咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」28話 別マ 6月号2023 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」28話 別マ 6月号2023 あらすじ・ネタバレ・考察・感想

陽希は 咲を抱きしめながら

「やっぱりこのまま引き下がるなんてできない。 好きだよ。 藤ヶ谷も同じ気持ちなら俺と付き合って。

 葉月への気持ちはないってことは 俺のそばにいて確かめればいい」

 

咲<陽希のそばで・・・ でも陽希は知らないでしょ? 葉月ちゃんが陽希を好きになったってこと>

「・・も もし 葉月ちゃんが・・」

<陽希に告白してきたら・・・?>

 

井竜「いつ自分から離れてくかわかんないやつのそばにいろって?ずっとビクビクしながら ?それって結構ひどくね?」

咲「い  井竜くん・・」

 

 陽希「じゃあ俺が いくら 葉月への気持ちはないって言っても 藤ヶ谷の答えはひとつ ってこと?」

咲は下を向いてしまいます。

 

 井竜「だから行ったじゃん。お前 詰んでんだって 。これ以上 うだうだ言ってもだるいだけなん・・」

陽希「お前に聞いてない。  藤ヶ谷っ」

 

陽希は 兄 亮介に言われた 「次からは 引き際 考えな」の言葉が頭に浮かびます。

「 分かった」

 そう 一言いい陽希は 立ち去っていきました。

 

井竜「 おかしいと思ったんだよ。 やけに あっさり 消しゴムのこと諦めたから。そしたら やっぱりここに戻ってたし」

 

 咲は消しゴム  陽希に持っていかれちゃったなあ・・と思うのです。

井竜「 どうにもならないことなら そろそろ本当に手放すこと考えたことがいいんじゃない?」

 

 そして 中間テストに入ります。

 

 咲<あの日 陽希に会いに 六角堂に行った時 このまま逃げてても仕方ないって覚悟を決めて行った。

 葉月ちゃんにわだかまる 理由を聞いて 不安な気持ちを消したい って それに賭けた。

でも陽希は 自分でもその理由が分かってないみたいに いいよどんでしまった。私は賭けに負けたんだ>

 

 やっとテストが終わり、明日から通常授業。美斗士が4人で何か食べて帰らない?と誘ってくれるのですが・・・ 陽希は「やめておく」と言います。 咲もこうなることは分かっていた・・と思いながら一度お手洗い へ。

 

寝不足や考えすぎで、咲は調子が良くありません。やっぱり 寄り道せずに帰ろう・・と思った時に 美斗士に呼び止められます。

 そして陽希から 消しゴムを預かったというのです。 咲が大事にしていた 消しゴム。 もう人づてにしかやり取りができないんだ・・と思ってしまう咲。

 

すると美斗士が、具合を心配してくれました。 しかしそれに気づいていたのは陽希だというのです。陽希らしいさに触れ、思わず泣きたくなってしまう 咲。

 

 結局美斗士と琴乃の二人になりますが・・ 琴乃 は「行かない」と一言 強く言ってしまいます。

美斗士「 わーフラれちゃったー」

「フッてない!!」琴乃は慌てて 付け加えます。

 

陽希は自分の部屋でゴロゴロしながら咲の 「じゃあなんでわだかまってるの? 今も」の言葉に考えこみます。

陽希< ほんとなんでだ・・?なんて答えに詰まったんだ。 葉月への気持ちが残っているから とは どうしても思えないんだけど>

 

そこに 兄 亮介がハサミを貸してほしいと、部屋に入ってきました。 そして 葉月の話題に。返事くらいしてやれば?と亮介のところまで連絡が来たと言います。

陽希< 本当は亮介に用があんじゃないの? 遠回しなことしてんなー 葉月>

 

 そして 棚にそのまま置いてある、小学校の時の空手の準優勝カップに目が行く 亮介。

「 どうしてやめたの?」 と聞く亮介に

 

陽希「痛いから。あとやる理由もなくなったしね」

 亮介「・・・始めた理由って何だったっけ」

 

 バイト中の咲のもとへ 大ちゃんがやってきました。 大ちゃんは嬉しそうに咲にこう話しかけるのです。

「 葉月ちゃんが陽くんのこと好きになったみたい!」

咲「・・うん そうみたいだね」

 

 どうやらずっと連絡をスルーされていた葉月ですが、陽希からようやく連絡が来たと喜んでいたというのです。

 藤ヶ谷さんが何か  口添えしてくれたのかな? と聞く 大ちゃんですが

咲「ううん、 私は何もしてないよ」

 

大「 そっか でもこのまま2人がくっついてくれるといいんだけど。

確かに 葉月ちゃんを今まで陽くんを傷つけちゃったけど。 でも だからこそその傷を消せるのは 葉月ちゃん だと思うんだ」

 

 咲は陽希にとって、一番のことだと思います。

 

 そんな様子を 井竜は聞いてしまいます。

 

 咲は寝る間際も、陽希のことを考えます。

 優しいと言われるのをすごく嫌がっていた陽希。 長所なのに何で認めないんだろうと不思議に思ったのです。

 

 陽希は友達に、優しさでしか ポイントが稼げないと言われたことを気にしていたのです。 今日の大ちゃんの言葉も頭の中で繰り返してしまいます。

「 陽くんの傷を癒せるのは 葉月ちゃんだと思うんだ」

 

  咲<陽希にとって それが一番かもしれないけど。 でも でも・・・>と 考えてしまう咲。

 

咲< 私いい子ちゃんって言われるのどこか 誇らしく思ってた はずじゃん>

咲は放課後に中庭に、井竜から呼び出されます。

 自分が変わるきっかけをくれた、大事なお守りのメモ紙を見ながら。

 

 咲は井竜に用事を尋ねます。「 今日はバイト入ってないよね ?」と確認され

咲「またバイト 変わってほしい?」

井竜「ううん  違う・・・・」

 

咲「? 井竜く・・」

井竜「じゃあさ  俺とどっか行こうよ」

 

 ついに 井竜が動き出す 予感!!何かと タイミングのいい場面で登場する井竜。咲へ 気持ちは伝えていますが・・ 次回 どのように動くのか?? 続きが楽しみです !

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