『この漫画がすごい!2016』第3位に選ばれたみたいです!
確かに、一見すると優等生・・・でも、勉強は全く出来ず、運動もだめ・・・でも、目配りがよく利いていて、細かいところに気が付くその鋭い言動が、何か惹かれてしまいますよねー^^少しお休みだったみたいですけど、今回から連載再開です!
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10話 考えるのはいつだって”誰か”のこと
育<世界にはバカがあふれている>
今回は、頭がいいけど、メガネで見た目がオタクっぽいというか、パッとしない感じの小4の男の子の登場です。名前は「桐谷育」。この子にはあまり頭がよくなそうな姉がいます。その姉が、雨の中、傘を町田くんに貸してもらったみたいで恋をしたようなのです!
そうなると、どんなやつか気になるのが弟のサガってやつですよね^^
ということで町田くんの調査となるわけですが、何と学校に町田という名字の同級生がいたので<そいつの兄では?>という発想が思い浮かび聞いてみることに。
同じ学校の同級生の町田くんの所にいってみると、金魚の世話をしているのはいいですが、金魚がさみしくならないように金魚の絵を水槽の内側に、服を濡らしながら貼っているのでした(笑)
育<こいつバカだ>
聞いてみると、やっぱりその町田くんには高校生の兄がいるようで、傘に名前が「一」とかいてあったので、名前も確かめたところビンゴです。ということで、
育「町田くんの家遊びに行っていい?」
町田(弟)「いいよー」
と二つ返事でOKです!
そうして、その場を後にするのですが、周りの生徒が町田弟に「あいつ性格悪いから嫌な気分になるぞ!」と助言をいれにきます。育にもそれが聞こえていたので、<もう無理っぽいなー>と悟るのでした。
育の姉は、今まで嫌な彼氏(ヤンキーやナルシストや下品など)を連れて来てばかりだったため、17歳ということもあり、変な男と結婚されたら<たまったもんじゃない!>と常に育は考えていたのでした。
育が1人で帰ろうとしていると町田(弟)が呼び止めてきます。
町田弟「桐谷君帰ろー?うち来るんでしょう?」
何と!?
さっきの事があったのに全く気にしていない様子です!
育<すげーバカなのか>
と思いますが、とりあえず行ってみることに。そして、家に着くと「友達来たよ」と紹介する町田弟に育は、「友達ではない」と言ってかなりひどいこといいます。しかも、他人の家に来ておいて、「勉強をする」といって勝手に自分のことをやり始める育です。でも、
町田(弟)「へー家でも勉強するんだ!だから頭いいんだ!俺も勉強しようっと。」
というのでした!意外な発言に驚く育です。育はこの行動を取るとノリが悪いとかで引いたりするのがわかってしているのでした。
そうして、5時まで待つと、
遂に、町田くんが帰ってくるのでした!
町田弟にかっこいいと聞いていたのですが、<冴えない!>というのが育の印象。でも、<優等生風!?>と思ったのですが、ものすごいタイミングが良くテストを落とす町田くん・・・。数学32点です(笑)悪すぎです(笑)
育<バカじゃん!(めがねのくせに)>
何かメガネだと頭いいって印象があるのは確かですよね(笑)
育「町田くんもたしか成績悪かったよね?」
町田弟「うん。勉強苦手・・・。」
育「バカの遺伝子・・・」
と言ってしまいます・・・。”えっ”という顔をする町田君です。
用は終わったと、さっさと帰ろうとする育。
その育に、
町田くん「モノサシはひとつじゃないよ?」
と笑顔でいうのでした。意外という顔をする育です。
帰るとさっそく育の姉に頭が悪いからやめておけという育。
育姉「勉強できなくったっていいじゃん!」
育「勉強できないって事は、どういうことかわかるか?」
育「確率の問題だ。学歴が低いと低所得になる確率を上げるということだ。姉ちゃんは自分に家計を支えるほどの経済力を得る自信があるのか!?」
と小4ではありえない洞察力を発揮します(笑)
もちろん姉もまともには言い返せないですが、「そんなんだから友達出来ないんじゃん」と返し、「お姉ちゃん心配してくれてるんだよね」っと抱きつくのでした。もちろん優しい姉にそうされては、満更でもないという感じの育。とりあえずここは町田くんはだめということで、1件落着してしまうのでした^^;
次の日、姉にかわって町田弟に傘を返してしまいます。これで、もうきっかけはなくなってしまいますよねー^^;
育はもちろん自分で性格が悪いことは知っています。なので、町田家に行ったときの態度が悪かったことも知っています。でもその時に、
町田弟「次いつうち来る?」
ッと誘ってくれたのでした・・・。少し困惑しますが、
育「用が済んだからもう行かない。」
と答えてしまいます。
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後日、1人公園でいろんな子たちが仲良く大勢で遊んでいるのを見ながらブランコに乗っている育。
タイミングよく、町田くんが来ます!
町田くんも弟から育が「家に来ない」と言ったことを聞いています。
そこで、弟と仲良くしてやってほしいとお願いする町田くん。すると、育からすごい発言が
育「あいつはいいやつだ。」
驚いた顔をする町田くん。
育「噂話に惑わされないし、素直で相手を肯定する気持ちを持っている。」
育「バカだけど」
育「すごいやつだ」<本当に>
町田くん「じゃ、なんでうち来ないの?」
育「人と仲良くできない。」
育「俺はすぐ人に対してバカだと思ってしまう。なんでうまくやれないんだよって思ってしまう。嫌な奴だ。」
育<でも、俺は自分を曲げられない>
育「友達を作る資格なんてないんだ。」
町田くん「俺は好きだよ。桐谷君の性格。」
町田くん「こないだは誤解してごめんね。」
町田くん「君はミツオ(弟)をきちんと見てくれるような、たくさんのモノサシの持ち主だ」
町田くん「バカっていうけど、その人達をさげすんでるわけじゃないだろ?」
町田くん「君は、かしこいから相手のできない部分をどうにかしてあげたいって思うんだね」
<ああそうだ。オレはバカが嫌いなわけじゃなく──────>
後日学校でまた町田弟を見かけて話しかけると今度はアリの巣が踏まれないように石で囲いを作っているとのこと・・・(笑)
育<やっぱスゲーバカだな。こいつ。>
と思っていまうのですが、
育「ミツオって呼んでいいか?」
町田弟「いいよ。じゃあおれも育って呼んでいい?」
育「・・・・・・いいよ。」
となるのでした^^
最後に、育が姉に町田くんをやめておけと言ったのは、相変わらず撤回されていませんから、姉ちゃんが違う彼氏を連れてくるのですが、
それが、
”モヒカンのかなり厳つい感じの彼氏”を連れてくるのでした(笑)
育<オレが間違ってた!町田はじめにしてくれ!>
というオチで終わりです^^
相変わらず少し違う視点でいいですよね^^次号も楽しみです。