「乙女椿は笑わない」ネタバレ27話 高橋みつば(ココハナ10月号2021)あらすじ・感想・考察
「乙女椿は笑わない」ネタバレ27話 高橋みつば(ココハナ10月号2021)あらすじ・感想・考察
姿を消した椿ですが、仕事場でも世間でもあることないことの噂ばかり・・・・
椿は山奥の温泉しかない旅館に連泊中。しかも1週間の先払いです。
旅館の老夫婦も椿が元気がなく、訳アリなのかなと心配します。
毎日温泉に入り、部屋で過ごし、おいしいご飯を食べる・・・そんな日々。食事を運んでくれた老夫婦の女将さんが、ぎっくり腰をおこしてしまいます。
「明日は珍しくお客さんが多いのに・・」と心配する女将さんに
椿「差し出がましいようですが・・・良かったら・・・私 お手伝いしましょうか?」
実家が居酒屋だったこと・・実は時間を持て余している事・・話をします。
気が利き優しく、仕事が早い椿に女将さんも感謝です。お酒を運んできた酒屋のお兄さんも椿を「かわいいなぁ・・」とポロリ・・
その日の夜、台風がやってくるニュースを見ながら女将さんが言います。
「東京で何があったか知らないけど、椿ちゃんさえよければ もっとここにいてくれていいからね」
椿は部屋に戻り、スマホを見つめますが・・・辺りは雨が強くなってきています。
台風はどんどんと近づき、雨も激しくなりました。椿は旅館の玄関の窓などを補強しています。すると県道が通行止めだという情報が。
お客さんも全部キャンセルになり、もう町には降りられないと言います。
窓を補強している椿のもとに「何をしてるんですか」
話しかけてきた男性が・・・・大雨の中振り向くと・・・そこに立っていたのは湊だったのです。
「こんなところで 何を」
湊は激しい雨の中、椿を抱きしめます。
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一方葛城家では、斗真と匠海が椿のことを心配しています。椿の話をしていると・・・そっと身を潜めて話を聞いているお手伝いの雅の姿が。
慌てて逃げようとする雅に
斗真「俺と湊が沖縄に行くって会話も、盗み聞きして誰かに教えたりしてないよね」
雅「はは 悪いご冗談を」
少しあせっている様子。
大雨の中、椿を抱きしめる湊ですが。傘もささず、ずいぶんずぶ濡れなことに気づく椿。
「湊さん どうやってここに?」
湊「よかった 無事で。途中で車が通れなかったので歩いて」
椿は早く体を温めないと!と急いで旅館の中で案内します。
旅館の老夫婦は、椿のことを追いかけてきた恋人?と気にかけます。
椿は湊のために、テキパキと動きます。お風呂のこと・・ずぶ濡れになったスーツのことそして温かい飲み物を・・そんな椿を湊が引き止めます。
湊「今はいいので ここに」
椿は「どうして自分がここにいることが分かったのか?」と尋ねると・・・
コネを使い、監視カメラを調べたと言います。最寄り駅で降りたのが確認できたので、聞き込みをしたら、椿が温泉が好きなことに目星をつけ ここにやってきたというのです。
湊「どうして何も言わずにいなくなるんです。あなたは残された方の気持ちは考えないんですか?」
椿「一応・・斗真さんには LINE しました。しばらく東京から離れるけど心配しないでって。湊さんにもそう伝えてと・・」
湊「そんな話も聞いてないです。斗真も知らないはず。ちゃんと送信されてますか?」
椿「そう言われると・・・自信が・・・慌てて電車に乗る時だったから。ごめんなさい、心配かけて。でも見ての通り元気ですから」
湊は浴衣に着替えた体を畳にゴロンと横たわり「はぁーーーーー」と大きなため息をひとつ。
「で こんな山奥で何してたんです?イノシシが出るって看板見たんですけど」
椿「何してたかって。温泉入ったり」 「それから?」
椿「温泉入ったり」 「ほう」
椿「あとは成り行きで働いたり」 「また人助けですか?」
椿「もしかして馬鹿にしてます?」 「してませんよ」
<鼻で笑ったな>
すると湊がゲホゲホと咳をし出すのです。
風邪を引いたのではないかと椿は、慌てて湊の元へ駆け寄り・・おでこに手を当てます。一瞬時が止まり・・
椿「熱はないけど体は冷たい!温泉に入ってきてください!」
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温泉に入り毛布を掛けられる湊。椿は温かいはちみつゆず茶を作ってきてくれました。すると、旅館のご主人が夕食を持ってきてくれたのです。
椿「豪勢じゃないけど、ここのご主人の料理美味しいんです」
そう言って食事を目の前にします。湊は食事が終わったら斗真に連絡をしましょう・・心配していると思うので・・と言いますが。
ここは山奥 でwi-fi も導入してなく、しかも圏外。初日は部屋の端っこでかろうじて電波が拾えたという椿ですが。
この日は台風の影響もあり、全く電波がありません。
電波を探し、湊と距離が近くなってしまいドキッとする椿。
湊「この台風が去ったら、一緒に東京に帰りましょう」
椿は激しく降る雨を見ながら「でもきっと また週刊誌が・・・・」
湊は都内に自分が借りているマンションがあり、セキュリティも万全。記者が追いかけてくることはないと言います。椿にしばらくそこで避難してほしいと言うのです。
椿「鬱陶しいけど・・ある程度自分の事なら、何言われても我慢できるんです。だけど今回のことで、職場に迷惑がかかっているのが嫌で・・・」
湊「それも東京に帰ってから一緒に相談しましょう」「はい・・!」
湊は女将さんが用意してくれた隣の部屋で休むことになりました。一緒に過ごしたい湊ですが、もちろん椿に拒否されます。
次の日。天気も回復し、湊と椿はお世話になった旅館を後にすることに。旅館の仕事は息さんが手伝いに来てくれると、女将さんが言います。二人を見送り
ご主人「「ありゃ やっぱり恋人じゃないかね」
女将さん「なんで?別々の部屋で寝とったけど」
ご主人「椿ちゃん声が弾んどったぞ。気のせいかな」
湊はバス停を通過し、歩き続けます。車両もまだ通れないのですが・・・なんと上からヘリコプターがやってきたのです。
湊「あれで帰ります。乗ってください、椿さん」
椿「嘘でしょ ちょっと ぉ」
さすが!!葛城家の養子だけあります。やることが非現実的!!東京に帰ることにした椿ですが・・・まだまだ噂は消えませんよね・・次回も目が離せません!お楽しみに~
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