南塔子新連載「恋のようなものじゃなく」別マ 8月号 2021 第9話 ネタバレ あらすじ 感想 考察
<さっきまで うまく息ができなくて すごく苦しかった。今やっと 呼吸できたような・・・>
突然現れた千耀にびっくりする未仁。旅行から今帰ってきたと言います。
千耀が未仁と伊鶴の喧嘩の理由を尋ねると、未仁は目にゴミが入っちゃっただけだから・・とごまかしてその場を去ります。
未仁<避けられてるって 気になって仕方なかった。彼女に会いに行ってるって 知ってショックだった。
さっき千耀くんが来てくれて 何も考えられなくなった。
大好きな幼馴染の友達。それだけだったら きっと こんなに感情を揺さぶられたりしない>
未仁は千耀と撮った写真を見つめながら、はっきりと千耀が好きだと確信します。
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そしてこの前の夏祭り大会で約束したメンバーで、今日は花火大会。みんなが揃いますが、伊鶴と会うのが気まずい未仁。
全員が揃ったと思ったところに、七緒が浴衣姿で行ってきたのです。予定を変更してわざわざ来てくれたようです。
でもなんだか様子がおかしいことに、未仁は気になります。
伊鶴には、この前心配してくれたのに誤解させてしまってごめんね・・と謝りますが。もう気にしていないよ~と笑顔。
伊鶴は未仁に優しく接します。やっぱり期待させてもダメだし、みんなにも誤解させてしまう・・・千耀にはっきり恋をしていると確信した今だからこそ、はっきり断らなきゃ・・と思う未仁。
ここで偶然、千耀たちのグループと遭遇します。甚平姿の千耀を見て思わず未仁はうれしくなってしまいます。
千耀の友達・牛尾は、七緒が来ていることに少しびっくりしながらも、目で追っています。七緒はデートの予定だったのに、変更してくれたと思っていた未仁。
すると七緒から「別れたしね」と一言。でも七緒がふったみたいで、冷静に唐揚げを食べているのです。
毎回こんな感じだったから驚くこともないかな~と未仁。しかし今の彼とは、学校が違っても1年近く続いていて、七緒をにとって今までの彼とは違ったのではないかな・・と思うのです。
そろそろ土手でシートをひいておこうという話になりますが、七緒は「いちご飴を買ってくるから先に行ってて」といいます。
やっぱり気になる未仁は追いかけようとしますが、先に牛尾がさっとを追いかけます。
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人目のないお寺の境内で腰を下ろす七緒。そこに牛尾も 話を聞くよ。と座ります。
七緒は特に親しい友達でもないのに・・と思いながらも、ぽつりぽつりと話し始めるのです。
七緒「・・・・さっきみんな私が彼氏を振ったって、決めつけてたじゃん」
牛尾「まさか・・・堀妹が振られたん?」
七緒「・・・いや 別れようって言ったのは私だけど。・・・だって!浮気してんだよ、アイツ」
偶然浮気現場を見かけたという七緒。しかも相手の女の子は七緒よりも背がとっても小さかったというのです。
「何が腹立ったかって・・・相手の女の身長!!私には散々背が高い方が好きだって言ってたくせに、よりによって・・・」
牛尾は彼氏の悪口を言うでもなく、慰めるわけでもなく隣に座ってくれています。
もうすぐ花火が始まります。七緒は牛尾に戻るように言いますが・・牛尾もここに残るというのです。
牛尾「堀妹 身長何センチ?」
七緒「・・・・172」
牛尾「お 俺 173。1 センチだ勝った。俺成長期だからもっと差つくな、きっと」
七緒「私だって成長期だよ」
<変なやつ。でもさっきまで胸の奥にドロドロ溜まっていたものが、軽くなっている気がする>
未仁は七緒が戻ってこないことを心配しますが、千耀たちは牛尾もきっと一緒にいるよと言うのです。今日の牛尾の様子を見て、気づいたというのです。それを未仁に伝えます。
「牛尾 あいつ好きなんだよ、堀妹のこと」 「・・・えっ」
思わず未仁は顔を赤らめてしまいます。最近自分の好きという感情を自覚したばかりだから、なんだか牛尾くんに連帯感・・
すると近くで、ソースで ベタベタにしてしまった小さな男の子とお母さんの親子を見かけます。
どうやらティッシュを使い切ってしまい、持っていない様子。未仁は自分のティッシュを渡しに行きます。
そんな姿をニコニコと眺める千耀。すると未仁は、下駄でバランスを崩してしまいそうになります。それを千耀が受け止め・・・思わず近くにある千耀の顔に、真っ赤になってしまいます。
二人並んで打ち上がる花火を見ますが
未仁<次々打ち上がる花火のように 胸の中で 気持ちが 次から次へ と溢れた
好き 千耀くんが好き >
千耀への気持ちをはっきりと確信した未仁。伊鶴への返事も間近ですね~来月も伊鶴が動きそうな・・・波乱の展開でしょうか??お楽しみに!