咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」8話 別マ 10月号2021 ネタバレ・考察・感想
咲＜琴乃が早く元気になれるように、私ができることは何でもしたい＞
琴乃は学校に出てきましたが、元彼の待ち伏せに困っています。それを見た咲が「護衛するよ」と二人は手をつなぎ、元彼の前へ。しかし元彼は全くひるんではくれません。
すると咲たちの後ろから「荻原になんかよう？」と陽希が言ってくれたのです。
陽希「荻原はもう言い訳とかも聞きたくないみたいだけど」
その言うと元彼は、舌打ちをしてその場を去っていきました。
琴乃が言うには・・元彼は後悔とかではなく、思い通りにならないことにムキになっているだけだと思う・・と言うのです。
そんなやつと縁が切れてよかったという美斗士。そして遠足の写真を何も考えずに、琴乃に送ってしまったことを気にしていました。
琴乃「大丈夫だよ、美斗士。全部が嫌な思い出になったわけじゃないから」
咲「それならまたみんなで遊びに行けば良くない？遠足の時も琴乃と言ってたんだけど、もっとみんなで遊びたいねって」
4人の意見がまとまります。
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咲もみんなでたくさん遊べるように、バイトを探そうとしています。ルンルンな気分で歩いていると・・・自販機で井竜と出会います。
咲「あの・・あの時は何かありがとう。正直あそこで私からなんて言い出せばいいか、すごく迷ってたから」
井竜「知ってることを知ってるままに言えないって、俺にはよくわかんないんだけど。誰が言っても事実は変わんないじゃん」
咲「それはそうなんだけど。でも大事な友達が傷つくってわかってること、そんなに平気で言えないから」
井竜「で 関係ない俺がいてくれてホッとした・ってこと？あの時あんた「いい子ちゃん」って言われて、それを受け入れてたけど。別に全然いい子じゃないじゃん」
そんなことを井竜に言われて、咲はずっしり落ち込んでしまいました。それを陽希が話を聞いてくれています。
陽希「でも友達が悲しむ飲みたくないってのも、普通の感覚だろ」
咲「でもさ あの人の言うとおり」
＜あん時の自分の行動は、相手を思いやってるふりをした。
本当は自分の中には昔のまんまのなんにもない自分がいて、それを「いい子ちゃん」の仮面で必死に誤魔化してただけなんじゃないかな＞
「あの時私 すぐに琴乃に言うべきだったんだ」
陽希「言うべき とかそんなもんないでしょ。藤ヶ谷が荻原の悲しむところ見たくなくてためらうことの、何がおかしいって言うんだよ。
あいつの見てる世界と、藤ヶ谷の見てる世界は違う。それだけのことだから気にすんな」
咲＜こわばった心が 解けてく＞
陽希に気持ちを救われ、咲は陽希のことで心がいっぱい。琴乃の心配をしているはずなのに、思わず赤くなってしまう自分の顔を俯いて隠そうとします。
泣いているのかと思った陽希は、咲の顔を覗き込みます。すると咲はいびっくりした勢いで、壁に頭をぶつけてしまいそうになります。それを陽希が支えてくれ二、人の顔は急接近！二人とも顔が赤くなって、ドキドキしてしまいます。
すると階段の下から、誰かの足音が・・・誰かいたのかな・・と思いながらも咲は、陽希のおかげで元気が出ました。
咲「私が琴乃を大事って思う気持ちは嘘じゃないんだから、それでいいてことにする」
＜琴乃が早く元気になれるように、私ができることは何でもしたい。その気持ちは本当だよ＞
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その日の放課後。咲は委員会があることを忘れていて、琴乃の護衛ができないと言います。すると陽希と美斗士が代わりについていてくれることに。
委員会に行く途中、何かいいバイトはないかなぁ～とつい歩きスマホをしてしまいます。すると亮介さんのバイト先が出てきました。時給が結構いいけれど、さすがに亮介さんを嫌がるだろうなあ・・と階段を降りていると・・・
思わず足を滑らせてこけてしまい、カバンの中身をひっくり返してしまいました。
すると目の前にはあの井竜が。咲はきっと井竜は自分のことにイラついているのでは？と思い、早く何か言われる前に立ち去りたいと思います。
拾ってくれたスマホに、自分のバイト先の画面が出ているのを見て
井竜「うちでバイトしたいの？うち時給いいし、いいんじゃない？」
咲＜あれまた何か言われると思ったけど・・嫌われてるわけじゃないどうなんだろう・・・・＞
そして井竜は立ち去る前に
「あ そうだ。自販機のとこで言ったこともし気にしてたら、ごめん。俺あんまり人の気持ち考えて物言うとかしないからだから。ごめんっつーか気にしないで」
あんなに心のこもってないごめんを初めて聞いたな～と思いながら委員会に向かう咲。
＜そういえば琴乃は 無事に帰れたかな＞
遠足での咲と陽希が写った写真を、削除しようとしている琴乃の姿が・・・
なんだか顔が少し、赤くなっているような・・・
咲＜何事もなく 無事に帰れてるといいな＞
さてさて意味深な琴乃の行動は？？やっぱりあの階段での、咲と陽希の聞いた足音は琴乃だったのではないでしょうか？？様々な想いが絡み合い・・・次回も見逃せません！！