「乙女椿は笑わない」ネタバレ40話 高橋みつば(ココハナ5月号2023)あらすじ・感想・考察

「乙女椿は笑わない」ネタバレ40話 高橋みつば(ココハナ5月号2023)あらすじ・感想・考察

<弥太郎さん家に向かいながら 私とのことで斗真さんの立場が悪くなるんじゃないかって 不安になってきて>

そう思いながら椿は走ります。斗真の実家にたどり着くと、中から斗真が椿の声に反応して出てきたのです。

 

来ない方が良かったかな・・という椿に

斗真「俺は一分一秒でも椿さんと一緒にいたいです。とにかく腹が減るとマイナス思考になりがちだから」

と唯一作れるという、オムライスを食べさせてくれたのです。洗い物は椿が済ませ、こたつでくつろぐ二人。ここで斗真が尋ねます。

 

斗真「あの念のためなんだけど、これから俺は椿さんとお付き合いするということで大丈夫でしょうか?」

椿「はい もちろん」

 

斗真「それで・・養子縁組のこととか大変なことになってるんだけど、まずは湊に俺たちのことを報告したいと思うんだ・・いいかな?」

椿「そうだね。私も車貸してもらったお礼 湊さんに言えてなかったから。その方がいいと思う」

 

その場で電話をしようとした斗真を、椿が止めます。自分のいないところでかけてほしいと、椿は無理を言ったのです。

<なるべく湊さんのことを考えないようにしてたから、まだ話したりするのはちょっと・・もう少し時間がいるっていうか・・>

 

斗真は電話を済ませ、戻ってきました。椿の胸はドキドキしてしまいます。

椿「・・・湊さんなんて?」

斗真「そうか、わかったって。その後聞いたこともない低い声で「ぶっ殺す」って。お兄様が怖いよー覚悟しとかないと俺ーーーー」

 

そう言いながらこたつのテーブルにうつ伏せになったまま、眠ってしまった斗真。

 

いつのまにか椿も眠ってしまい、気づけば朝。

弥太郎さんに起こされ、庭を見ると雪が積もり見事な銀世界。椿は許しも得ずに泊まってしまって・・と謝ります。

 

弥太郎は「いーよいーよ。遠慮しないで好きなだけここにおったら。孫の大切な人はワシにとっても大切な人じゃ」

そう言ってくれたのです。

 

もうすでに斗真は出かけていて、亀つるの天堂さんの家へ謝罪に出かけていたのです。

 

すると・・椿は百合子さんのこと思い出し、急いで連絡をします。

雅を連れて、戻ってきていたのです。入れ替わった事は倉田にはバレていませんでした。百合子は「自分が責任を持って外出をさせないから連れて帰る」と倉田に話をしてくれたのです。

椿は雅にも、お礼を言います。

 

斗真は天堂家の門の前で、頭を下げて謝罪を続けます。しかし社長は車から降りては来ません。

斗真「天堂社長、先日は申し訳ありません。結婚の意思がないのに縁談を進めてしまいました。まりえさんに謝罪したく伺いました」

 

しかし社長は「お帰り下さい」の一言。雪の中を立つ斗真を、まりえはカーテン越しに見つめます。

 

椿は弥太郎さんの家の雪かきをしますが、弥太郎に働きすぎだよと言われるのです。そして一緒に斗真の子供の頃の写真を見ようと誘われます。

 

赤ちゃんの頃や子供の頃の写真はとっても可愛く、弥太郎は話をしてくれました

「斗真は好き嫌いが激しい子でな。人見知りもするから友達を作るのに人の場合も時間がかかっとった」

 

今とは全然違う話に、椿は少し驚きます。そして入園式の親子で写る写真。この直後に両親は交通事故で亡くなったと言います。

 

その後弥太郎が斗真を引き取って、二人で暮らしていましたが・・まだ斗真も小さく大変な時期でした。そんな時に葛城から斗真を養子にもらえないか・・と言われたのです。

竹子さんは斗真が小さい頃から知っていて、会うたびに賢い子だと褒めたといいます。そんな話を聞くと、養子縁組を解消するという話にイラッとしてしまう椿。

 

斗真はすんなりと養子を受け入れたわけではなく・・・試しに葛城で生活をしていましたが、花瓶は割るわ・・カーテンは破く・・大暴れで葛城の教育係も相当な手を焼いたと言います。

 斗真はとうとう葛城から逃げ出して、一人で弥太郎の家まで帰ってきたというのです。そんな思いをしてまで養子にならなくてもいいと伝えましたが・・

 

その夜。湊も葛城を一人で抜け出して、迎えに来てくれたというのです。

斗真は湊に説得をされたのか、次の日には自分から葛城に帰ると言い出したというのです。

 

そんな話をしていると斗真が帰宅。なんと顔も赤く、マスク姿。椿に近づかないように言います。風邪をひき多分熱もあるというのです。自分で買い物はしてきたから離れて・・と言いますが。

 

椿は斗真のために、マスクをしながら加湿や布団お世話の準備をします。

椿「うつるんならとっくにうつってるよ。いっぱいキスしたんだから」

斗真「ワオ」

 

椿は斗真を布団に寝かし、おでこに手を当てます。斗真は益々熱が上がりそう。この時の熱は37.6°c。今日は大晦日なのに大変なことになってしまいましたが、斗真は猛烈に幸せな気持ちなのです。

 

紅白が終わる頃、斗真の熱はますます上がってきました。そんな斗真の看病をする椿。熱は38°cちょっと 。

 

あと10分で年越しだと言う時に、熱でうなされながらも斗真は隣の部屋から椿に、紙袋を持ってきて欲しいと頼むのです。リボンのついたその紙袋は・・・椿へのクリスマスプレゼント。どうしても今年中に渡したかったのです。

 

開けてみると・・・とっても綺麗なスノードーム。オルゴールもついていて、斗真が教室に通い手作りで作ったというのです。

 

椿は目が潤んでしまいます。「ありがとう・・斗真さん。大切にするね」

<誰かを愛しいと思うことは 嬉しくて 切なくて どうしても守りたくて 感情が忙しい>

 

次の日。匠海から電話があった湊。自分のマンションで酒を飲み過ごします。湊は帰ってこない様子。匠海はおせちを一緒に食べようと百合子さんの所にいますが・・・ここで斗真が大変なことになっていると聞くのです。

 

斗真の熱はどんどん上がり、39.5°。救急車を呼ぼうと椿は言いますが

「救急車はもっと・・必要な人が居るから・・」

熱にうなされながらも、斗真は言います。

 

弥太郎は車が出せる知り合いがいないか、聞いてみようと言ってくれています。

 

椿はなんとか斗真を救急外来で診てもらおうと、体を動かそうとしますが、「どうしよう」という気持ちが強くなってきました。

 

すると「ピンポーン」

もう弥太郎の知り合いが来てくれたのかと思う椿。急いで玄関を開けます。

 

すると・・・そこに立っていたのは湊。椿は驚きます。

 

斗真の実家までやってきた湊。きっと文句も言いたいでしょうが、斗真を病院に運んでくれるんでしょうね。言葉は少なくても、湊も優しい人だと思います!次回も続きから目が離せません !!

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