スミカスミレ ネタバレ 44話(ココハナ2017年12月号)感想考察
すみれは今こんなに幸せなのに…屏風の呪縛はとけません。
すみれの願い「…青春を楽しみたい…」
鍵となる言葉が変わったのか、成就とみなすにはまだ何か足りないのか…
すみれは十分青春を楽しんだのに…と思います。
黎「いずれにせよ、私が手助けをしてあなたの願いを叶えるとこで屏風の呪縛は解けるはず。
落ち着いて今のまま、あなたの望んだ通りの青春を楽しめばいいのです」
微笑みながら、黎はそう言います。
夜中に目を覚ましたすみれ。
寝ながら肩の痛みに耐える黎のことが気になります。
すみれ〈このまま成就するのが遅くなったら、黎はどうなってしまうの…すみれになって7年半 高校生としてキラキラを体験して、でもそれだけじゃだめだった。
社会人になって仕事を覚えて、やれることはやってきたけど、私の青春を楽しむってなんなの〉
スポンサーリンク
買い物に出かけるすみれと黎。楽しく買い物をしているとそこに紅林から連絡が入ります。
取り直しがあるので、来週撮影に来てほしいと言います。
撮影所にすみれが行くと、そこには誰もいません。そこには紅林だけがいました。
撮影は後日になったと聞き、すみれが帰ろうとすると、紅林がすみれの手を握ってきます。
紅林「綺麗な手だ。とても67歳には見えない」
びっくりするすみれ。
紅林「不思議に思っていたんだ。あなたは年の割りには昔のことを知りすぎている。
それもそのはず、あなたは何らかの方法で若返っていた。そうでしょう、如月 澄さん」
突然のことで、なんとかごまかし帰ろうとしますが…手が震えてしまうすみれ。
紅林「あなたに身の危険が及ぶことはない。どうやって若返ったのか、その方法を僕だけに教えてくれれば」
すみれ「おっしゃっている意味がよくわかりません 」
すみれは震えながらそう答えると・・スタッフの1人がたまたまやってきて「今日って何かありましたっけ?」と話しかけてきたのです。
すみれはなんとか帰ることが出来ました。
スポンサーリンク
涙しながら走って帰るすみれに黎が手を引きます。
黎はすみれの後を追って来てくれたのです 。
すみれは黎に、紅林に自分が澄だということを気づかれてしまった・・と伝えます。すると黎はすみれを抱きしめました。
黎はすみれに、自分と紅林のことを話し始めました。
黎は二度目にすみれを若返らせた後、瀕死状態でした。その時に救ってくれたのが紅林だったのです。
紅林は黎を連れ帰り、意識が戻るまで自分の部屋にかくまってくれたのです。
黎の肩の傷を見ても、紅林は驚きませんでした。
紅林「この世の中にはお前みたいな化け物より、よっぽどバケモノで醜悪な人間がのさばっているからな」
再びすみれと出会うまで黎は紅林と同調し、そんな人間に復讐するような気持ちで、とてもすみれには言えないことをしたと言います 。
そう告白する黎に、すみれは大きく腕を伸ばし
すみれ「どんな黎でも受け止めますよ。私がついている!」
そして黎をぎゅっと抱きしめます。微笑みあうふたりにすみれの携帯が鳴ります。
紅林からのメールです。
「黎へ伝えて下さい。9日20時下記の場所に一人で来るように」
当日、紅林は古いフィルムで映画を見ていました。どこを探してもなかったすみれが大好きだった「秋桜の咲く頃 」
そこには一人の女優の姿が・・
黎がやってきて
黎「これがお前の母親か?」
紅林「よく調べたな。さすがだよ。そうだよ、俺の母親だ。俺を妊娠して、この作品を最後に銀幕からそっと消えていった、俺の母親だよ 」