ちはやふる ネタバレ 154首(ビーラブ21号2015年10月15日発売)感想考察

Belove21_20151015

第154首 それぞれの決意を胸に、ついに始まる全国大会!!

「暑いっ!」「もう無理!」

瑞沢高校かるた部は、夏の練習という事もあり、みんなバテバテになりながらも練習をがんばっています。

ちはやも畳の部屋の窓際で、寝転んで休憩中です。

吹奏楽部の楽器の音が微かに聞こえます。

千早<遠くで練習してくれているんだ・・・。>

かなちゃんが応援演奏してくれたこと、

(回想)

新が、「千早振る」は、高速回転するまっすぐな軸の独楽(こま)。何が触れても弾き返される安定した世界。

(回想終了)

といってくれていたことを思い出します。

千早<夏と、部室と、畳のにおい──────>

肉まん君たちはアイス食べながら今後の話をしています。千早が配列表の添削や、感想戦を丁寧にやるようになったことについて話しています。それに、それは

「真島の仕事だったよなー。」

部室にひとりいる千早は、太一の気配を感じます。飛び起きて、見渡しても、誰もいません!

何かを思う千早・・・。

 

三度目の夏──────

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いよいよ全国大会、瑞沢高校かるた部は新幹線で移動です。

道中どんよりと曇っていると思ったら、会場では電車も遅れるような豪雨。

会場の浦安の間では、団体戦の抽選会です。続々と組み合わせが決まっていく中・・・、

抽選会場係員「残りの高校は到着まだですね。それではこちらで・・・」

と、その時、ガラッと音がして、

新「福井代表 藤岡東です。遅れてすみません。」

と新たちが登場です。何とかくじ引きに間に合います!

そして張り出されたトーナメント表です。

瑞沢は、また千葉国際と同じブロック!今年はどうなるんでしょう!?

千早「新!」

赤くなりながら声をかける千早です。照れている感じの2人がかわいいですね^^

まずお互いが全国大会に来れたことを褒め合います。

そして、太一の話に

新「太一は?」

少しの沈黙があります。まずい事を聞いたとわかったのか、

新「・・・辞めたことしかしらんのや。桜沢先生に聞いて・・・」

千早「うん。そう・・・。辞めちゃっていないんだ」

っとさみしそうですが・・・、

千早「でも、気配は感じるの。変かな、へへっ」

と微笑む千早です・・・。

机くん「いくぞー」

と声をかけられ、

千早「新、瑞沢は 勝ちにいくよ」

っと一変して戦闘モードに!真剣な千早の顔です!

そして、新も後輩たちに説明します。

新「あれが、前年優勝校のキャプテンや。」

千早の背中に、太一の影が見えます!

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夜の旅館では、瑞沢高校は、熱中症予防も含め準備をしっかり整えています。

前にやらかした教訓もあるのでしょう^^;

明日は遂に試合です。千早やかなちゃん、原P、翠ちゃんなど、親も来るようで「親ってなんだかんだ来たがりなんですよねー」と困りながらも悟ったようなことを言う菫ちゃん。

布団に入って、何かをしている千早に尋ねるかなちゃん。

千早「上昇気流のイメージ。」

と言って、それを手で描く千早。さらに、

千早「お母さんたちの応援で、実力は上がったりしないけど、がんばれって気持ちは、温かい空気と同じように、”運気”を上げてくれる気がするよ。」

それを聞いてはっとする一同です。

かなちゃん「そうですね・・・」

っといって見てみるとすでに寝ている千早です(笑)

 

夜が明けて、遂に全国大会、当日の朝。

各高校、大会でがんばったら、「付き合う」とかの恋話で、どこの高校も盛り上がっています^^それに、分かり難いですがけっこうそれぞれの小ネタが結構炸裂しています(笑)

いよいよ開会式、選手宣誓・・・。

何と去年の優勝校、瑞沢のキャプテンがやるということに!

多分事前に絶対通知されているはずなんですが(笑)

真っ青になる千早・・・。

千早<宣誓なんて、太一だ!いちばん似合うのは太一だ!太一だ!>

ぎゅっと目を閉じる千早。

千早<『でも 気配は感じるの』>

と言った言葉を思い出し太一が乗り移ったような表情に変わります。

そして、

千早<来い、来い、この夏一番の上昇気流!>

かっこよく、選手宣誓をやりきるのでした^^

 

一方、太一は周防名人と大阪でTV収録をしているのでした。

浪速の和菓子の差し入れに興奮中の周防名人です。『最強名人 速さの秘密に迫る』の取材企画に、太一もついてきたみたいです。

太一<気にならないはずがない、あの企画書を見たら、音響研究の専門家による分析、瞳の動き、認知能力、反応時間の検証、運動能力の検査、モーションキャプチャーによるバランスの解明、聴力の測定など科学的なアプローチから名人の強さに迫る企画。>

番組スタッフから、太一のことを撮影に協力してくれるお弟子さんと思い、名人の強さを伝える凡人・普通レベルの選手も必要でと、その役を太一にリクエストしますが、

周防「すみません、彼は普通よりずっとずっと強いですよ。」

っと言ってくれるのですが、小声すぎてスタッフには聞こえておらず、太一に対して失礼な態度をとるスタッフに、太一へ

周防「ごめんね」

と詫びる名人。でも、そうまでして、こんなふうにテレビに出て 名人が見てほしい人ってだれか気になる太一。質問をすると、

周防「高校でてからもう8年も故郷に帰ってないから親戚とかにさ」

とぼかす名人です。そこは、

太一「帰ったらいいんじゃないっスか?」

と素直に突っ込みます(笑)。

周防「君は東京生まれ東京育ちで地方に故郷とかないやつだろう。だから嫌なんだ。都会の人間の発想とか価値観とか 持てる者の無邪気な「邪悪さ」が君にもちゃんとあることを自覚するといい。」

太一は、地雷を踏んだみたいです(笑)

 

いよいよ撮影という雰囲気で、袴に着替えて、ビシっと決まっている名人!

すると、

番組スタッフ「あっ、それと急に企画の変更がありまして、本当に急で申し訳ないんですが、名人にご了承いただければぜひご共演を───────」

との言葉に、目を向けると、そこには、袴姿の詩暢ちゃんがいるのでした!

この前の話の実現に向けて動き出したんですねー^^

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