咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第5話 別マ 11月号 2024 ネタバレ 感想 考察

咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第5話 別マ 11月号 2024 ネタバレ 感想 考察

眠ったままの世界から 目を覚ましても ユメかウツツか まだ不確かで

 だから触れて 確かにしたい あなたがいる現実を

 

 五十嵐から「阿久津くんと付き合ってるんじゃなかったの?」 とびっくりされるいろは。

 いろはは、話す練習相手になってくれてるだけ・・と言います。 そのおかげで 五十嵐とも話ができるようになった・・恩人だ・・というのです。

 

五十嵐「 その中に恋愛感情は入ってるの?」

いろは「え・・ や・・ えっと・・・」

< ありがとうだけじゃないこの気持ちを 恋愛感情と言ってしまうのは、なんだか おそれ多い気がして・・>

 

 阿久津はすっかりクラスになじんでいますが、あれは 阿久津くんが合わせてくれているからだよね〜 と 五十嵐は言います。

いろは< だからたまに 阿久津くんは 本当は全てが退屈なんじゃないかって思ってしまうことがある>

 

 それに 元同級生と阿久津が絡んでいるところを見たことがない・・という 五十嵐。いろはも確かに〜と思うのです。

そして 阿久津と目が合い 赤くなるいろは。そんな いろはを見て、五十嵐は夏休みにみんなで夏祭りに行こうと学級委員に提案します。

 

 いろはは 阿久津が行くなら行きたい・・そしたら 一度でも 夏休みに会える・・と思うのです。

 阿久津から「 浴衣 着てくの?」と LINE が。いろはは「持っていない」と返すと「そっか 残念」と返信が。

 

 いろはは半分冗談なんだろう・・とは思いますが。

浴衣を隣のおばちゃんに借りようと思うのです。 おばちゃんはすっかり自分の娘の出番がなくなったから嬉しいと。そして 当日は着せてあげるよ〜 というのです。

 

いろは< 浴衣で行ったら 阿久津くんはどんな反応してくれるのかな。 お祭りで会えるの楽しみだなぁ>

 

 当日、可愛く髪もセットし 浴衣を着付けてもらいます。 おばちゃんは そん いろは をじっと見つめて、言葉を飲み込んだようです。

 

いろは「 お母さんに似てきた?」

おばちゃん「 ごめんね、 つい・・・」

<おばちゃんは寂しそうな顔をするけど>

 

いろは<私にはおじいちゃんがいるから、全然寂しくないよ 。大丈夫>

おばちゃん「 そっか そうね」

 

 下にいるおじいちゃんに浴衣を見せに行こうと、おばちゃんが言います。

「 今日はこんなに可愛い いろはちゃんとお祭行けるなんて、きっと喜ぶよ おじいちゃん」

 

 そうなんです。 今日は毎年おじいちゃんと言っていた近所のお祭りの日。

 なんと クラスで行く 夏祭りの日にちとかぶっていたのです 。

おばちゃんは「言ってあげようか?」と 言いますが

いろは「 自分で言う」

 

 いろははそう決め おじいちゃんの元へ向かいますが ・・・お父さんとお母さんの写真を見て、おじいちゃんは自分にお母さんを重ねている・・と感じるのです。

< お父さんとお母さんを覚えている人たちは、みんな寂しそうでかわいそう>

 

 そしてクラスの LINE に、みんなで行く夏祭りを断るのです。

 

 おじいちゃんはお祭りで知り合いの人に会うと、いろは を連れていることにとっても嬉しそう。 そして知り合いから囲碁を進められ、1局を打つことに。

 いろは<毎年おじいちゃんと来る、このお祭りが楽しみだった。私が 寂しくないと思えるのはおじいちゃんのおかげだから。今日はこれでよかったんだ>

 

 でも心のどこかで、 阿久津くんに浴衣を見て欲しかったな〜 と思うのです。 そして遠くを見ると・・・

 

いろは<え  まさかそんなわけない。 阿久津くんがここにいるはずない>

笑顔の阿久津を見つけるのです。

「 サプラ〜イ・・」

 

 いろはは思わず 阿久津の頬を触ります。 本物だと確信するのです そして びっくりしながら 頬を赤らめます。

阿久津「 いろは 浴衣 来てんじゃん。 こっち来てよかった」

 

 そして五十嵐と神山も一緒にやってきてくれたのです。

五十嵐「 向こうは 大人数だしってことで、会いに来た」

 

いろは< みんなが 来てくれて嬉しいって こんな風に思えるようになったんだな 私>

 

 いろははおじいちゃんに学校の友達を紹介します 。

初めての友達でおじいちゃんはとても嬉しそう 。そして 神山がおじいちゃんと一緒に 囲碁をすることに 。その間 五十嵐は、いろはと阿久津を買い物に行かせます。

 

阿久津「 いろははおじいちゃんこだなんだね。 毎年一緒に来てるんでしょ?」

いろは「そう 小さい頃から必ず連れてきてくれんだ」

 

阿久津「お父さんとお母さんとは来ないの?」

いろは「・・・ うん」

 

 いろはは今まで友達に散々言われた、嫌な思い出を思い出してしまいます。

 

 いろは<覚えてないから寂しいがわからない。 それってそんなにだめなことなの? 私だって忘れたくて 忘れたんじゃないのに。>

 

阿久津「 まあ いっか。別にそんなの」

いろは<相変わらず無理に踏み込んできたりはしない。 それでいて拒絶もしないでいてくれる。 阿久津くんになら言ってもいい。

私には両親がいなくて でも寂しいとかあんまりよくわからないって。 正直に言っても阿久津くんなら、わからないなりに理解しようとしてくれるんじゃないかな>

 

 しかし いろはは思うように言葉が出てきません。

 

阿久津「 無理に話さなくていい。 話したくないことなんて誰にだってあるよ」

 でも いろはは 違うのです。 話がしたいけど、怖い・・そして 阿久津に近寄り

 

いろは「 こないだみたいに 背中ポンポンしてほしい。 そしたらうまく言える気がする」

阿久津「はは どんだけでかい赤ちゃんだよ」と ポンポンとしてくれました。

 

 その時 五十嵐の「その中に恋愛感情は入ってるの?」 という言葉が頭をよぎります。

 

 いろは<ありがとう以外のこの気持ちを何て言えばいい ?うまく言葉が見つからない 「好き」 って言葉しか見つからない>

 

 阿久津にポンポンとされ はっきりと好きという気持ちを確信したいろは。それはとても居心地が良さそうで・・・しかし、 阿久津にもなんだか 秘密がありそうですよね 。いろはの溢れ出す、感謝を超えた 「好き」という気持ち・・。次回も目が離せません !

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