173首
遂に決着がついた全国大会決勝戦。
個人戦A級は1枚差で優勝は福井・藤岡東高校─────
綿谷新くん!
チームメイトは大歓声で喜んでいます^^
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回りのかるた関係者も
<キッチリ自力を見せたな・・・。>
<さすが新君や。クイーン相手でも安定の強さや。>
でも、村尾さんだけは違う感想です。
村尾さん<安定?地力?ちがう!>
村尾さん<もう1段強くなろうとしたんや!自力以外の力を借りる不安定で貪欲なかるた。>
新の頭の中には子供の時の新の住むアパートで、
千早と太一とかるたをしているイメージが浮かびます。
新<手放した!あのイメージを!>
千早の方を見つめる太一です。
千早がいった言葉を思い出します。
新<「私は攻めがるただから手に入れたいものほど手放すの」>
札を片付ける詩暢ちゃんです。
詩暢ちゃんにしか見えないかるたのアイコンたちから
「ふふ、なんやのその顔!うちらの心は、うちらのもの。」
と言われているように思えたのでした。
詩暢ちゃんの味方はアイコン(かるたの札)しかいないのですから、さらに表情が曇ります。
詩暢ちゃんママに、テレビ局の人が記事が小さくなると伝えてきます。
詩暢ちゃん<滑稽や・・・。昨日は鳥人間コンテストも見にいかんとテレビ特集にしゃしゃり出て・・・>
詩暢ちゃん<今日は着物まで着て個人戦出とんのに、新に負けて・・・。>
詩暢ちゃんのおばあちゃんの言葉が浮かびます・・・。
詩暢ちゃん<世界で一人目のかるたのプロになりなさい!>
詩暢ちゃん<調子に乗ってばかみたいや・・・。>
詩暢ちゃん<うちは変われん・・・。一人や。>
表彰式が始まります!
個人戦・A級優勝 綿谷 新
個人戦・A級準優勝 若宮 詩暢(京都・津咲高)
個人戦・B級優勝 木梨 浩(東京・北央学園)
個人戦・B級優勝 松林 滉(福井・藤岡東高)
個人戦・C級優勝 大江 奏(東京・瑞沢高)
他3名
個人戦・D級優勝 花野 菫(東京・瑞沢高)
他6名
「えーーーっ」
菫ちゃんの優勝に千早も肉まん君もびっくりです!
その横で、自分の賞状を見つめる机くんです。
肉まん君<”机くん””全国大会終わったらかなちゃんに”>
肉まん君<”つき合ってって言わねーの”>
肉まん君「かなちゃん!」
かなちゃん「はい?」
肉まん君「ず ずっと好きだったんだ」
瑞沢メンバー全員唖然としています・・・。
瑞沢メンバー「え・・・」
肉まん君「ずっと好きだったんだ、かなちゃん、おれとつ─────」
肉まんくんの口を誰かが手で覆っています。
机くんです!
机くん「かなちゃん、おれも好きだった!」
机くん「だったっていうか、好きだ!ずっと好きだ!」
肉まん君が笑顔になります。
肉まん君「やっと言った。遅えよ。」
肉まん君「俺の言ったことなんかウソだよ。」
と言って立ち去る肉まん君です。
泣き出すかなちゃん・・・。
かなちゃん「遅いです・・・遅いですよ、机くん・・・」
かなちゃん「私、もう藻塩みたいになっちゃってますよ~~~~」
机くん「え、藻塩・・・・藻塩?」
かなちゃん「ばか~~~~~~~」
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ 権中納言定家
■意味
いつまでも現れない貴方を待っていると、まるで松帆の浦の夕凪の時に焼く藻塩のように、
私の身はずっと恋焦がれるという意味
横でものすごい顔で驚いている千早と筑波くんです(笑)
顔的にヒョロくんにちかいですwwww
すみれ「あ・・・綾瀬先輩大丈夫ですか?」
千早「う・・・・・う・・・・驚いて」
すみれ「気づいてなかったのがおかしいですよ!」
千早「う・・・・藻塩」
千早<”好きや””好きや、千早”>
ここで突然新の言葉を思い出して走っていきます(笑)
でも、周りからしたらさっっぱり意味がわかりません(笑)
すみれ「告ったり、告られたり、いなくなったり3年がいちばん落ち着きない!」
田丸「でも、あとで言ってあげなきゃです。いちばんかっこいいのは西田先輩だって。」
肉まん君が外で泣いているシーンが描かれています・・・。
青春ですねー(泣)
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富士崎では両国くんの成績がトップで他はイマイチだったことから
部員は口々にヤバいや桜沢先生辞めるんじゃね?などいろいろ言っています・・・。
理音「そこ無駄口たたかない!」
理音が注意しますが、成績が悪かったことから全然従いません・・・。
部員「どうせ来年はもう顔出さないんでしょ?そーいうタイプ・・・」
理音「私はこの秋も部活顔出すよ!」
理音「クイーン戦に出たいから!」
後ろで桜沢先生が驚いた顔です。
ヨロシコ「じゃあオレも名人戦出る!」
すると
桜沢先生「ぶっ、ぷぷぷっ理音そんなキャラだった?」
桜沢先生が笑ったことに一同ビックリです!
