RIDE.416 表彰台
「ほな 上がろうか。一番上のォ 勝者讃える表彰台に」
2日目が終わり、選手たちは各メンバーの元に。
総北メンバーの元に今泉が頭を下げます。
今泉「すいませんでした。オレが最後の数センチを押し切れなかったせいで、京伏に敗北してしまいました!!」
手嶋「今泉・・ゴールを獲るのがエースの役目だ。ゴールのためにオレたちは・・鳴子も全力で走った。そしておまえに預けた。おまえはやるべき仕事を完遂できなかった」
手嶋の言葉に坂道も固まります。そんなメンバーが見守る中・・
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手嶋「てさ。 理屈はそうだ。けど、エースてのは毎回勝てるもんじゃない。おまえは全力で走った。それで獲れなかったんなら仕方ないだろ」
今泉「けど、オレが全力で走ったかどうかなんてわかんないすよ!!」
手嶋は今泉に言います。杉元から今泉の走りをとくとくと聞き、「最高の強い走りだった」と泣き崩れながら話してくれたと。
手嶋「1人の男を泣かせる走りは、全力以外何物でもないよ」
メンバーが今泉の胸にパンチをしながら、独自に励まします。
鳴子「弱っわ。スカせ スカせ ワイの知っとるスカシ男はもっとクールでエラそうや」
みんなの励ましで今泉も表情がほぐれます。
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すると、表彰式の案内が。1位の表彰台に上る御堂筋。2位に今泉、3位に新開です。
御堂筋の独特のポーズやコメントに会場中が歓喜の渦です。
御堂筋「最後までがんばれたのは、この2人の強い強いライバルたちがいてくれたぁ~ トカゲですぅ」
御堂筋「チョロチョロはいまわるとかげのように、この両脇にいる愚鈍な2人が勇気のない、ひ弱な走りをしてくれたおかげで、ボクは勝つことができましたぁ!!」
御堂筋「キモキモキモキモ キモォー!!」
壮絶に変な動きをしながら、キモとくり返す御堂筋。表情を変えない今泉と新開に腹を立てているのです。
御堂筋「地形、戦略、知略、意思、力、決定力、全てにおいて このハエのようなふたりのカスにボクははるかに勝っていた!!」
今泉も新開も黙ったままで、ざわつく会場は、御堂筋の独特なスピーチに言っていることは正論だ!裏表がない!すごい!王者交代!いや彼は支配者だ!と言われるほどに、ますます盛り上がります。
表彰式の裏では、手嶋と青八木が話をしています。明日のインターハイで引退になり、最後のレースです。
手嶋「明日もオレの震えを止めてくれるか。平坦で引いてくれるか」
青八木「ああ、止めてやる。100%引いてやる」
手嶋「心強いよ、何よりも!!」
手嶋「青八木おまえと2人での走り・・このインターハイでできたらと思ってるんだ。2人のシンクロストレートツインを」
すると・・青八木が足を抑えて急にしゃがみこみます。
ハァハァと言いながらも「・・・大丈夫だ、何でもない」と言う青八木。
青八木の足の痛みは疲労なのか・・果たしてケガなのか・・・!?
——「弱虫ペダル」ネタバレRIDE.417週刊少年チャンピオン43号2016)感想考察へ—–