漫画アルコ 原作ひねくれ渡 新連載「きまぐれアラモード」第1話 別マ 8月号 2024 ネタバレ 感想 考察
<暑い うるさい 鬱陶しい あーもう何もかもうまくいかない>
栄太郎がしゃがみ込むと・・
喫茶店の水撒きをしているウェイトレス・皐月が「大丈夫? マスター 大変! 急病人」と 喫茶店の中へ連れ込みます。
マスター「 何だって!? 熱中症で倒れたって!?なんて顔色の悪さだ!!さあここで横になって。ほら お水!! ゆっくり飲んで」
椅子で寝かせられ 救急車を 呼ぼうとされ・・
栄太郎「ちがーう 俺は 靴紐を結んでただけなんだーーっ」
皐月「 早く言ってよ、心配したじゃん。 でもそれにしたって顔色悪いよ。 親御さんに連絡して迎えに来てもらおうか」
栄太郎「それだけはやめてください。 本当に平気なので帰ります。 早く模試の復習しないと」
「お待たせしましたー どうぞ召し上がれ」 皐月が持ってきてくれたのは メロンソーダ。
栄太郎「・・ 頼んでないですけど・・・はそういう商法か」
皐月「人聞き悪いな、サービスだよそれ。 飲んで休んでから帰りなよ。 自分の顔色 見てみ」
栄太郎「いりません。 そんなバカみたいな色の飲み物」
あーなんて暴言! 言ってやってください、マスター」
マスター「 ここが 喫茶店である以上 お客様をもてなすのが 僕らの仕事だ。 このまま帰すわけにはいかないよ」
栄太郎は メニューを見てお金を置いて「これで満足だろ」 そう言って去ったのです。
マスターは心配なので 皐月に「 念のため 様子を見に行ってくれる? 本当 いつか倒れそうだよ あの子」と言います。
皐月は栄太郎を見守り 後をついていきます。
「なんかさ 悩みがあるなら聞くよ。 これでも一応人生の先輩だし」
栄太郎「 サボりたいだけだろ」皐月「 ドキィ」
栄太郎「 ・・・どうせ 言ってもわかんないし」
皐月「 それはどうかな。 その制服 坂の上の私立でしょ。間部津 高校。 今日模試ってことは3年生かぁ」
栄太郎は当たっていることに むっとします。
皐月「 そうね エリート一家に生まれて期待されててプレッシャーってか?なのに模試の手応え 悪くて焦ってる。 絵に書いたようなお坊ちゃま ってこと?」
栄太郎「お前だって絵に描いたような 暇な大学生だろ。 暇つぶしに絡んでくんな!」
皐月「ブブー 正解は俳優の卵でした。大学はこないだ やめた、 1年も経たず」
栄太郎は不機嫌に 「 相手にしてらんね大外れだよ!!」 そう言って歩きます。
<期待なんかされてない、家族は俺に何も望んでない。
幼稚園も中学も高校も 受験に失敗して 期待外れは 用無しだ>
そして大きな屋敷の中に入っていく 栄太郎 。「やっぱり絵に描いたようなお坊ちゃまで合ってるじゃん」 と思う皐月。
夕ご飯 。兄の春彦の司法試験の話をする 両親。
栄太郎の両親は挫折知らずの 弁護士。 そして 兄は 法学部。 食欲のない 栄太郎はご飯を残し 階段を上ります。
母「また 体調崩してるのかしら?」兄「模試の時期だしな、あえて触れないでおいてあげたけど」
父「 いちいち聞く必要なんてない。 あいつは春彦とは違うんだ」
栄太郎は部屋に戻ります。
< 悪かったな出来損ないで。腫れ物扱い しやがって>
そして さつきのことを思い出すと、余計にムカムカ イライラしてきます。
そして次の日も 顔色の悪い 栄太郎を見つけ、声をかける 皐月。
皐月「そういえば昨日のお悩み 相談だけど」
栄太郎「 お悩みなんて言ってない 。そもそも相談してない」
皐月「 まあまあ それで思ったんだけど。期待されないなら良かったじゃん 。自分のためだけに頑張れるって事でしょ」
栄太郎「 良かった? 何も良くねえよ。
気休めで適当なこと言って。人をおちょくって楽しいか? 気楽にヘラヘラ生きているやつなんかにわかるわけない」
すると 皐月が 栄太郎の顔に水撒き用のシャワーの水をかけます。 びっくりする 栄太郎。
皐月「 うつむいてばかりじゃ、大事なこと 見逃すよ 。気休めじゃなくて本気だよ。 見よ!この裏も表もない瞳!
ちゃんと こっちを見ないから悪い風にとるんだよ。 声かけたのは 単純に心配だっただけ。 世話焼きでごめんね」
そして 皐月は自分の顔にもシャワーをかけ 「これでおあいこ。じゃあね!」と中へ入ります。
マスターが「ごめんね」とおしぼりを差し出すと
栄太郎「 いえ・・いいです。 本当のことなんで」
びしょ濡れで家に帰る 栄太郎を心配する 父と母。
そして食事の時。
父「 栄太郎 お前最近思い詰めてるようだけど。無理しなくていいんだぞ。 お前と兄さんは違うんだから」
栄太郎「それって 俺に失望したから・・?」
父母「そんなわけないだろう」
兄「 そんな風に見えるか?」
久しぶりに顔をあげた 栄太郎。みんなの顔を見て「・・ 見えない」
父「 栄太郎は昔から十分できるし、たくさん いいところがあるんだから」
兄「・・ 模試のことも 触れない方が 結果 いいもんね」
母「 そうそう」
「 久々にこっち見たな」「・・うん」
栄太郎<受験に落ちるたび、顔を上げるのが怖くなった。 一番自分に失望してたのは自分だったのか>
次の日。 喫茶店の前をうろうろする 栄太郎。 勇気を振り絞り ドアを開けます。
するとマスターが1人。 皐月は今日は休みで、朝ドラのヒロインの2次オーディションを受けていると言います。
マスターが言うには、皐月はいつもお店の前を通る栄太郎のことを心配して 水撒きを始めたと言います。
すると 皐月が帰ってきました。 いつも通りの皐月に
「あ・・あの この前 励ましてくれたのに八つ当たりしてごめんなさい」 そう言って 頭を下げる 栄太郎。
そしてテレビでは朝ドラの再放送が始まり、皐月の好きなセリフが流れるのです。
「 俯いてばかりじゃ 大事なこと 見逃すよ」
このセリフは、去年の朝ドラのオーディションのセリフだったと 。
そこに 今日の結果連絡がかかってきました。電話に出る 皐月。電話を切ると振り返り
「落選 だった」
マスターは「あちゃー またか。見る目ないね」と言いますが・・ 栄太郎も落ち込んでしまいます。
でも 皐月は「大丈ー夫!! 全然 めげてない!!
あとさ、こないだ 真剣に悩んでる時にごめんね。 勉強 本気で頑張ってる人を馬鹿にしたわけじゃないよ」
栄太郎は「・・分かってます」と言います 。そして
「・・あの俺 受かるんで、皐月さんも 次は受かってください」
皐月は両手でオッケーサインを出します。 そんな 皐月の笑顔に 栄太郎も顔を赤くします。
栄太郎「・・ ここたまに通いますね」
皐月「 なんで?」
栄太郎「・・ えっと・・ 人生の勉強?」「へーw」
マスター「 はい 、おまたせー。メロンソーダふたつね」
なんともほっこり系の新作にうれしさがとまりません!!アルコ×ひねくれ渡のコンビ!!やっぱり最強ですね〜次回のメニューは「サンドイッチ」です。お楽しみに〜
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