RIDE.372 正しい判断
インターハイ2日目の日光山道。手嶋と合流後に箱根学園を追う総北エースの今泉の判断。それに反して鳴子は単独で追走を開始した。同時に飛び出したのは、京都伏見の御堂筋ですが・・そんな御堂筋が鳴子に圧をかけます。
鳴子<うそやろ 京伏メンバー来とるやと!?全員!?>
~回想~
御堂筋「イズミくぅん なんで動かんの!?こっちは一人ずつやよ!?総北2人で逃げ切るチャンスやよ!?」
今泉「相変わらずだな 御堂筋。乗らねえよ そんな陽動作戦」
御堂筋「ようどう? ちがうし!!」
~回想終わり~
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御堂筋「ボクのザクに追い抜かされて「う」とか「な」とか 言葉にならん声あげて。絶望するポキ泉くんのカオを!!」
そう言って余裕の表情を見せながら話をする御堂筋。 鳴子は厳しそうな表情で走ります。
そして遅れていた手嶋が、やっと今泉と坂道に追いつくのです。息を切らす手嶋に坂道が
坂道「すぐに加速できますか?箱根学園が・・」
手嶋「5秒 時間をくれ 息 整える」
今泉<合流して加速する!!途中で鳴子もひろえばいい!!>
今泉は去年の金城の言葉を思い出します。
金城「総北は支えあうチームだ。本質はおまえの中にしかない」
今泉<本質・・・!答え!自分の中に答え・・この判断は自分で出した答えか・・く!迷うな!!>
自分の判断は間違っていない!と速度を上げようとする今泉。そんな中、今泉に坂道が大きな声をかけます。 疲労しきっている手嶋がついていけていないことを。その様子を見て、今泉は自分がリーダーに向いていないことを自覚して痛感します。
今泉「とにかく今は箱根学園を追う!!」
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そして今泉は後ろを振り返り・・・手嶋の後ろに紫色の集団をを見つけます。なんと!京都伏見が追いついてきたではありませんか!
悔しいですが御堂筋の言った通りのリアクションを今泉はしてしまうのです。そして小鞠が引く京都伏見が総北を追い抜いていきます。
小鞠「最高筋肉(いいにく)なのにざらついてる人だ!」
小鞠の余裕の表情に今泉は力が入ります。
今泉「小野田 加速だ!手嶋さん!!京都伏見のケツにつく!!こいつらのケツにのれば 先頭の箱根学園まで追いつけ・・・!」
と叫びながら振り向くと・・・やはり手嶋が付いてこれていないのです。
今泉「早く回復してくれよ手嶋さん!!あんたクライマーだろ!!」
そう叫んだ後に、小泉は気が付くのです。<ちがう ちがう 手嶋さんじゃない・・間違ったのはオレの判断>
むしろ手嶋はよくやったと言ってもいいでは。
手嶋に更なる負担を強いて、総北をピンチに追いやっているのは自分の判断ミスのせいだ…と自分を責める今泉。
そして、「ポキ…」と今泉の胸の中で折れる音が・・。
果たして今泉は・・?総北メンバーは立ち直ることができるのか・・?