咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第1話 別マ 7月号 2024 ネタバレ 感想 考察

咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第1話 別マ 7月号 2024 ネタバレ 感想 考察

高校生になった宝生は、休み時間のたびに いつも クラスから抜け出します。 入学して2ヶ月近くたち 周りの子達から声をかけられても話ができません。

休み時間のたびに 中庭 へ抜け出し 先輩と話をするのです。

 

先輩「 今 俺と話してるみたいに話せばいいのに」

宝生「 そんな簡単なことじゃないんだよ。 私にとって先輩は私にとって特別だし」

 

 先輩と初めて会ったのは 町の図書館だった。

人と話すのが上手にできない私にとって 誰とも話さなくても不自然じゃない図書館は 居心地のいい場所。

 

宝生の前に座る その制服の先輩は、私の行きたい高校。でも私にはちょっと 偏差値高いんだよな・・・

すると 先輩のお腹からグーッと音がします。 目の前の先輩は手で<ごめん>としてくるのです。

 

 宝生は持っていた 2つ粒入の飴を渡します。 余計なことをしたかな・・ とも思いますが 一粒食べ 先輩は <これ美味しい >と ジェスチャーで伝えてくれるのです。

 

 先輩「クラスで友達作りたくないの?」

宝生「いいんだ!先輩がいてくれるし!」

 

先輩「まあ俺はいつでもいるけど」

宝生<先輩がいてくれるから 私はそれだけで十分>

 

  先輩と話をした後の笑顔を クラスメイト・神山に見られてしまい。 すっと表情を戻す 宝生。

 

するとその神山から「 今日のクラスの親睦会 ボーリング なんだけど来る?」と声をかけられるのです。

宝生「 無理」

< 今の 答え方〜〜〜!もう何で私って・・・・!ごめんなさい、 コミュ障で。どうか怒らないで>

 

周りのクラスメイトは「あーやっぱりー」という雰囲気。交流したくない人もいるんだから無理に声をかけるのはやめれば〜と言われますが。

 

 さっきの表情が気になるクラスメイトの 神山。

 

クラスで声をかけられた件を、中庭で先輩に話をします。

先輩「まさか 声かけられて本当はこんなに喜んでるとは思ってないだろうね 。クラスのみんなも」

 

 宝生「・・何か言わなきゃって思うんだけど、途端に頭の中がぐちゃ ーーってなってどの言葉 選べばいいかわかんなくなっちゃう」

 

先輩「 俺が同じ高校だったから良かったけど もし俺がいなかったらどうしてたの?」

宝生「だからこの高校に来たんだよ 。ここ 偏差値 そこそこ高いから大変だったけど」

 

先輩は図書館で、宝生に自分が使っていた問題集をくれたのです。 この間の飴のお礼にと。その問題集には「 阿久津 想」と名前が書いてありました。

 問題集には先輩の書き込みがたくさんあってすごく頑張ったんだろうと思え、 自分も頑張れた宝生。

 

 そんな中庭にいる宝生を見つけた 神山。とても楽しそうに笑う 宝生の笑顔を見るのです。

そして 帰り道 。もう一度宝生に ボウリングの声をかける 神山。「 チーム分けに来てくれるとちょうど助かる」と頭を下げられるのです。

 

 また声をかけられ お願いもされてしまい・・先輩の顔が浮かび 思わず こくりと頷くのです。

 少しでも役に立つなら・・と勇気を出した自分を褒めたい・・

 

 神山は親睦がメインだから気にしないで、楽しもうと声をかけられますが・・

 なかなか話ができません。

 ボーリングもほぼ初めて。 ヘナチョコで投げますが ことごとく ストライクを出すのです。 みんなからも面白いと言われ 、先輩に報告がしたいと思う 宝生。

 

 朝早く学校へ行き、先輩のもとへ向かおうとすると・・神山が宝生に声をかけます 。

精一杯の宝生は、ペコリと頭を下げるのみ。

 

 宝生が教室を出ようとすると

神山「どうしていつも教室 出て行っちゃうの?」

宝生は先輩と早く が話がしたいのです。

 

宝生「 え・・・と ひ・・人と・・・・・はな・・・話・・・あって」

神山「そっか。 じゃあもう やめなよ、それ」

 

 宝生「そ・・「それ」・・・って?」

神山「話してるってさ。 何組の誰と?」

 

宝生「お・・お・・同じ学年の ひ・・人じゃ・・・ない・・・・から」

 

神山「うん。 俺 見たよ。 旧校舎 側の中庭で。

悩みとかなら俺でよければ話していくし 。クラスのみんなとだってもっと話してみなよ。 話してくれなきゃ みんなだって 宝生さんのことわからないでしょ?

