漫画アルコ 原作ひねくれ渡 新連載「きまぐれアラモード」第2話 別マ 9月号 2024 ネタバレ 感想 考察
あれから 栄太郎は連日 喫茶店に来ています。 栄太郎の発案でウーニャの宅配を始めました 。毎日毎日 サンドイッチとコーヒーを注文するお客さん。一体どんな人なんでしょう。
春山緑里。 ウーニャの配達員です。 毎日 同じお客さんに 喫茶店のサンドイッチとコーヒーを届けます。
このアパートの住人、ドアが開けっぱなしで情緒 不安定な少女漫画家です 。ペンネーム 恋が丘いばら 。本名 黒岡誠。
誠「 そもそも描けるわけじゃなかったんだ。 バンドマンとの恋愛話 なんて・・・ 何でこんなことに・・・」
緑里「 そっちが何でもいいから お題くれって言ったんでしょ」
初回の配達時にこんな相談をされ、そう答えた緑里。
誠「人のせいにしたいよ・・」
緑里「とか言いつつ 結構描けてるじゃん」
誠「 いや だめだ。 どうしても主人公がクソみたいなバンドマンに尽くし始めるんだ。バイト掛け持ちして スタジオ代も代わりに稼いで・・理解不能だ」
緑里「 理解不能って・・自分で考えてるんでしょ」
誠「 俺じゃない。キャラが勝手に 貢ぎ出した」
緑里「 何それ怖い・・ 別に 理解できるけど。相手のために何でもしたいと思うのは、好きだからでしょ」
誠「 いや違うだろ、。それは違うだろ。なんかわかんないけど違うな」
緑里「 わかんないくせに 断言するよね」
誠「 だってそんなの幸せって言えるのか?」
緑里「・・・知らない 私に聞かれても」
<違う 違うって、 机の上で考えてるだけのくせに>
仕事が終わり コンビニ前で休憩中。 彼から LINE が入ります。
「 今日帰り 遅くなる」「 ライブのリハ長引いて」
緑里は「がんばって」を消して「わかった」と送ります。
彼が他の女の子とホテルへ帰るところを、目撃してしまったからです。
緑里<私って視力いいんだよな・・あと 片付けもできる方だし。 いちいち大騒ぎしないし。21歳の大学生にしては大人だと思う>
片付けをしていると 誰のかわからない ピアスがポロリ。 そして夜中に帰ってくる彼。
今日も1日 スタジオにいた・・そういえば今月の家賃出せないかも・・ 落ち着いたらバイト めっちゃ 入るから・・ みーちゃん いつもありがとう・・なんて言いながらベッドに入るってくる彼。
誠の「だってそんなの幸せって言えるか?」という言葉がよぎります。
緑里< そんなの自分が一番わかってる>
翌日の配達時。
誠「 だからどうしてヒモのクズバンドマンに依存しちまうんだよぉ!幸せになる気あんのかよ 主人公!」
緑里「もうそういう話にしたらどう?」
誠「 バッドエンドは書きたくない。 悲しくて体調悪くなるから」
サンドイッチを食べながらいいます。
緑里「・・確かに どうしようもない主人公だね。いいように利用されてさ」
誠「きっと何か理由があるはずなんだ。 本当は前を向けるはずなんだ」
緑里「無理じゃん、こんだけ考えても出てこないんだから」
誠「 無理じゃない。こいつが主人公だから」
緑里「はぁ?」
誠「この話の主人公はこいつだから」
緑里は思わず 背を向けて 涙をふきますが・・誠泣いている緑に困惑します。
緑里「 泣いてません。 踏ん切りついただけです。 これ絶対 書き上げてください。 さようなら」
誠「・・・まさか バンドマンって・・・実体験・・」
今日も「リハが長引いてる」「先に寝てて」という彼の LINE に緑里は電話をします。 隣では知らない女の声が。
緑里「あのね 別れよう。 もう帰ってこなくていいから。バイバイ」
「 やっと言えたー」
<本当は顔を見ていてやりたかったけど。途中で自転車のチェーンが外れちゃった。 まあちょうどいいか、 多分 顔見たら言えなかったかもしれないし>
誠「早まるな〜〜〜〜〜人生を終わらすにはまだ早すぎるーー」
後ろから足音とともに、誠が緑里を後ろから 抑え込みます。
緑里「 え 何なに びっくりした」
誠「俺もここから幸せになれる方法を、一緒に考えるから。落ち着こうな」
誠は橋の上から 配達中の緑里が動かないから、もう間に合わないかと思った・・と言います。 配達完了ボタンを押し忘れていたのです。
自転車のチェーンが外れて、立ち往生していただけ・・という 緑里。
緑里「想像力豊かですね。 何も思いつかないとか言ってた割に」
誠「そっちが 思い詰めた顔で、踏ん切りつけるとか言うからだろ」
緑里「 踏ん切りはつけたよ 。本当はとっくに好きじゃなかったし」
誠「 じゃあどうして別れなかったんだ」
緑里「なんか怖くて。 今までの自分を否定するのが」
誠「なるほど頑張ってきた自分のことを大事にしてやってたのか」
そこで 誠が思いついたのです。
誠「 おい ・・まて 今の天啓だ・・ それだわ。 ありがとう・・忘れないうちに描かないと。帰るわ・・やっとこの地獄から抜け出せる・・」
そう言ってフラフラ と 誠は帰って行きました。
< 変な人・・> 緑里は微笑みます。
そして無事に漫画は発売され、緑里も日々の生活を送ります。 そして ウニャーで誠のもとを配達で訪ねると・・また病んでいる様子。
緑里「 新連載、 読みましたよ。 日常的なのにすごい ドラマ感あって良かった。漫画家さんてすごいですね。 次も楽しみ・・」
誠「次なんてねーよ。 どうするんだよ 1話目から失恋してー2話目 どうなるんだよ、もう ネタがないんだよ。 終わったわー」
緑里 「じゃあ・・次の相手は 漫画家とか素敵かも・・」
誠「 は?何それ、何が面白いの」
誠はそう言って、サンドイッチとコーヒーを食べ始めます。
緑里「 いいじゃん。 幸せになれるように考えるって言ってたじゃん」
誠「 君の案はもう 採用しない」
緑里「考えてよ。漫画家 なんだからできるでしょ」
誠「むちゃ 言うな」
またまた新たな恋の1ページが 始まったようです。 毎回 主人公が変わるオムニバス 連載となっている この話。 次回のメニューはナポリタン。 また新たな主人公に会えるかもしれません! 次回もお楽しみに〜
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