「乙女椿は笑わない」ネタバレ28話 高橋みつば(ココハナ11月号2021)あらすじ・感想・考察
椿は湊が運転する車で、湊のマンションへと入ります。フロントには24時間コンシェルジュがいて、部外者が入ってくることはないと言います。
どうしても1人になりたい時に、こちらのマンションに来るという湊。
部屋には以前椿がお勧めをした、バスケ漫画の本が置いてありました。少しでも湊が楽しいと思えることが増えたらいいなと思う椿。
すると「ピンポーン」とインターホンが鳴ります。斗真が急いでやってきたのです。思わず椿に抱きつこうとした斗真を、湊があいだに入ります。
椿は電波の届かないところにいたから連絡が取れなかった・・と斗真に謝ります。
「ううん 無事なら良かった」斗真の笑顔です。
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3人は週刊誌の件で話をします。
まだ椿の職場には野次馬が押しかけていて、ネットの中傷も椿に集中しているといいます。あまりに酷い誹謗中傷は弁護士を立てるという湊。
湊「ただ いますぐあなたにかけられている不名誉を払拭する方法があるとすれば
私か斗真かどちらかを選んで、正式に付き合っていると公表すること」
椿「・・それは・・・・今はできません」
すると斗真が今回のことで百合子さんが椿に会いたかっているというのです。会って二人きりで話がしたいと・・・
当日椿は緊張している様子。百合子さんに会うのは父と一緒に病院で会って以来。
<元気・・なのかな・・会おうと思えば 斗真さんにお願いして会うこともできたけど。
それに私 お父さんと私を置いていなくなった事 まだ許してない>
斗真が百合子さんを連れてきてくれて、二人きりにしてくれました。
しかし二人とも黙って時間が過ぎるばかり。百合子さんはまた痩せている様子です。椿は百合子さんに話しかけます。
「体調は・・大丈夫なんですか?やつれて見えるけど」
百合子「夏は・・・毎年食欲が落ちるから・・・それで・・」
ゆりこはまた黙ってしまうのです。椿が冷めてしまったお茶を入れなおそうと立ち上がると・・・
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百合子「あ・・お礼を言うのが遅くなったけど、形見のフライパンをありがとう」
椿「いえ・・・・あれは生前 父が毎日手入れしてたものなので大切にしてください」
そんなふうに言ってくれる椿に
百合子「今更・・・こんなことを言っても遅いけれど・・・幼いあなたを置いていてしまってごめんなさい」
そう言って百合子さんは頭を下げるのです。
椿「大変だったのは父です。男手一つで育ててくれて。私は小さかったから・・よく覚えてないけど」
百合子「 佐助さんには感謝しています・・あなたをここまで育ててくれて。
あなたと佐助さんは葛城に関わらせたくなかった。だけど・・・ごめんなさい。結局あなたを巻き込んでしまった。
今回の週刊誌の事も騒ぎにはなってるけど、今なら間に合うかもしれない。
海外へ留学するの。費用は私が出すわ。葛城の人間とも一切会わずに、葛城とは関わらず あなたの人生を生きるの。
それが無理ならあなたの名誉のために、あなたは私の隠し子だと公表します」
椿「・・・・公表したら・・・どうなるんです?」
百合子「隠し子がいることを黙って今の夫と結婚したので、世間の非難の対象は私になるわ。それは全然構わない。考えてみて」
そう言ってゆりこさんは帰ろうとするのです。
椿「あなた自身はどうしたいんですか?」
百合子「私には 自分の気持ちを言う資格はないから」
そう言って部屋を去ります。
椿<もう葛城人間とは一切会わないか 隠し子だと公表するか>
椿は父のこと・・・葛城みんなのこと・・を思い返します。そして自分の家へ帰るのです。
そこにはまだ週刊誌の記者・渡辺が待っていたのです。
椿は家の中へと、入ってもらいます。
そして週間シャッフルの編集部では、渡辺のスクープに周りが大騒ぎ。なんと椿は葛城百合子の隠し子だったと言うスクープです。
「どえらいスクープじゃねえか!!売れるぞこれ!おいどうやってつかんだんだ、このネタ。教えろよ」
渡辺「本人から情報提供があったんです。情報提供する代わりにこういう記事にしてくれって・・」
その内容とは
「葛城グループ御曹司兄弟と親密女性実は 葛城百合子氏の実子だった!!
葛城百合子氏の真実の愛。身分を隠し当時駆け出しのプロレスラーだった菅野サスケさんと恋に落ち、娘を授かったより百合子さん。
しかし葛城家のため現夫と結婚を決意する・・」
この週刊誌に目を通す夫の敦彦。週刊誌をくちゃくちゃと丸め、ゴミ箱へと放り込みます。
椿<自分の人生は 自分で決める>
椿は 葛城家へと向かいます 。
なんという展開!!百合子さんの愛を感じます。動き出した椿ははたしてどのような答えを出すのか!!気になりますが、なんと次回はお休みで、続きは1月号の予定です!お楽しみに~~