咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第4話 別マ 10月号 2024 ネタバレ 感想 考察へ

咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第4話 別マ 10月号 2024 ネタバレ 感想 考察へ

1年生だけ 課外授業があるという いろはの学校。 阿久津は2回目です、。毎年この時期 地域ボランティアに参加をしていると言います。いろはのクラスは ビーチクリーン。

なんだか 阿久津は乗り気ではなさそうですが 「来てくれないと困る」といろはは焦ります。

 

阿久津「でも逆に 俺以外の人と話す チャンスじゃない? あ ほら 五十嵐とか」

いろは< 五十嵐さんとは・・確かにもっと話してみたい>

「だ・・だからって、サボっていい理由にはならない!」

阿久津「 はは  結構言い返すじゃん」

 

< 自分でもそう思う。前より自然に話せてる。 阿久津くんには>

 

 ビーチクリーン 当日。 なんと 阿久津 がいないではありませんか! 妄想の阿久津と共にクリーン活動をする いろは。

周りから見たら一人なので 、神山が声をかけに行こうとすると・・ 五十嵐がこう言います。

 

五十嵐「 前も言ったけど、神山って宝生さんに過保護すぎない? 神山のそういうの、一見いい人に見えるけど。 宝生さんを「かわいそうな人」 認定してバカにしてるじゃん」

 神山「そんなつもりな・・」

 

五十嵐「やってあげた気になって、気持ちよくなってるのは自分だけなんじゃないの?」

 

 妄想の阿久津とゴミ拾いをしますが 、一度現実の阿久津に触れてしまったからもう戻れないと思ういろは。

すると 岩場でカニを発見し、足を滑らせ 海に落ちそうになったいろは。その時 妄想の阿久津に思わず しがみつきますが・・・・

 

 なんと現実の阿久津、が引き寄せ 助けてくれたのです。

 阿久津は遅刻をしてきましたが、今日は もともと予定があったと言います。 これでもすぐに終わってきたと言いますが。

 

阿久津「 俺がいなくて寂しかった ?てか 何でみんなから離れて作業してんの? 話すチャンスなのに」

いろは「それは・・その・・なんか」

 

阿久津「 今までの俺との練習じゃ 自信持てない?」

 いろはは、確かにこのままじゃ 今までの練習が 意味がなかったことになってしまう・・と感じます。

 

阿久津「 俺に 自信持たせてよ」

 

 いろははみんなの方を振り返り、五十嵐を見つけます。 そして頑張って隣まで近づきます。

 振り返り 一度 阿久津の方を見ますが・・・ この前の 歓迎会の時の席のお礼を言うのです。

 

 いろは「あの時・・ど・・どこに座ればいいか ・・困ってた・・・から。わ・・私 人と・・絡みたくないって・・・わ・・・わけじゃなくて。話すのが下手・・すぎ・・て 。絡めないだけ・・・・で。

だから は・・本当に嬉しくて。も・・も・・ もう1回 ちゃんと ・・」

 

五十嵐「ちょっと待って。

 私 ずっと勘違いしてた。 大勢でいたくないタイプかと思って。 だから なるべく そっとしておこうと・・・・

あ」

 

そして五十嵐は急いで 神山の元へ向かおうとするのです。 しかし 砂に足元を取られ 転んでしまいます。 そこへ 神山が「大丈夫?」とやってきました。

 

五十嵐「ごめん 神山。 さっき 神山のこと ただの偽善みたいに言っちゃってごめん。

 私の勘違いだった。

 

私 自分が割と1人でも平気なタイプで。でも中学の時 それはかわいそうな人って思われて、やたらかまってくるクラスメイトがいたんだよね。

 その子は、人を助けてあげてる自分が好きなだけで。優しいとはちょっと違って 嫌な気持ちにしかならなかった。

勝手に決めつけられて嫌な思いしたはずなのに。私も 神山とその子が同じだって決めつけてごめん」

 

神山「 なるほどね。 俺は 宝生さんをかわいそうな人と思ってるつもりはないけど。純粋にクラス全員で仲良くなれたらいいと思ったんだ。

 でもそれも、押し付けがましかったのも事実だから

ごめん 宝生さん」

 

 そして 3人で謝り合戦が始まり、阿久津が納めてくれました。

 

 さっき 岩場にいたカニを捕まえてみんなに見せる 阿久津。

 神山は足がいっぱいなものが苦手だといい 後ずさり。 みんなで他愛もなく話ができ て い ろはは どうしようもなく楽しいと思うのです。

 

阿久津との帰り道。いろはは今日すごい進歩だった・・と言います。

 

いろは< 本当 今日の始まりはあんなに不安だったのに。 阿久津くんがいるとこんなに世界が変わるんだ。 もうこの世界しか欲しくない。

現実の阿久津くんが不在の世界には戻れない>

 

阿久津「 話す練習 もう大丈夫そうだね」

 

いろは< どういう意味な。もうやめるって事・・?面倒になったのかな。

確かに阿久津くんには何のメリットもないし。 突き放すための今日だっ?た だから遅刻してきたの? うまく言葉が出ない>

「・・・やだ」

 

 そんな言葉には阿久津が振り返ります。 そして、いろはは涙が出てくるのです。 涙じゃなく言葉で言わなきゃ・・・ そう思うのですが。

 

 すると 阿久津が、いろはを抱きしめるのです。

阿久津「 分かった分かった 。みんなにもっと溶け込めるようにって、言ってみたけどまだ俺が必要みたいだね」

 

 いろはは顔を上げ、ほっとします。

 

 いろは「す・・少し違う・・ うまく話せるようになったら・・・ そうなった私で・・もっと 阿久津くんと話したく・・・な・・なると思う。

 だから・・・ 阿久津くんじゃなくても大丈夫になることは・・・ずっと ない・・から」

阿久津「分かった」

 

いろは< 今までで一番うまく伝えられた気がする。 でもまた 伝えてない気持ちもある>

 

 そして次の日。 教室で 阿久津がいろはの横を通り過ぎる時に「おはよう」と挨拶をしてくれました。

いろは「お・・おはよう。 阿久津くん」

 

 振り返る 阿久津。

<まだ  恥ずかしくて 伝えられない、 ありがとうだけじゃないこの気持ち>

 

 いろはのすごい 進歩に感動してしまいますが・・・こんなに優しい 阿久津 ですが、特別なのは いろはだけなのでしょうか?? クラスメイトと少しずつ 和み始め 楽しい高校生活が始まりそうな予感。 いろはは恋心に気がついていますよね 〜次回も目が離せません!!

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