パーフェクトワールド 漫画 ネタバレ44話(KISS 2019年3月号)あらすじ・感想・考察
私達が進む未来 それは必然のようにも 奇跡のようにも思える
ただひとつ言えるのは 私たちは普通以上に 自分たちの関係に悩み 壁を乗り越えてきたということ
これから先も 一緒に 自分たちで選択した未来を 生きてゆく
今日はつぐみと鮎川の結婚式。
つぐみの父も、あまりの美しさに「言葉にならん・・不思議な気分だ。あんなに小さかったのに・・」と感動しています。
つぐみ「お父さん。わがままばっかり言ってた私を、ここまで育ててくれてありがとうございます。私 親孝行もしなくて・・」
つぐみ父「それはこちらこそだ。本当にこれ以上のことはない。今日はいい日だ」
春 それは私たちにとって一番大切な季節 今日私たちは式を挙げる
鮎川も新郎姿で、つぐみのもとへやって行ってきます。
「かっこいい・・!!」と噛み締めるつぐみに
鮎川「・・川奈も綺麗だよ。すごく」
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いよいよ式の時間が近づき、緊張するつぐみと父。父親はバージンロードを歩く前に「ふーっ」と一つため息をつきます。そして持っていた杖を、スタッフに渡すのです。
つぐみ父「これ 今日杖はいりません。大丈夫だ転んだりしないから。
お嫁に行ったら、こんな風に二人で歩くことなんてもう無いかもしれないから。
お父さん今日くらいは、ちゃんと父親らしく お前を送り出したい」
そして入場し、一歩一歩 鮎川に近づきます。
二人の結婚式にたくさんの人たちが、駆けつけてくれました。晴人くん、舞花ちゃん、石橋さん、ナベさん、先輩、そして圭吾さん。楓さんは今日は病院で来れませんが、素敵なウエルカムボードを頂いた二人。
そして美姫さんからは、祝電が届きました。
つぐみ<離れている人からも こんなふうに言葉をもらえるって なんて幸せなことなんだろう>
お色直し中のつぐみのもとに、鮎川の母が「少しだけ話をさせてもらえる?」と入ってきました。
鮎川母「お父さんね 何度も私に頭を下げてくださったわ。樹のことを、本当に立派な息子さんだって。 娘をよろしくお願いしますって・・・
頭を下げなきゃいけないのは私の方なのに・・大事な娘さんを嫁がせてくれて・・つぐみちゃん本当にありがとう。樹と一緒になってくれて」
つぐみ「そんな お義母さん」
鮎川母「こんな夢みたいな未来があるなんて、とても考えられなかった。
樹が障害を負った頃は、ただ苦しくて・・・
近所でも評判だった自慢の息子が事故の後、腫れ物に触るように 誰も話題にしなくなった。この子には、未来も 夢も 本来得られるはずだった幸せは、二度と戻らないと思ってた。
親の私が絶望していたのよ。樹の障害を受け入れられなかったのかもしれない。」
つぐみ<障害は その当事者だけでなく 家族の人生も巻き込み変えてしまうのもなんだ>
鮎川母「でも 樹は頑張ったわ。大学に復学して、就職して、目標だった建築士にもなって。私にこんな可愛いお嫁さんまで見せてくれた。自慢の息子だわ」
つぐみ「お義母さん。私たち これから一つ一つ幸せを取り戻していきます。もっともっと」
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それからみんなが思いのこもった余興をしてくれて、私たちを祝福してくれた。こんなにみんなに祝ってもらえることなんて、この先あるのかな
すると「ここで新婦から新郎へのサプライズプレゼントです」と大きな絵が2枚。布にかかって登場しました。
1枚目はつぐみが高校時代に書いた、校舎と桜の絵。この絵を見るのは高校の時以来で、鮎川も嬉しい!と興奮気味。そしてもう一枚の布を取ると・・・
その高校でバスケをする、鮎川の姿が描かれています。この絵のタイトルは「あの頃の大切な思い出」
つぐみが久しぶりに書いた大作です。
「では新郎 感想を一言」そうスタッフに求められ
鮎川「いやーえっと~・・彼女のこういう絵を見るのは久しぶりで。しかもバスケの絵で・・・懐かしい気持ちになりました。
車椅子になった時、高校のバスケ部の時の写真は、全部辛くて捨てちゃって・・でもその後ですげー後悔したりして・・
後悔と言えば、これまで毎日しない日がほとんどなくて。今日できなかったこととか・・あの時ああしてればとか・・だけどこれからは、そんなことも少しずつ減っていくような気がします。この絵は僕の新しい宝物になりました」
そしてつぐみを見つめ「ありがとう。つぐみ」と鮎川は言います。
つぐみ<これからもよろしくね・・・樹>
「今頃 披露宴かなぁ」とつぶやく是枝は、長澤さんとお酒を飲んでいました。
「そんなに気になるなら、行けばよかったじゃない?」なんて言われてしまいますが・・
是枝「さすがに諦めの悪い俺でも、もう10年後とかにばったり出会って、その時笑って会えたらいいな」
長澤さんはあっさりとしていて、なんと式場に手紙を出したというのです。これには驚く是枝。
「川奈さん おめでとう。
私から障害について 伝えることはもう何もないわ。本当に頑張ったね。
でもこれからが、二人の人生の本番よ。一緒に乗り越えてね。お幸せに。 長澤 葵」
涙を流しながら、手紙を読むつぐみ。
つぐみ<これから 私たちの 新章が始まる >
いい結婚式でしたね~ふたりが幸せそうで本当によかった!!こちらも幸せな気分に浸れました。長澤さんたちの姿も見られて、なんだかひと安心。
これからのふたりの結婚生活が始まります!4月号はお休みで次回は5月号に登場予定です!お楽しみに~