咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」ときめきの番外編 別マ 12月号2023 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
体育の時間が終わり、男子は特に元気の様子。 美斗士はサッカー部だからなおさら はりきりモード。
すると陽希が咲に、小さく手を振ってくれたのです。 こういう両思いならではの、些細なやり取りが嬉しいと思う咲。
そんな2人を見て琴乃が「咲達は ほのぼのカップルだね」と言います。
そんな琴乃は美斗士と、さわやかカップルって感じ〜と咲に言われます。すると琴乃が少し赤くなるのです。
琴乃「 美斗士って、意外と 糖度高いんだよね」
咲は意外だな〜と言います。
琴乃「うん、 私だけにしか見せないから」
咲はドキドキしながら「2人でいる時は どんな感じなの?」と 聞きます。
琴乃「 えーと・・ 黙ったまま 真面目な顔でずっと見つめてきたり、 大事そうに手を握ってくれたかと思ったら、そのまま 手にキスしてきたり」
そんなことを聞いている咲が、真っ赤になってしまいます。
琴乃「 基本 くっついて離れたがらないし。 多分私よりロマンチストだと思う」
そんな話を聞いて咲は、羨ましいと思ってしまいます。琴乃たちは家で遊んだりするとのこと。
そこに美斗士と陽希が合流。 肘を怪我している美斗士を気にかける琴乃。やっぱり 保健室に行こう!と2人で 保健室へ向かうのです。 そんな二人の後ろ姿をドキドキしながら見送る 咲。
二人で歩きながら、琴乃の頭をよしよししながら歩く美斗士。
咲< あの 絶対的カップル感 めちゃくちゃいい〜〜〜!!>
咲は甘えてくる陽希とかいいなぁ・・」 なんて想像してしまいます。すると陽希が 期末テストが近いから一緒にテスト勉強をしない?と誘ってくれたのです。
思わず前のめりで「私の家とかは ?」と言ってしまう咲。
そして咲は トイレに寄り、井竜とすれ違う陽希。
井竜「勉強するために家に誘われただけなのに、変なこと考えてそう。そんで とっとと 藤ヶ谷さんにひかれればいいのに」
陽希は 何とも言い返せません。
井竜「 言い返せないくらい 図星だった?」
陽希「 や、言い返したら かわいそうかなって。立場的に」
2人はバチバチしながら別れます。
咲は陽希といっぱいくっつきたいし、早くおうちデートの日にならないかな〜と思います。
がしかし! 当日かれこれ2時間は本当に勉強しかしていません。 陽希との距離が近くなるたびにドキドキする咲ですが・・・勉強を続ける二人。
咲< くっつけたい気持ちで頭いっぱいになってる 私って、めちゃくちゃ恥ずかしい>
陽希は咲の宝物の消しゴムを見つけます。 咲にとっては陽希がくれた消しゴムも、陽希が取ってくれたら ラムネちゃんも宝物。
陽希「大事にしてくれてんだーって 照れた」
2人は照れながら少し見つめ合います。と、ここで 陽希がまた 勉強モードです。
咲< キスとか期待しちゃった。琴乃たちの話聞いて羨ましくなっちゃったけど。ただくっつきたいと思っているのは、私だけなのかなって思うと 恥ずかしいよりも 寂しい>
そんな咲の表情を読み取り
陽希「 藤ヶ谷どうかした? もしかして俺 なんかしちゃった?」
咲「陽希が何かしたわけじゃなくて・・・その逆 っていうか・・・・」
何かあるなら言って欲しいと、陽希が素直に言ってくれています。
咲は恥ずかしくて、 ゴニョゴニョ としか言えません。
陽希「 ごめんなんて?もう1回言って」
咲「 陽希ともっとイチャイチャしたい・・・」
陽希「え?・・・え?」
咲の顔は真っ赤。 そんな顔を見た陽希の顔も真っ赤かです。
陽希「 焦ったーーマジで 俺 何かやらかしたかと・・・」
咲く「ご ごめん。 琴乃たちが羨ましくなっちゃって。 私たちは私たちなのにね。・・ でもくっつきたいです」
陽希は「おいで」と近くに 呼んでくれたのです。 咲は真っ赤になりながらも、 陽希の隣に移動します。
咲「 ごめんね。 勉強の邪魔して・・・」
陽希「全然。 俺も一つも頭に入ってなかったし」
咲はくっつきたいと思っているのは自分だけだと思った・・と言うと
陽希「俺のことなんだと思ってんの? 普通に 健康な男子高校生なんだけど。」
そう言って咲くを抱きしめます。
咲「陽希も 同じなら 嬉しい」
2人は見つめ合いキスをします。 もっとくっつきたい咲ですが、陽希が勉強に戻ろうというのです。
陽希「この状況でこのまま続けると、 先に進みたくなるからダメ」
このことに咲は少し時間がかかり。はっと気がつくのです 。下にお母さんいるしね・・と陽希に言われてしまいます。
話題を変えようと咲は、卒アルを取りに行きます。卒アルを出そうとすると、 咲の大事な、おばあちゃんに作ってもらった手作りのカバンが転がります。
咲は「おばあちゃんに作ってもらった大事なカバンなんだ ー」と言うと、陽希の中で あの 電車での出来事が思い出されます。
きっとあの子にとって大事なものかもしれない・・そう思ったあのカバンだったのです。
咲が卒アルを陽希に見せると・・・陽希は にっこり微笑んで咲を見返すのです。
陽希「 俺さ 藤ヶ谷と出会うために、生まれてきたのかもしれない・・って言ったら笑う?」
咲< 出会うべくして出会う人 そういうのが 本当にあるなら それは陽希ならいいって 私も思ってた だから>
咲は陽希からの話を聞いて、涙がこぼれます。
「 笑わないけど泣く」
咲は涙をボロボロ流しながら、陽希は咲の涙を拭います。
ーーーおわりーーーー