ちはやふる ネタバレ 179首(ビーラブ7号2017年)感想考察
10月上旬、太一は二者面談を受けて、「勉強時間は確保できているのか?」と担任から言われます。模試の結果が少し下がっていたので、担任に注意されたのです。
学校にの帰り道に、前方から歩いてくる周防に出会います。トラックの大きなクラクションに耳をふさぐ太一と周防は二人並んで横断歩道を渡ります。
帰宅した太一に母親から、模試の結果が下がったことに注意をうけます。小言を言いながらもてきぱきと家事をこなす母親に一言。
太一「母さんてさ、うるさいけど所作はきれいでうるさくないよね」
母は手を止めて太一を見ます。自習室に向かう太一。
千早は5時に起きて勉強するつもりが、目を覚ますと8時で、大慌てで家を出ます。かるたもやって、同じ時間勉強をする千早。
千早母「だれかが全力だしてるの、お母さん初めて見てる気がするわ」
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10月中旬、かるた記念大塚会館にて名人・クイーン戦東日本予選が始まります。
いつもは読手の五十嵐さんが今回は出場者です。今日の読手は廣田さんと小峰さんです。
扉が開き、入ってきたのは赤ちゃんを抱っこした猪熊さんです。今回は翠ちゃんと応援に来た猪熊さん。
千早は田丸の姿を見つけて、出場する田丸にうれしそうです。
「私、まだ埼玉咲良会ですから先輩とは的同士。すぐ当たってもおかしくないです」
瑞沢での出場ではないことに、戸惑う千早です。
次に肉まんくんの姿を見つけるます。翠北会の新キャラカワセミのスイッピのTシャツを着る肉まんくん。
肉まん「おれはまあ、準備不足は否めねーから本気じゃねーけど。女子はユーミンのほう応援すっからな」
と言われます。かなちゃんと机くんは模試で来ていません。ザワザワとする会場内で、一人で千早は立ちつくします。
ポケットの中で携帯にメールの着信があり、電源を切ろうとしているときに太一を見かけます。声をかけますが、気づかれません。
千早<私たちの 約束の試合・・>
「クイーン戦予選は2階ですよ」と声をかけられ、2階へ向かう時に「いたっ」と足の爪を見ると、欠けているではありませんか。準備不足・・と一瞬思いますが、たいしたことないと気を取り直します。しかし、絆創膏を持ってきてないことに気がつきます。
千早<準備不足>
そう思った瞬間、ポーチを落としてしまいます。
そして、1回戦。相手は西高の2年、速水さんです。
かなちゃんが以前に当たり、いろいろ言ってくれたのに覚えているのは「書道が大好きな人」とそこしか覚えていません。
千早<準備・・してきたよ?してきた?準備・・クイーン戦につながるたったひとつの道。1回戦。私は本当に準備してきた?>
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田丸兄は今日こそ主役になろうと意気込みます。対戦相手は太一です。太一を見て思うのです。
田丸<わかってる、ずるいよな。なにもしなくても主役の空気を持ってるやつ。ドラマチックななにかを持ってるやつ>
そして太一に声をかけます。
田丸「あれ?君って・・登録、白波会で出てんの?白波会じゃなくってもう東大かるた会の一員なんじゃないかってだれか言ってたよ。君の先生はもう、周防さんなんじゃないの?」
札を混ぜ、太一の指が田丸兄の手に触れてしまいます。
太一「すみません、失礼しました」
穏やかにニッコリと謝る太一。
太一<いつも プレッシャーを感じることはあっても 大会が楽しみだったことなんてない>
読み手「あきかぜにー」
空札、田丸兄のお手つきです。
読み手「このたびはー」
またしても、田丸は太一の動きにつられてしまいます。
太一<勝たなきゃいけない、みんなのため。 勝ったらうれしいけど、それは’’楽しい’’じゃない。今日は勝ちにきたんじゃないから>
田丸は太一を見て思います。
田丸<ドラマチック?主役?ちがうだろ、こいつ>
太一<楽しいな。今日はここにいるみんなを翻弄しにきたから>
田丸<こいつ、主役じゃなくて・・悪役・・>