パーフェクトワールド 最新 漫画 ネタバレ54話(KISS 2020年8月号)あらすじ・感想・考察

パーフェクトワールド 最新 漫画 ネタバレ54話(KISS 2020年8月号)あらすじ・感想・考察

今回は是枝のお話になります。

 

仕事をバタバタと片付けで、お昼を買いに外へ向かう小走りの是枝。

「キューバサンド。ポークで。あとポテトの S。 ジンジャーエール M で」

店員「お野菜は今日も大盛りにされますか?」

是枝「え?あ、はい。そうですね。お願いします」

 

<最近しょっちゅう買いに来ていたから、顔覚えられたかな>と思いながら外のベンチでお昼を食べます。

<ここで昼飯食うのも最後か・・>

 

是枝は今の会社を退職し、フリーで仕事をすると言います。飲み仲間の長沢とは、オンライン飲み会でいろんな話をする仲に。

 

是枝<明日 自分の人生に一区切りつく。本当はずっと前から独り立ちしてみたかった。でも今の仕事をなくすのも惜しくて、何年も過ぎてた。

環境を変えてみようと思ったのは、田舎からの風の便りで川奈とは鮎川の今を知ったからかもしれない。

あの二人は俺の想像を超える経験をして、それを乗り越えている。

正直・・勝てる気がしない・・>

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別の日。

是枝は長沢に渡したいものがあり、友達とお茶をしているお店に少し顔を出します。なんとその長沢の友達というのが・・

いつもお昼を買いに行っていた、フードトラックの店員さんだったのです。

「びっくりしました~あ あたし 糸崎乃々花(ののか)と言います。

 

その後3人でお酒を飲みながら、ご飯を食べることに。そこで乃々花は是枝が仕事を辞めた事を知ります。

 

お店を出て、長澤は逆方向。是枝と乃々花が二人で帰ることに。

乃々花は是枝をもう一軒誘いますが、もう遅いから・・と断られます。そして階段に差し掛かり・・

 

乃々花「あの・・私 階段が苦手で・・」

是枝「え?」

 

乃々花「義足なんです。下腿義足で、膝から下がないんです」

そう言って左足のズボンの裾をめくり少し、義足を見せます。

 

是枝「・・そうだったんだ。じゃあこっちから行こうか。ちょっと遠回りになるけどいい?」

 

二人は話をしながら帰ることに。

乃々花の歩き方は自然で分からなかった・という是枝。4つの時に交通事故にあい、足を切ったと言います。

 

乃々花「もっと大人になってから障害を負ってたら「ある」ものがないって感じてたのかもしれないけど・・

私にとっては今の状態が普通だから。不便なことが多少あっても、私は生涯で大変とかそういう感覚があまり持てないんです。

好奇な目を向けられたり、かわいそうと言う人もたまにいるけど。その気持ちに自分が染まると、本当に自分が可哀想な人になりそうだから。

流すようにしてます。疲れちゃわないように」

 

乃々花は、義足モデルになりたいと言います。

「義足を隠すのではなく、てそれを美として表現するモデルなんです。バイトしながら無謀だけれど、私それ目指してるんです 」

そうやって話す乃々花の横顔は、とても美しく見えます 。

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長沢と乃々花は、前の病院で知り合ったと言います。長沢は「彼女も強い人だと思った」と。そして是枝に、二人で会うように勧めるのです。

 

長沢「あなたはもうずっとある部分で、引きこもってる感じがする。こんな SNS で飲み会なんてしてないで、そろそろ外に出る時期じゃない?」

 

一人ベランダに出て、たそがれる是枝。

<引きこもってるか・・・そうかもしれない。仕事も夢中でやってきて、普通に楽しく充実して過ごしてきたけど。

俺 まだどこかで 過去の出来事を消化できていないのかもしれない。

だとしたらあの頃の出来事に、答えを見出せてないのかもしれない。いつかは意味があったと思える日が来るのかな。

やぶん 答えは 引きこもってるままじゃ、ずっと見つからないだろう>

 

乃々花からの LINE に「直接会いませんか?」と是枝は伝えます。

 

待ち合わせ場所には、ワンピース姿のも乃々花が。左足の義足もしっかりと見えます。

実は乃々花は、ずっと是枝と話がしたいと思っていたのです。

 

乃々花<最近よく買いに来てくれるサラリーマンの男の人がいる。メガネかけててちょっとせっかちそうな感じ。いつも横断歩道をタッタと走ってやってくる。

でもあの日。信号が変わってしまいそうな横断歩道を、足の悪い女性が杖をつきながら歩いていた。彼はその女性に合わせて、一緒にゆっくり歩いていた。彼女が横断歩道を無事に渡りきると、彼がいつものようにせっかちそうな小走りでこっちにやってきて。

まるで自分の事のように、心が温かくなった。この人名前なんて言うのかなぁ。明日も買いに来てくれるかなぁ。>

 

だから偶然出会えたことに、すごく嬉しかったといいます。

 

是枝<彼女は満たされている。すべてが自然としか言いようがない。水色のワンピースがとてもかわいい>

 

そして階段をタッタッタと上がり出す乃々花。

是枝「・・階段ダメなんじゃないの?」

 

乃々花「難しい人もいます。私は大丈夫だけど」

是枝「こないだ登れないって言ってたじゃん」

 

乃々花「あ・・えーとあれはですね、ちょっとか弱い風にしたほうがカワイイかなと思って 」

是枝<あ・・あざとい?>

 

乃々花「でもそれだけじゃないですよ?遠回りしてちょっとでも長く話したかったんです 」

そんな乃々花にやっぱりあざとい・・と思いながらも。少し照れる是枝。

 

遠くの道では、つぐみと樹、そして抱っこ紐に抱かれた赤ちゃんが3人で歩きます。

 

是枝と乃々花は手をつなぎます。<きっと これから>

 

是枝「義足モデルのことちょっと調べてみたよ。靴下みたいに履いてる動画見た」

乃々花「あ、そうそう。クルクルってやるの」

 

次回の「パーフェクトワールド」9月号はお休みで、10月号に登場予定です。久しぶりの是枝と長沢さんはに会えたのは嬉しく思います。てっきり是枝と長沢さんはいい感じなのかと思っていましたが(笑)違いましたね~これからのつぐみたちと赤ちゃんとの日々、楽しみですね!!

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