別マ ネタバレ10月号 2017「君に届け」121話 感想考察
引っ越しの準備をコツコツ一人で始めた爽子。
爽子の引っ越しの前に、風早の引っ越しがやってきました。
家から車で1時間ぐらいのところに住む風早。少しずつ荷物は運んでいたものの、来週の頭にガスの開栓をして、その日が風早の引っ越しになります。
風早は爽子を誘い、爽子は引っ越しの手伝いをすることになりました。
風早に会えること、風早の新しい新居に行けることに、とても嬉しい爽子。
「ギリギリまで、いてもいい・・・?」
なんて風早に聞きます。「うん、うれしい」
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初めての一人暮らしの部屋に、これからきっと何度も来れる場所になるんだと爽子はドキドキしています 。
キッチン周りや、洗面所周りの片付けを担当する爽子。
ダンボールから食器を出していると、お茶碗が一つ出てきました。
<一人暮らしって感じだな>と思う爽子。
他のダンボールからは、箱を取り出すと・・・なんと爽子が作った不出来なシーサーが出てきました。それを風早は玄関に飾り、「守り神!」と爽子に微笑みます 。
爽子<私の存在を 置いてくれた・・うれしい・・>
夜ごはんはカレーを作ろう、とスーパーに買い出しに行きます。
食材を選びながら話をする二人。爽子は何だかこれって新婚さんみたいで楽しい・・と嬉しくなってしまいます。風早も同じように感じて照れてしまいます。
すると風早は雑貨を見に行こう言い出します。
風早「選んで、黒沼の。黒沼専用のやつ。そばにいても、いなくても使うのは黒沼だけね」
とマグカップを選ぶように言います。
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風早「さみしいよ、すごく。だけど離れる分、今までよりいろんなことちゃんと言うから。聞くから。黒沼も、俺のことわかんなくなったら、何でも聞いて。絶対大丈夫だから」
新しい生活よりも、離れる現実を感じて、少し不安になっている爽子のことを、風早は気づいてくれていたのです。
爽子「私を・・不安にさせないように誘ってくれたの・・?」
風早「・・俺が一緒にいたかった。黒沼とのこれからを、俺がちゃんと感じたかった 」
離れていても風早の隣が、自分の居場所だと思える・・爽子は感じます。そして、私たちは大丈夫だ・・そう思いました 。
爽子「風早くん、だいすきだよ」
風早「・・・俺も だいすき。黒沼だけ だいすき」
頬にそっとキスをする風早。そして、二人はキスをします 。
そろそろ送って行く時間になり、時間が経つのが早すぎると二人は感じます。そう思いながらも、駅に向かいます。
爽子<あっと言う間に私も引っ越しの日もくる。そしたら もうしばらく こんな風には会えない >
電車が到着しますが、爽子は電車に乗ろうとはしません。
「乗らないと出ちゃうよ」と手を出す風早。
爽子は風早の手を握り・・・ホームに爽子と風早を残し、電車は行ってしまいました。ホームでは風早に抱きつく爽子。
爽子「・・帰りたくない ・・・」