パーフェクトワールド 漫画 ネタバレ39話(KISS 2018年6月号)感想・考察・あらすじ
鮎川の代わりに圭吾と楓の、家の新築現場に通うようになって1ヶ月が過ぎたつぐみ。家は順調に完成に向かっている。
鮎川は敗血症にはかからずに、無事に褥瘡の手術を終えた。腰の下のあたりに大きな穴が開いてしまっているけど、今は縫わずに傷を開放させたまま直すのが主流らしくて、退院後は自宅療養に移った。
圭吾もか楓も鮎川が設計した家に、とても満足して喜んでいます。
するとつぐみに嬉しい報告が・・なんと、来月結婚式をあげるというのです。式と言っても身内だけで、圭吾のレストランを貸し切るということです。
なんとなく家ができてからだと思っていたが、楓が少しでも元気になるなら・・避難も長引き、余震にもまいっていて体力がやっぱり落ちている・・式をして少しでも明るい気持ちになってくれたら・・楓が喜ぶことは全部やってやりたい・・そう圭吾は言います。
圭吾「期待してなかったけど、俺の両親・親戚も式に参加してくれるみたいなんだ。俺たちを幸せだよ」
そんな話を聞きつぐみも思います。
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つぐみ<私たちはまだ、お互いの気持ちを伝えられただけ。手術や現場のことで精一杯で、鮎川とはこの先のことまた何も話していない・・私たちはこれからどうなるのだろう>
つぐみの父親も回復してきたので、今度一時帰宅をし、お弁当を作って庭で食べようという話に。
すると父親が、その時に是枝くんを呼ぼうと言い出すのです。それに母親も賛成で、まだ結婚の話が出ないのか・・などと勝手に話が進む中
つぐみ「私 是枝くんと別れたの。今、鮎川といっしょ にいる」
つぐみ父「あれほど注意したのに、別れるなんてもったいないことを・・鮎川さんに何か言われたのか?お前、騙されてるんじゃないか?」
つぐみは自分の方から鮎川のところに戻った・・鮎川といることでしか得られない幸せがある・・と話しますが・・
つぐみ父「ナイチンゲールにでもなったつもりか!?わしは絶対許さんぞ!!」
つぐみはとてもショックを受けます。父親もまた咳が出だし、今日はここで話が終わってしまいます。
つぐみ「なんで?待って、お父さん。私に自由はないの?
なんでそこまで反対できるの?!お父さん!!」
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そして、圭吾と楓の結婚式の日。
つぐみも参加させてもらいました。そして、圭吾の父親と挨拶をします。圭吾の父親も、みんなの前で挨拶をし、とっても良好な関係のようです。
つぐみ<あったかい式だな・・ 今二人の周りには家族や友人の愛情と祝福が溢れている。こんな光景を見ていると・・私たちの未来にも・・あり得るんじゃないかって思えてくる・・>
「すげー盛り上がってんな」
その声の元を振り返ると・・なんと鮎川が車椅子でやってきたのです。
とってもびっくりするつぐみ。鮎川は驚かそうとして、内緒にしていたようです。
まだ体には坐骨が直接触れるくらいの、大きな穴があいていますが、ちゃんと先生へに診てもらい相談してから来たと言います。
そろそろリハビリも兼ねて動いた方がいいみたいです。
そして鮎川も二人の元へ、祝福を伝えます。
楓「鮎川さんが描いてくれた設計図が私を救ってくれました。
未来が見えず、絶望しかなかった私に、あの設計図が生きていく希望をくれたんです。
自分が本当に家を持てるなんて思っていなかった。今こうしてたくさんの人たちに祝福されて、夢を全部叶えてもらって・・これ以上の幸せなんてない」
つぐみ<いくつも 乗り越えなきゃいけないことがあった・・だけど、ここにたどり着けて本当によかった・・>
式が終わり、つぐみと鮎川は二人きりで過ごします。すると遠くの方からおはやしの音が・・トントントンと聞こえてきます。
つぐみ<最近私たちは仕事のこと以外、多くは話さなくなった。
でもそれは少し前のような、気まずい沈黙ではない。ただ隣にいるだけで心地いい。
そばにいるだけで、繋がっている気がする。鮎川もきっと・・同じなんだろう>
すると遠くの方から、二人の酔っ払いがやってきました。よく見ると圭吾の父親と、その弟のようです。
弟は何で圭吾の結婚式を止めてやらなかったんだ・・この先苦労するだけだ・・なんてぼやいています。
圭吾の父「圭吾は ホラ 言ったら聞かないやつだから。もういいわ。
あれば自分で決めたんだで。それに大体 先は長くないだろ?それまで好きにさせてやりゃいいよ」
その言葉を、つぐみと鮎川が聞いてしまったのです。
つぐみ「取り消してください!!お願いです!!今の言葉取り消してください!!間違ってたって言ってください!!」
それでも圭吾の父は、何も言わず立ち去ったのです。つぐみはとてもとても、大きなショックを受けます。
今日の二人の幸せそうな顔を見て、どうしてあんなことが出てくるんだろう・・何も知ろうとしない・・見ようとしない・・そんな人たちとは一生分かり合えない・・
つぐみ「私はもう、この世界にふたりきりでいられればいい。他には何もいらない。みんなを敵に回しても、二人で生きていこうよ・・」
鮎川をまっすぐと見つめ、そういうのです。そんなつぐみを、鮎川は抱きしめます。
鮎川「川奈、お父さんに反対されてる?そうなんだね?
・・何もいらないなんて言わないで・・もう少しだけ俺に・・時間をくれ・・すべてが終わってしまう前に・・まだやれることはあるから・・」
そして入院中のつぐみの父親の元に、コンコンと叩く音が響いています。
鮎川「お久しぶりです。お話ししたいことがあってきました 」
ついに鮎川が動きます!反対するつぐみの父に、どんな話をして、説得できるのか??やっぱり家族には反対されたくないですよね・・時間をかけてでも、やっぱり説得をさせてほしいです。
圭吾の父にはがっかりですが・・あの状態にまで持っていくことにも、とても時間がかかったんでしょうね。
次号、鮎川とつぐみの父の直接対決・・見守りたいと思います。
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