RIDE.377 箱根学園キャプテン、泉田
前週、箱根学園チームメイトの雪成が、
雪成「やつは今から最速の槍になる」
といった所からはじまりです。
泉田がジッパーを閉める意味を岸神に問います。
岸神「筋肉が見えなくなる以外ない」
との答えですが、泉田は一気に表情が変わり、
泉田「閉めるんだよ。ボクはこうやってジッパーを」
泉田「本気の時はね!」
と、ジッパーを閉めると「あっブウゥ!!」
の掛け声とともに一瞬で、岸神に追いついていきます。
泉田「言われてるんだろう御堂筋くんにスプリントを取ってこいって。」
泉田「この程度の加速では倒せない”4番”を背負う箱根学園のエーススプリンターは!!」
っとさらに加速して引き離していきます。
岸神は口を開けたまま唖然としています。
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泉田は想像もできないほどの業と重責を背負っているのだ・・・と言うのでした。
(回想)
1年前の箱根学園の部室で、後輩に指導する泉田はキャプテンそのものといった感じです。
しかし、敗北した後の箱根学園での立場は難しく、キャプテンが誰になるのかは、
皆の胸の中は様々な思いが渦巻いていたのでした。
箱根学園でのキャプテンは、歴代全員がクライマーかオールラウンダーがキャプテンだと決まっていたのでした。
というのも、最後の勝負どころで指示が出せないことが原因らしく、みんな色んな事を話しているのでした。
そこで、部室に幹部だけ集まって泉田に話をするのでした。
雪成「変な空気が広がっている。キャプテンがスプリンターで本当に勝てるのか、という空気だ。直訴した奴もいるらしい」
泉田は、落ち着いて聞いています。
泉田「知ってるよ雪成。」
泉田本人も一年のまとめ役に言われちゃんと知っていたのでした。
そのことに怒る雪成です。でも、それを泉田は
泉田「みんな箱根学園を心配しているからだ・・・」
と落ち着いて答えます。
泉田「皆、誇りを持っているからこそ騒ぎになった。」
泉田「雪成、きみに頼みがある…キャプテンを…」
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と言いかけます。雪成は泉田の胸ぐらを掴んで、
雪成「その誇りってのを誰より一番抱えてんのがおめーじゃねーのかよ!泉田塔一郎!!」
というのですが、泉田の表情が一変し、
泉田「僕は初日のスプリントで敗北した!」
と怒鳴り返します。初日のゼッケンをとれなかったことが敗北の原因だと泉田は言います。
雪成「歴代のスプリンターのキャプテンがいないなら歴史を作ればいいだけだと。」
と言い返すのですが、泉田の目からははポロリと涙がこぼれます。
泉田「罪を負った人間が上に立つわけにはいかない。雪成・・・キャプテンはきみがやったほうがいい。」
と言って去っていく泉田です。明日、部のみんなに話すと言って部室を出ます。
帰る準備を終えて帰ろうとする泉田に葦木場が「少し走らない?」
と誘うのでした。という所で今回は終わりです。
箱根学園もいろいろあるんですねー。もちろん総北にもがんばって欲しいですが、岸神にはあんまり負けてほしくないですねー。でも、またドンデン返しあるような気がするんですよねー・・・。