写真撮りまくっています(笑)
すると・・・
桜沢先生が泣きはじめます・・・。
桜沢先生「ごめんなさい・・・あなたちが・・・・あたなたちがかわいくて・・・・」
桜沢先生「か・・・かるたをずっと続けてね!それが難しくても心の中でかるたを続けてね!」
桜沢先生「富士崎での日々が、あのきつい練習が永遠にあなた達のエンジンになることを願ってます!」
富士崎部員「はい!」
詩暢ちゃんが帰っていきます。
伊勢先生が声をかけます。
伊勢先生「何度も言うとるけど、来んか明神会の練習会。」
詩暢ちゃん「伊勢先生・・・うちなんかお邪魔になるだけですから」
伊勢先生「でも、一人でやる限界も感じ取るやろ?君はもっと強くなるんや!」
詩暢ちゃんママ「失礼ですが、詩暢は一人でも強いですし、そもそも一人やありません!」
きっぱり言い切って神社の石段を歩いて去っていくのでした・・・。
すると、千早思いっきりぶつかってきます(笑)
前を新が歩いていたようで
千早「新ーー」
何とか追いついたようです。他の部員は先に行くと言っていってしまいます。
新「どうした千早?」
千早「私言ってなかったと思って・・・新藻塩になってるかもと・・・」
新「え・・・・?」
千早「好きって言ってくれたのの返事・・・・」
詩暢ちゃんたちが思いっきりみています(笑)
詩暢家<なにこの青春!>
新「返事?」
千早「返事っていうか気持ち・・・い・・今の。」
新「う・・・・うん」
新も顔が赤くなっています(笑)
千早「わたし全国大会でたくさん試合して思ったのもっとかるた強くなりたい」
千早「強くなる道を行きたい、しのぶちゃんにも勝ちたい」
千早「日本一・・・」
千早「世界一になりたい!」
詩暢ちゃんママ<待ってそれが今の気持ち・・・>
詩暢ちゃんママは変な顔で見つめています(笑)
新「・・・・・・・・うん、わかるわ」
詩暢ちゃんママはさらに驚いた顔です(笑)
新「オレも千早に勝ちたい!かるたをしてれば俺の道はいつか重なる!いまじゃなくていいから。」
新「近づいたらおれのこと、どう思ってんのか聞かせて。近くに行くから。」
新「次、来る時は、名人戦、クイーン戦やな!またの。」
愛しげに見つめる千早です・・・。
詩暢ちゃんママ<こんなかるたバカな高3がいるとは・・・・>
と驚いています。すると、詩暢ちゃんがどこか走って行きます。
もしや?
っと思ったのですが、伊勢先生のところです。
詩暢ちゃん「伊勢先生。明神会寄らせてもらいます。」
詩暢ちゃん「まだまだ未熟者で変わっていかな、下から来るバカが怖いですから。」
”全員で闘った夏が終わる
近江神宮に感謝”
千早は深くお辞儀しているシーンです。
ここで今回終わりです。
いやー、青春の青春でしたねー・・・。肉まん君かっこよかったですねー^^
また一気にファンになっちゃいましたー!
これから、クイーン名人戦に向けてどうなっていくのかってところですねー。
楽しみです^^
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