第153首
詩暢はパン屋さんでアルバイトをはじめたようで3日目。
店のパンを一回全部食べて一番美味しいパンは「麿んパン(マロンパン)」になったらしく、自分でラミネートのバッジを作ってつけている(笑)研究熱心なのは、いいけど若干引かれている様子。今日はイベントがあるらしく、レジをスピード重視でと言われる。
今度バイト代を貯めて着物を買う事など、色々考えながら、作業をしていると、まわりに急いでと注意され、さらにお盆を持ちながらお辞儀をしてしまい、トングなどが全部落ちてしまったり、お客さんに強引にパンをすすめたりと失敗の連続を繰り返します^^;
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一方、東京都予選の表彰式が行われていました。
北央学園に優勝カップが渡されます。表彰が終わって、講評がはじまります。
鷲尾博希6段からのお言葉です。結構内容的には素晴らしい内容なんですが、
何か変なテンションで話をする人のようで(笑)要所のところの手振りが若干変な感じです(笑)
聞き手のみんなもちょっと引いている感じです(笑)
しかし、響く人には響いたようで、ヒョロ君も<自分より強いやつしかお前はみてねえんだ>の言葉を思い出します。
朋鳴高校の佐々にもそんな言葉が響いたようで先生やみんなに泣いてあやまります。
佐々「終わっちゃった・・・先生とわたしたちの青春・・・・・」
先生「ああ、あれな」
先生「全部嘘だ」
先生「青春が高校生のいまだけのわけがあるか」
っと、笑う先生です^^
先生「現におれだってなー、高校生のころより顧問やってる今の方が楽しいし、一生懸命だし」
すると先生急に泣き出します。
先生「おれの青春こそいまだっ・・・・」
先生「いろんなおっさんをおばさんをたくさん見てきたから先生知ってんだ」
先生「いいかおまえら」
先生「青春は何度でも来る」
先生「何度でも来るから何度でもがんばれよ、 な!」
みんな一気に泣き出します。先生とみんなで抱き合いながら泣くのでした。
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帰ろうとする千早ですが、エントランスホールの所にヒョロが待っていました。
ヒョロ「さっきはちょっと言葉がちがったなと思って・・・」
さっき引っかかった<自分より強いやつしかお前はみてねえんだ>の言葉を訂正にきたのです。
ヒョロ「おまえはずっと・・・強くて孤独なやつのそばにいてやろうとしてたんだもんな」
ヒョロ「冷たくない、間違ってもねえよ」
っというのでした。千早は無表情です。正直怒るの何するのっていうどっちつかずの表情ですかねー^^;
千早はヒョロに抱きつきます。
千早「優勝おめでとう、ヒョロ君」
千早「北央強かった、全国大会では負けないよ」
っと言って走り去ります。ヒョロはびっくりして、カチコチ状態です(笑)
何かに気付かされたのか、みんなのところに向かいます。
そして、千早にも響いたらしく、
千早「みんなと一緒に帰りたい」
といってみんなと一緒に帰ることに。
競技場を出る際には、ちゃんと一礼していきます。
千早のお母さんも、<「かるたなんてやったってなんにもなんないよなあ」>という言葉を思い出して、
あの子にかるたがあってよかったと思うのでした。
一方、詩暢はまた失敗しています。
レジをスピード重視でと言われていたことをすっかり忘れ、長蛇の列にもかかわらず他のパンを薦めたりしています・・・。ついに、その日でパン屋をクビになってしまうのでした・・・。
家に帰ってかるたで憂さ晴らしをしようとする詩暢ですが、座敷にはおばあちゃんがいます。
何かおかしいということに気が付いて、
おばあちゃん「どうしました?詩暢・・・」
と聞いてくれます。
詩暢「かるたで生きたいのに出来んっ」
詩暢「でも、他のこともできん、お母さんみたいに私もなる」
詩暢「おばあちゃんに養ってもらって、お荷物になって」
詩暢「悔しい、怖い、でもできん」
詩暢「かるたしか好きじゃない、かるたしかできん」
っと叫びます。すると、おばあちゃんがかるたを取り上げます。抵抗する詩暢に対して、
おばあちゃん「手に入れたかったならあんた」
おばあちゃん「かるたのプロになるしかないやろ」
っといいます。
詩暢「は?ないもんそないなの」
おばあちゃん「あんたはクイーンやろ?日本一強いんやろ」
おばあちゃん「それは世界一ってことや」
おばあちゃん「若く、美しく、世界一強いあんたがプロになれなんだらだれもなれん」
おばあちゃん「覚悟しなさい、詩暢」
っとゲキを飛ばします。
おばあちゃん「世界で一人目のかるたのプロにおなりなさい」
そうしてそれぞれがまた練習の日々に戻ります。
7月、高校最後の朱い夏が来る────
—–ちはやふる ネタバレ 154首(ビーラブBELOVE20号2015年9月15日発)感想考察——
は休載のためありませんでした。すみません・・・。しかもよくみたら、21号へと書いてありました。