「乙女椿は笑わない」ネタバレ23話 高橋みつば(ココハナ4月号2021)あらすじ・感想・考察
みさとさんからの着信が続き、出る椿。誘拐ではないか・・心配している様子。椿は一緒にいて、匠海の気分転換に自分の家で預かることを提案します。
匠海と椿は居酒屋のキッチンで、コロッケを作ります。ふたりで作ったコロッケを美味しいと食べる匠海。
椿はいつかこの父の居酒屋を再開したいと、調理師の勉強をしていると話を聞く匠海。
匠海はこれといってやりたいことがないといいます。椿も高校のときは自分もそうだったと言ってくれます。
そして
椿「さっき言ってた本当のお父さんとお母さんの話って、誰から聞いたの?」
匠海「敦彦さん」
~回想~
敦彦「どんどん父親に似てくるな」
匠海「・・・え?敦彦さん 俺の本当の父親知ってるの?」
敦彦「おっと 口が滑った」
匠海「ねぇ 教えて」
敦彦「君は竹子さんの婿養子。先代とその愛人の間にできた子なんだよ。竹子さんはどうしても君を認知したくなくて、仕方なく私と百合子の養子として迎え入れたんだ。
君は竹子さんのお情けでこの家においてもらってるんだから。立場をわきまえないと」
~回想 終わり~
敦彦の悪魔のような言い方に、怒りを覚える椿。
匠海はどんどん落ち込んでしまいます。
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そこへ斗真から着信が。斗真は羽田からそのまま椿の家へ向かい、先に湊が着くだろうと。匠海が友達と誘拐騒ぎを起こして、竹子に電話したことも知られています。
しばらくすると、湊が椿の家にやってきました。すると・・・二階の椿の部屋に立てこもった匠海が窓から湊に小麦粉をふりかけます。「絶対帰んないから!」と。
抵抗し誰とも喋りたくないという匠海。湊は扉を弁償するから蹴飛ばしてもいいかと椿にいう始末。もちろん反対の椿。
さっきからパラパラと落ちる小麦粉が気になり、椿は湊にシャワーを貸します。
シャワーを終えた湊は、まだ着替えが無いので・・ドアを開けると・・・ちょうど来た椿とばったり!椿を押し倒した形に倒れてしまいます。
そこをちょうど目撃した匠海は・・・<湊 全然俺のこと心配してねーじゃん>とますます立てこもることに。
そして斗真が到着。椿の父の練習着を来た湊は、どことなく彼氏感が漂います。
斗真が扉越しに、匠海の説得をしようとしますが・・・さっきの湊が椿を押し倒していたと知らされます。それに対してすぐに湊は「事故だ」と。
匠海「・・・どうせ斗真も湊も 僕が表向きは弟だから、仕方なく面倒見てるんだろ。俺は竹子さんに嫌われてるから、仕方なく湊と斗真の弟にしたって」
椿が敦彦から聞いたと伝えます。
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湊「匠海 よく聞け。そのことはお前が成人したらちゃんと伝えるつもりだったんだ」
匠海「やっぱり知ってたんだ。僕が竹子さんに疎まれてるって」
湊「それで気を引こうと、誘拐騒ぎなんて起こしたのか。だったらやり方が間違ってる。自分の居場所は自分で作れ。向こうから必要だと頭を下げさせるくらい努力しろ」
匠海「湊や斗真には分からない。俺 頭良くないし、ガリ勉もできないよ」
斗真は昔、2人で匠海をあやしながら遊んだことを話をします。
斗真「それをいつでも面倒だなんて思ったことなかった。弟ができて嬉しかったから。
いなくなった家族のことを考えて、お前が生きづらくなることないよな 匠海。
湊や俺や椿さん、みさとさんや加代、百合子さん。お前の味方はちゃんといるし」
匠海は涙を流します。
椿達は匠海をそっとすることにします。しかし部屋の前からは3人とも離れません。
そのままうとうとと眠ってしまい・・・・匠海はとうとう我慢できず・・・トイレへとドアを開けると・・・・3人とも近くでぐっすり眠っているではありませんか。
匠海は迷いながらも「ねぇ!風邪引くよ」と3人を起こすのです。
そして朝には3人で、椿の家を出ることに。
匠海「椿さん いろいろごめんね、ありがとう」
椿「うん、今度また遊びに来てね。次はケイちゃん達と」
「ケイって誰だ?」と湊たちは言いますが。
椿は<兄弟っていいな・・>と思いながら、3人を見送ります。
葛城家では竹子さんがウォーキング中。3人が帰ってきたところで出会います。恐る恐る挨拶をする匠海。「昨日は・・ごめんなさい」
竹子「話があるときは直接言いなさい」
竹子はそう言ってくれたのです。思わず顔が赤くなってしまう匠海。3人は嬉しそうに、その場を去ります 。
なんだかんだ兄弟っていいもんですね・・それぞれが複雑な家庭環境ではありますが・・・そこから生まれた兄弟愛はあるんですね。まだまだ続きは気になりますが・・
次回はお休みで、6月号に掲載予定です。