別マ ネタバレ1月号2019「テリトリーMの住人」24話・感想・考察
宏紀と瑛茉はなんと・・すっかり暗くなるまで土手で寝てしまいました。瑛茉は宏紀が、 抱きしめていたことを知りません。それでもすごく、心地の良い感覚を覚えていました。
次の日の昼休み。
宏紀のカバンから、草がひらひらと出てきました。瑛茉が「土手のとこで入ったんじゃない?」と話をすると、それを聞いていた穂積が気になったようで
穂積「ひろくんとどっか行ったの?なんで ひろくん?」
瑛茉「・・なんでって?ちょうど通りかかったから」
マンションでは郁磨と穂積がくつろぎ中。なんだか郁磨の様子がおかしいことに、穂積は気づいています。
郁磨「・・奥西さんのこと嫌ってたけど・・今はもしかして逆だったりする?」
穂積「・・・・・逆だとしたら、くっしー は困る?・・・・」
郁磨「それはいいけど、こまがっ・・・・」
なんと・・こまちゃんの心配をしていた郁磨。
穂積は瑛茉に、この出来事を一部隠して伝えます。「くっしー こまちゃんのこと、思いっきり気にしてたわ」
厄介なのは・・未だにこまちゃんが自分のことを好きだと思っているということ。
「今は違うって教えてあげればいいのに」なんて瑛茉は言いますが
穂積「今は駒井ちゃん自身が動き出したんだから。外野は必要ないだろ」
瑛茉<たしかに・・こまちゃんが頑張ってるんだもん。きっとうまくいくよね>
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こまちゃんは今日も郁磨を帰りに誘いますが・・・また委員会の仕事があると断られてしまいます。
もちろん、こまちゃんも避けられているのは分かっているようで・・
こま<ふんわりいい空気に持ち込んで、分かってもらおうなんて甘いかも。やっぱり先に気持ちを伝えるべきかもしれない>
結局郁磨は、委員会の仕事なんてありませんでした。隣にいた国枝さんに、それとなく合わせてもらっていただけだったのです。
国枝「それっぽい仕事ならあるけど」
天文同好会の部屋の片付けに、誘われます。天文同好会は人数が少なく、去年の入部は国枝さんだけ。それらしい活動はしていないと言います。
流星群好きの郁磨と話が盛り上がり、今度一緒に郁磨の穴場スポットに行く約束をします。
片付けを始めるふたり。すごいほこりに、メガネを外して落としてしまう国枝。
そこを知らずに、郁磨がふんでしまい・・壊してしまうのです。
こまちゃんは家のベランダで、決意を固くします。<決めたー今日 郁磨に告白する>
ベランダでいまか今かと郁磨の帰りを待っていると・・郁磨が国枝と腕を組んで帰ってきたのです。
こま<え なんで腕組んでる・・・?ふたりが笑いあいながら 一緒に帰ってきた・・・>
郁磨を公園に誘いますが・・・明らかに落ち込んでいるこまちゃん。
郁磨「・・・こま・・・本当にどうした?・・」
こま<やっぱり言うのやめた方がいい。だってもし国枝さんと付き合ってるなら、言ったって迷惑になるだけだし。
・・・なんて言わなくてすむもっともらしい理由を、さっきから頭の中で探してる。
国枝さんは関係ない。さっきは確かに動揺したけど、単純に怖がってただけ。
このまま曖昧にそばにいられないかな なんて>
郁磨「まさか、りく(穂積))と何かあった・・・・・?」
こま「何で穂積が出てくるの?」<曖昧なんて無理。もう誤解するのも されるのも嫌だ>
こま「今私が好きなのは、郁磨だよ」「え」
「私が好きなのは郁磨だよ」もう一度言います。
郁磨「何 言ってんの・・・・こんな時にふざけるのやめてよ・・」
こま「ふざけてない。郁磨に言われてから気にするようになって、だんだん気持ちが変わってっちゃったんだもん。
私だっておかしいと思って、考え直してみたり ずっと悩んだりしたよ。でも変わらなかった」
郁磨は立ち上がり「・・・・・無理だよ・・・・ごめん。聞かなかったことにしたい」そう言ってその場を、立ち去るのです。
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教室では国枝さんと郁磨が、楽しそうに話をしています。
瑛茉<何だろう・・・何かいつもと空気が違うような・・>
郁磨と国枝さんは、この前約束した高台へ星を見に行くことに。国枝さんは眼鏡が壊れて以来、コンタクトで過ごしています。
高に着くと「わあ 本当だ~見晴らしいーい」と楽しそうな国枝。
レジャーシートを敷きながら、郁磨は瑛茉のことを考えます。
<・・・奥西さんには結局、まともに星 見せてあげられなかったな・・>
そして星を見上げながら、思い出すのです。
郁磨<最初に来た目的は、たしか別の・・・星と全然関係ない・・そうだ 夏休みに近所の子達でカブトムシを探しに来て、たまたま流星群にあたったんだ。
面白いくらい降ってくる流星群に、みんなが湧いて、もちろん俺もだったけど。こまが特に喜んで。
きらきら星を映したこまの瞳が、キラキラ綺麗で。その顔がまた見たくて 喜んでもらいたくて、流れる場所を探すようになった。
どうして こうなってしまったんだろう。どこを間違えてしまったんだろう。
俺が選択を間違えなければ、奥西さんのこともこまのことも、誰の子供を傷つけずに済んだのに 。ただ大好きだっただけなのに>
マンションを慌てて、瑛茉が飛び出します。すれ違った穂積は瑛茉の袖を掴み「ちょお 待った」
瑛茉は怒っている様子です。
瑛茉「こまちゃんを悲しませといて、のんきに他の女子と天体観測とはどういうつもりなのか、聞きに行くんだけど!?」
穂積「いや、何か知らんけど 落ち着けって」
瑛茉「邪魔しないでよ。離してよっ」
穂積は瑛茉の手を握りなおし「分かった。俺も行く」
せっかくこまちゃんが勇気を出して、郁磨にぶつかったのに・・・なんとその答えはノーでした。
自分の中でも整理がつかないことと、いろんな人を傷つけてしまったことが原因なのでしょうか?そして、国枝さんと言う人も現れ、より複雑になる片思い・・・なんだか切ないですね。次回もお楽しみに ~