばれる少年。咲も思わず、返事をして振り向いてしまいます。その少年は「桜 陽希(はるき)」

陽希と友達の会話から、陽希のお兄ちゃんが「桜 亮介」だと知る咲。

 

そうです!!あの電車で咲を助けてくれた恩人。あのメモに書かれていた名前だったのです!

 

咲は陽希と同じクラスに。何度も話しかけて、お兄ちゃんの亮介に手紙を渡してほしいと頼みますが・・いつも断られてばかり。「しつこい」と言われてしまいます。

 

咲にとってもやっと繋がれるかもしれない・・と諦めはしません!

放課後も一人になった陽希を狙います。

 

と・・・話の途中で困っているお年寄りを見つける咲。助けることにする咲ですが、陽希は帰ろうとして・・・ようやく手助けを終えて、陽希のもとへ行くと・・どうやら絡まれているように見えます。

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咲は勇気を出して、体当たりで陽希を助けようとしますが・・・そのときに膝を擦りむきます。絡まれているように見えたのは、実は幼馴染の大翔(だいと)でした。

途中でコンビニのトイレに行く陽希。

咲と大翔は二人になり・・幼稚園の時からいつも、陽希が助けに来てくれていた・・ほんと優しくていいやつだ・・というのです。

 

でも咲は「お兄さんへの手紙を渡してくれない」とぐちをこぼしてしまいます。

昔からいつもお兄ちゃんに渡して欲しいと、よく頼まれていた・・と大翔。

「想像してみてよ。同じこと頼む人たちが引っ切り無しに切る状態。みんな自分のことしか考えてない。陽くんの気持ちは無視するんだもんな」

 

そんな話を聞き、考え直す咲。

 

大翔と別れて、陽希は咲にバンドエイドの箱を渡します。膝を擦りむいている咲にわざわざコンビニで買ってきてくれていたのです。

陽希はいい人なんだな~と改めて感じます。

 

咲<私ももう少し 自分でがんばってみよう>

 

と思ったものの、実際どうやって涼介にコンタクトを取ればいいのか・・と悩み歩く咲。するとクラスの荻原(荻原)が何かを必死で探している様子。

 

話を聞くと・・彼氏にもらったペアネックレスのペンダントトップを落としてしまい、探しているというのです。そんな話を聞き、咲はもちろん一緒に探します。

あちこち回りを探しますが、なかなか見つかりません。

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もう諦めようとする荻原ですが・・もう少し探そうと咲がいい、そこに陽希が通りかかります。

<またなんか首突っ込んでんのか・・・>と冷たい視線の陽希。

 

咲は手を貸してくれないからなぁ~とキラキラした顔で、陽希を見上げますが・・・陽希ははスルー。

 

咲 <ちぇーーそりゃそうか>と探し直そうとすると、陽希が戻ってきてくれたのです。

この時大翔の「ほんと優しくていいやつなんだ」という言葉が頭をよぎります。

 

3人で色々と探し、遠くでキランと輝くをペンダントトップを咲が見つけます。

しかし下校途中の歩く靴にあたり・・・カランカランと側溝近くまで転がってしまいます。それを急いで追いかける咲。なんとか溝には落ちず手で止めます。

 

そこを全く前を見ずに歩いてきた一人の男の子。思わず手を踏まれしまう・・と思いますが。またこの指輪がどこかに飛んでいってしまうかも・・と思うと手は離せません。

 

そんな咲を、陽希が強引に動かします。

 

陽希「・・あぶな。いい子ぶりっ子もここまでくると尊敬するわ。ってこれ皮肉な」

 

咲<でも なんだかんだ桜くんって 優しいってもう知ってる>

「ありがとう 桜くん!」

 

咲の手を踏みそうになったのはクラスの佐野。佐野が急いで謝り、荻原(おぎわら)も駆け寄ります。

無事に見つかったペンダントトップ。荻原はふたりにお礼を言います。

 

ここで咲は陽希に亮介への思いを伝えるのです。

咲「亮介さんは私がすごく困っているとき、助けてくれた人なの。あんなに嬉しいとありがとうでいっぱいになったことなかった。

 

だから私も困っている人を見つけたら、絶対助けるうって決めたんだ。それくらい私にはすごいことだったから。

それまでの私はどこにでもいるその他大勢で。埋もれるのはいつものことで、それをどうにかしたいとも思ってなかった。

けどそんな私に気づいてくれた人がいたってわかった時、初めて名前がついた気がした。

桜くんにいい子ぶりっ子って言われるのも嬉しい。それって困ってる人は放っておかないって、私になったから言われるって事でしょ?

 

あの日がなかったら、私は今もその肩書きさえないままだったもん。

でももう桜くんに、亮介さんへの手紙は頼まない。しつこくてごめんね」

 

陽希「亮介のことはもう諦めたの?」

 

咲「ううん!でも自分でどうにかできないか、もうちょっと努力してみようかなーって」

 

そこでクラスの佐野が「手紙くらい渡してやりゃいいじゃん」と声をかけるのです。

ここで同じクラスだということもあり、もういっそ下の名前で呼ぶことにしよう!と盛り上がる咲たち。

 

荻原は琴乃。佐野は美斗士(みとし)といいます 。

そんな佐野の一言がきっかけか・・・

 

陽希「いいよ。亮介と連絡取れるようにしてやる」

 咲<え!?>「えっ」

 

陽希「 だから手紙は自分で渡しな」

 

<ええっ!?念願だった 亮介さんへの扉が 突然開かれた>

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