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パーフェクトワールド 漫画 ネタバレ29話(KISS 2017年7月号)感想・考察・あらすじ

パーフェクトワールド ネタバレ29話(KISS 2017年7月号)感想・考察

長沢と電話をする鮎川。家族は旅行中で、今はひとりです。

するとめまいを鮎川は感じます。地震かな・・と思いますが、長沢から起立性低血圧の指摘が・・

もうすぐ圭吾と楓の家の上棟式があるので、それが終わったら休みも兼ねて軽井沢に行こうと長沢を誘います。留守中のケンゾーのお世話のお礼のしたいと言います。喜ぶ長沢です。

 

つぐみは是枝と電話をしながら現場に向かっています。上棟式が終わったら、来週は会えそうだとこちらも嬉しそう。

つぐみ<是枝くんのことは裏切れない。鮎川との仕事は順調だ。足手まといにならないで、自分の役割を果たせていると思う。そして、ついにここまで来たー>

圭吾も楓も少しずつ出来上がる家を見て感動しています。

すると、鮎川が現場の人たちに「弘法山から家を見たい」と言い出します。なぜかと言うと・・弘法山のような観光場所からその建物がどのように見えるのかが重要になる・・あれはなんの建物だろう?と景色そのものが広告になり得るように・・

それを聞いた現場の職人さんたちは、自分たちが山に登って写真を撮ってきてくれると言ってくれました。

でも鮎川は納得が出来ず、自分の目で確かめたいと思っていました。それに気づいたつぐみは、二人で山に行こうと提案します。悔いを残さないために・・

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弘法山は道が整備されてなく、主に階段を10分ほど登ると山頂に着きます。

つぐみも手を貸して、二人で一段づつ車いすで登っていきます。平坦なところでも土にタイヤをとられてしまいます。それでも、鮎川は自分の力で前に進んでいきます。

つぐみはつき合い始めた江の島のことを懐かしく思い出していました。少し前のことなのに、長い時間過ぎてしまったように・・

息切れをしながら進む鮎川を手伝おうとつぐみが声をかけますが

鮎川「いや、まだ大丈夫。俺は・・歩けるありがたみを亡くしちゃったけど、だからこそ実感できることがいっぱいある。1回1回車輪を回す積み重ねで進んでいくことに、自分が生きていること 実感している」

そんな鮎川をやっぱり変わらないな・・どんどん進んでいく・・そうつぐみは思います。

そして最後の急な階段は力がいるので、つぐみに手助けを求める鮎川。

2人で声を掛け合いながら、汗をかきながらやっと山頂に着きます。

鮎川は圭吾の家が自分のイメージ通りだったと安心します。

山を下り、別れたあとにつぐみは思います。

つぐみ<あの家ができたあと、私たちは別々の道を歩むことになる。きっとこんなふうに時々は交わるだけで・・>

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いよいよ上棟式当日。

鮎川は疲れが溜まっていますが・・まためまいが・・あれ?カタカタ・・

違う!めまいじゃない!!

ガタン!!本棚の本が上から覆いかぶさるように倒れてきます。

 

つぐみの家でも棚から本や荷物がバサバサと落ちてきます。しばらくしてテレビをつけてみると・・震度6強の大きな地震が松本を襲ったのです。

めちゃくちゃになった家の中を見たつぐみ。真っ先に浮かんだのは鮎川の顔でした。しかも、今は家族が旅行中で鮎川ひとり・・電話を取り出しますが、つながりません。ラインも既読がつきません。

震えながら、どこにあるのか分からない車のカギを探そうとするつぐみ。落ち着きのないつぐみを、兄が落ち着かせようと声かけをします。

つぐみ「私、行かなきゃ!!鮎川のところに──────」

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