咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」10話 別マ 12月号2021 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
付き合っているふりを始めてから、 陽希と琴乃はなるべく一緒に帰るようになりました。
「こんな茶番、はよ終わらせたいよなー」と美斗士。もちろん咲も気持ちは一緒です。
咲は陽希となかなか話ができない、この関係がやっぱり寂しいと思うのです。
昼休み4人で集まります。みんなで遊びに行く話題。
しかし、琴乃と陽希のやり取りが、なんだか本物のカップルのように見える咲。なんだかモヤモヤ・・
モヤモヤしながらシュースをゴクゴク飲む咲に
陽希「そっち俺の。なんて嘘だけど」
そうですそれって・・・多分あの時のこと・・
思わず咲は赤くなってしまいます。
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そんな咲を見て、琴乃が気にするのです。
「あのさ、咲ってもしかして、陽希のこと好きだったりする?」
咲「えっなんで?」
<もしここで正直に言ったら、付き合ってるフリも解消しちゃいそう>
咲「いや 全然全然」
琴乃「ほんと?そっかよかった。だってさーもしそうだったらこの状況絶対嫌でしょ」
咲<なんだ、そういう意味か>
琴乃「私 咲に嫌な思い、させたいわけじゃないもん」
やっぱり気ぃ使いやさんの琴乃が、自分の都合だけで陽希のことを巻き込んだりはしなさそうだなぁと思う咲。
咲<付き合ってるフリをしようって言い出したのは、陽希の方からなのかも>
なんだか話ができない状況が続くと、勝手な不安がどんどん積もっていきます。
その日の帰りも、陽希と琴乃は一緒に帰ります。その後ろ姿を見て、陽希と話せないのはこんなに寂しいものなんだ・・咲は思うのです。
すると・・・バイトの帰りに、陽希が近くで待っていてくれたのです。
陽希「話しに来た。最近あんま話せてなかったから。藤ヶ谷と話したくて」
咲「私も!陽希と話したかった」
陽希「こうやって話すの久しぶりだからかな。なんか変な感じ」
二人とも久しぶりに聞きたいことを聞けることに。
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陽希はやっぱり、井竜のことが気になっていた様子で・・
陽希「たぶん、ふてくされてた。なんか上手く言えないけど。
亮介の事に関しては、俺が協力してたつもりだったのに。知らないうちに井竜ってやつになってて。それが腑に落ちてないんだと思う」
そして咲は、偶然が重なった経緯をきちんと説明することに。
咲「だから陽希を頼ってないわけでもないし。もちろん亮介さんに心残りとかもないし」
陽希「そっか、わかった。しっかし話せばこんなに、すぐすっきりするのにな」
そして咲は、琴乃との付き合っていフリについて聞くことに。
やはり流れで、自分から陽希が言い出したことでした。
陽希「軽率だったかなとは思ってる。みんなにも迷惑かけてるし」
咲「今の話聞いて、その状況なら仕方ないって思ったし。むしろ陽希らしいになって」
陽希と話ができて、咲も納得できました。でもやっぱり自由に二人で話さないことが、今は寂しいと感じるのです。
そんなことを考えると、思わず涙が溢れてくる咲。そんな顔を陽希に見られてしまいます。
陽希「何もしゃべんないから、泣いてんのかと思って。そしたら今度は本当に泣いてるし」
咲「あ・・。あくび我慢しただけ何か眠くなってきたし。遅くなっちゃうし、帰ろっか」
そして咲が歩き始めると・・・
陽希「ちょっと待って」
なんと!!陽希が後ろから、咲を抱きしめるのです。
びっくりしてしまう咲・・・
この行動は果たしてどういう意味なのでしょうか??おそらく陽希も咲のことが好きだとは思いますが・・・付き合っているふりをしている琴乃の気持ちも気になります!今回のドキドキの陽希の行動は??次回が楽しみです !