別マ ネタバレ 4月号2017「君に届け」117話 感想考察
お風呂上りのピンはくしゃみが止まりません。「風邪ひくからドア閉めろ!!」なんて言いながら矢野ちんを部屋に上げてくれました。ピンなりに気を使ってくれ、コーヒーを入れてくれました。
ピン「・・言いに来たんだろ」
え?・・ドキンドキンが走る矢野ちん・・
ピン「おまえ、まだ若いしよ。未来があるよ」
矢野<振ろうとしてる・・?まだ・・何も言ってないのに~>
大泣きする矢野ちんに、おまえはよく頑張った!一度や二度の失敗で死ぬわけじゃないし!!なんて、なぐさめてくるピン。
まだがんばってない・・と矢野ちんは言います。
ピン「あきらめて他いくか?それとも浪人するか!?」
矢野「・・・・・・え?」
すっかり第1志望の大学に落ちたと思いこんでいたピン。そういえば・・・
きちんと第1志望、合格を伝えます。
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ピン「俺がどんだけ待ったと思っ・・今日1日!!ずっと!!おまえが来るのを待ってたよ!!」
心配してくれて、自分の事を待っていてくれたことに、また涙してしまう矢野ちん。
コーヒーで乾杯です。「乾杯!!やったな!!」
素直に「うん!!」と言う矢野ちんに、おまえが素直すぎると気持ちわりーな!なんて言われてしまいます。
ピンが頭を乾かしに行ったところで、勝ったチョコをカバンから取り出し、机の上に置きます。
うん、大丈夫、受験がんばれたでしょ、ここまだ来れたでしょ・・と自分に言い聞かせます。みんなのガンバレ!の顔を思い出しながら・・
ピンが戻ってきました。机のチョコに気がつきます。そういえば、バレンタインデーだと思いだすピン。
矢野「ピンに!!それ!!あげる!!・・・・義理チョコじゃな・・・・・・」
ピンははっとして、言います。
ピン「・・言わねー方がいーぞ」
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矢野<・・知ってる?・・・・あたしの気持ち・・・知ってた?>
矢野「でもだめだよ、言う!!だってピン言ったじゃん!!がんばった奴は立ち直れるって!」
矢野「・・・・・・・あたしは ピンがすき!!どーしよーもないの!!」
そのチョコも何度もやめようと思ったけど、やっぱりあげたかった・・受け取るか受け取らないかはピンの自由だけど・・そう矢野ちんは言いました。
箱のリボンをほどき・・ピンはきちんと食べてくれたのです。
ピン「コーヒーと合うな。うん、うまい」
ドキドキしながら返事を待つ矢野ちんに、まっすぐな視線でピンは言います。
ピン「・・・10年はえーんだよな!わりーが範囲外だ!」
思いっきりの笑顔で言われてしまいます。
矢野<ふられたーーーーー!!ちづ!爽子!あたし失恋しちゃったよー!!>
矢野「やっぱだめかあ!」
振られましたが、最後にもうひとつだけ・・
矢野「生徒としてとかじゃなく、あたしとして・・!1回でもかわいいと思ったことなかった・・・!?」
ピンは少し笑い、矢野ちんのおでこをどつきます。
ピン「ねーよ!!」
・・完全玉砕だあ!すっきりした矢野ちんが帰ろうとすると・・
「忘れもん」と何かが頭に飛んできました。
「ほい」と差し出されたのは・・袋に入った消しゴムです。そう・・あの初詣の時に約束した・・
ピン「・・それはおまけだ。合格祝いだ。ほめてやる!」
ピン「おまえは優しい奴だ。他人の事で怒ったりへこんだり笑ったりできる。・・ちゃんと自身持っていい。この1年のおまえは限界を超えてよく頑張った!おまえは大丈夫だ!失敗してもだ!俺は・・おまえのことを信頼してる!・・矢野、合格おめでとう」
矢野「・・・ありがとう、先生」
帰り道にさっきの出来事を思い出しながら、矢野ちんは帰ります。すごく励ましてくれたこと・・甘いものが苦手なのに、チョコを全部食べてくれてこと・・
そして、お守りにしていたのど飴の袋を開けて、食べるのです。
矢野<ね、10年後、恋じゃなくなってもさ、あたしいい女になれてるかな。ピンに恥ずかしくないような大人にさ、なりたいな>
ピンの「大丈夫だ!!」の笑顔を思い出して
矢野<・・うん うん、きっとあたしは大丈夫>