RIDE367 yes(イエス)
新開が来た事に戸惑う坂道です。
(回想)
手嶋が精一杯押してくれて、
手嶋「逃げろ小野田!!」
(回想終了)
坂道<そうやって言ってくれていたのに、ほとんど時間が経っていないのに・・・>
坂道<こんなに短い間に手嶋さんを抜いてここまで来たのか!!>
新開「5番の人ですか?あの人なら軽く引きちぎってきましたよ」
手嶋を抜いて坂道に追いついて来た新開をまだ受け入れられません。手嶋も凄い選手だし、あの石壁として青八木と「鬼ごっこ」戦略をしてきている手嶋ですから、そう簡単に抜かれないと思っていた坂道、面食らうのもしかたありません。
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しかも、面食らっている間にすぐに横に並ばれてしまい、
新開「たどり着くまで先頭までどっちが速いか、それでどうです?」
坂道に出されたオーダーを新開もわかっています。
新開「これはルールじゃない、ゲームでもない、”レース”です。」
それに、新開は戦略の一環としても、チームに先にたどり着かないと敗北を確定的なものにする事もわかっています。
新開「ここでオレと闘わないという選択はできない」
新開「さあ勝負です。答えはyesでしょう?」
その問いかけと同時に、手嶋にしたように坂道に顔を一気に寄せて、道の際に追いやります。
危うく壁に当たりそうになる坂道ですが、なんとか堪えます。その間に、突き放す新開。
坂道は思います。
(回想)
手嶋「お前はゼッケン1だ!お前にはやるべき仕事がある。」
手嶋から出された”今泉と鳴子に追いつけ”というオーダー。
それに、スタート前の青八木の言葉も思い出します。
青八木「去年と同じ走りが出来ないと思うか?」
青八木「できるはずがない!」
青八木「もっと強くなっているのだから!!」
坂道<「強くなってる」去年と同じ走りなんて出来ないって!>
去年よりも強くなっているのだから、去年よりも絶対いい走りができると思い直したのをまた思い出します。
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さらに、学校で野球部の同級生に勝負を挑まれたエピソードを思い出します。勝負って言葉を聞くとひるんでしまう坂道は、ただ階段をのぼる競争なんですが、負けてしまい「全国一位なのにちゃんとやれよ!」と勝っても負けてもあまり良いことを言われないって思った苦いエピソードを思い出します。
(回想終了)
しかし、巻島さんから預かったチームのメンバーに攻撃をするというなら話は別だと一気に切り替わります!そして、一気に新開に追いつき、
坂道「勝負しようって、さっき言ってた問いの答えは、」
坂道「答えはyesです!!」
すごい迫力で追い着き、そう言われた新開も肌でその空気を感じます!
新開<さっきので100mは離したと思ったのに、もう追いついている・・・>
新開<すごい さすが「山王」!!>
新開「いいっすね。その目闘う意思全開じゃないですか。」
新開「だったら早速見せてくださいよ。」
そう言いながら、ギアを変えて一気に加速して行きます。
新開「噂のハイケイデンスクライムってヤツを!!」
しかし、新開が一旦離したはずが、また一気に坂道に詰められてしまいます。
でも、その圧倒的な登坂能力に驚くと同時に、さらに火がつく新開。
という所で次回です。ん~、さすが坂道ですねー。しかも、ちょいちょい元気が出る言葉を入れてくれるあたりが、弱虫ペダルいいですよねー。新開が次回どんな戦略でくるんですかねー・・・。