パーフェクトワールド 漫画 ネタバレ35話(KISS 2018年1月号)感想・考察・あらすじ
つぐみ「鮎川 私、後悔がある。後悔があるの」
鮎川「後悔 ?」
つぐみが話をしようとすると、足元には猫のケンゾーが・・ケンゾーが外に出ていきそうになり つぐみが追いかけます。
話は一旦保留になり・・鮎川は何かを感じ、つぐみを外に散歩に行こうと誘います 。
本屋により、外でコーヒーを飲み・・たくさんの人々が集まる方に向かった二人。
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目の前にはキャンドルがたくさん広がっていました。
そこは日本各地の震災復興を祈る、キャンドルナイトを開催しています。
主催の人が二人にもキャンドルにメッセージを書いて、灯してくださいと言います。
鮎川はメッセージを書いた後、震災後に自分の事故のことを思い出していた・・とつぐみに話し始めました。
あの日も震災の時と同じように、朝起きて・・普通に出かけてって・・大学に行って・・授業に出て・・バイトに行って・・普通に家に帰れると思ってた。
雨の中、自転車を漕ぐ鮎川。
目に入った雨を拭き取っていたその一瞬の隙に、トラックとぶつかり大事故にあったのです。
薄れてゆく意識の中で取り返しのつかない事になったと感じてた鮎川・・
こんなことになるなら・・もっとあすればよかった・・こうすればよかった・・そんな事ばかり思ったと言います。
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事故の時のことは、なるべく思い出さないように生きていたけれど、それは違うんじゃないかと思えてきたと言います。
鮎川「たぶんそれは変わってしまったこと、取り返しのつかないこと。
その上で生きていくのが人生だからなのかな。失ったものを見つめながら、どう生きていくのか・・答えを出してゆく。今はそんなふうにできたらと思ってる 」
そんな鮎川をつぐみは見つめ、二人はキャンドルの間をぐるっと散歩します。
キャンドルの灯のせいか、とっても落ち着くつぐみ。<今ここに存在するのは、鮎川と私の二人だけ>そう思ってみます。
つぐみ<今夜是枝くんのところへ行くつもりだった。
でも・・だめだった。もう 全てを裏切っても、失っても、私は鮎川が好きなんだ。
だけどもう、この思いは伝えられないかもしれない。
鮎川はどんな辛い経験も、それを糧にして前に進んでる。この回廊の明かりが途切れる時、私の一生の恋も 一緒に消えるのだ>
そう思っているつぐみの手を、なんと鮎川が握ったのです。
つぐみ「え・・なん・・なに」
鮎川「俺も後悔があるんだ。松本で別れてからずっと考えてた。
後悔をどんな言葉で伝えればいいのか・・でも結局見つけることはできなかった。
ただこの言葉だけしか残ってなかった」
つぐみは涙がボロボロと溢れ、鮎川の車椅子の前に倒れこんでしまいます。
鮎川はそんなつぐみの手を握りしめ、こういうのです。
鮎川「川奈が好きだ 」