 だから話してみて 。宝生さんのこと。その方がよっぽど ・・・宝生さんの頭の中にしかいない、 実際にはいもしないやつなんかと話すよりよっぽど・・・」

 

 するとそこにクラスメイトを続々やってきて、やばい話が聞こえてきた〜なんて ざわざわしてしまいます。 神山が宝生を連れて 教室を出ようとすると・・・

 

宝生「・・ いるもん・・」

< 人と話すのが上手にできない。 それで誰かに 迷惑かけたかな>

 

 昔から自分がしゃべることで周りが気まずい思いをさせることがあり、 友達からそういうの聞きたくない・・・そんなこと言うのやめなよ・・と言われる場面があった宝生。

 <何を言えば ひどくない? どう言えば誰も嫌な思いしない? 私は人と話すのが上手にできない。

 だから言葉がなくても大丈夫だと思える 私だけの特別なエピソードが必要だった。

 頭の中で何度も繰り返した、あのやり取りが支えだった。なのに・・>

 

宝生「・・いるもん・・・ 阿久津 想はちゃんといるもん・・・・」

周りのクラスメイトは 「名前までつけているのか ガチで怖いかも・・・」

 

 するとそこに「なーに 泣いてんの」

 

 振り返る 神山は「え・・ 誰?」

「 俺が<阿久津 想>だけど。 諸事情で休んでたけど、今日からこのクラス なんで、よろしく」

 

 そして 宝生を連れ出し 、話があるからちょっと出ようというのです。

 振り返り みんなに 「ごめんね 実在してて」と阿久津。

 

 周りのクラスメイトたちも 神山の早とちりだったんだな〜ということに。そういえば 1人来ていないやつがいたとも・・

 

 屋上で話をする 阿久津と宝生。

 

阿久津「 教室に入ろうとしたら ちょうど入れる名前が聞こえてくるからさ。 てか 本当にうちの高校に来たんだな。

俺のあげた 問題集を役に立った?」

 

 宝生は頭が混乱して、いつも以上にうまく話せる気がしません。

 

 しかも「 妄想の俺と話をしてるとかって?」と言われてしまい・・気持ち悪いと思われると構えます。

 

阿久津「 まあいっか、 そんなん」

宝生<無理に踏み込んで来ようとしない。 それでいて拒絶しないでいてくれる。 やっぱり先輩は特別>

 

宝生「・・ 人と・・・話すの・・が に・・苦手で。・・・そ・・ そんな私でも・・・話さなくても図書館・・・・・

 先輩と・・コミュ・・コミュニケーション・・・取れた・・・気がして。

そ・・その事実を・・・さ・・支えに し・・してたから・・」

 

< 先輩のいない学校で 今日までずっと 妄想だけが支えだった>

 

 阿久津「そっか。 じゃあ 入学して俺がいなかったから びっくりしたでしょ」

頭はブンブンと振る宝生<した・・!どこのもいなくて・・・>

 

阿久津「だよな、 うん。お待たせ。 今日までよく頑張った」

 阿久津は初めて 図書館で会った時のような笑顔。

 

阿久津「 てか 普通に話せてるじゃん」

宝生「せ・・ 先輩は特別だから・・・」

 

 阿久津「あ 俺もう先輩じゃないクラスメート ね」

 

 顔の近くでそう言われ、思わず 真っ赤になり 後ずさりしてしまいます。

阿久津「 1年間 よろしく」

 

 <そうだった・・ 本物の先輩。 でも 先輩なのにクラスメート・・? 私の頭は疑問符でいっぱいだよ 先輩 >

 

先輩なのにクラスメイト??その事情とは一体何だったのでしょう ??話し下手の宝生に 学校生活の明るい日が刺しましたね!妄想が現実に?? 次回も楽しみに 〜

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