咲坂伊緒新連載「ユメかウツツか」第3話 別マ 9月号 2024 ネタバレ 感想 考察
キャッチボールをするいろはと阿久津。
どうして キャッチボールなの? と聞く いろはに
阿久津「 だって 面と向かって話す 練習って結構 むずくない?」
いろは「だ・・ だからってどうして・・ キャッチボール ・・なの?」< 私下手なのに>
阿久津「 や わかんない」
いろはは、妄想の阿久津くんはこんなわけわかんないことしないのに・・と思いながら、キャッチボールを続けます。 するとボールが転がり、クラスメイトの五十嵐さんのもとへ。
そんな 五十嵐を、阿久津 がキャッチボールに誘います。
五十嵐「 今日は用があるから、また今度。それじゃあ」
いろはは一緒にやってくれるわけないのに・・無駄に断られちゃったじゃん・・ なんて 阿久津にいますが。
阿久津「一緒にやってくれるわけないって何で?」
いろは「だって・・・私 クラスの人に対して ・・いつも・・無愛想だし」
阿久津「でもまた今度って言ってたじゃん、五十嵐」
いろは< 今度とおばけを出たことないと おじいちゃんがいつも言ってる・・>
思わず顔に出てしまう いろは。
阿久津は、いろはって 感情豊かなんだよな〜 と言ってくれるのです。
いろは「い・・ いろんな気持ちが混ざり合って ぴったりの・・言葉がない・・・ 見つからない 。どれも少しずつ・・ち・・違う気がして。話せば・・は・・話すほど 伝えたい・・気持ちからずれていく・・・感覚・・ってわかる?」
阿久津「 うん わからん!」
いろは< ほらやっぱり。だから話すのって難しい>
阿久津「 でも 分かりたいとは思う。。 いろはのその感覚が 俺にはないから 正直 全部は理解できないけど でも理解したい。
だから 逆に俺を話したいかも 。100%は無理でもそれに近づける チャレンジが話すことなのかなって思うから。
その労力をかけた人にだけでも、俺はそうする」
いろはは現実の阿久津は妄想の阿久津とは違って、新しい気持ちを自分に教えてくれると思うのです。
クラスメイトの神山たちから話しかけられるいろは。
どうやら 阿久津の歓迎会をサプライズでやりたいというのです 。会場までバレないように連れてきてほしいという話。
いろはの表情を見た 神山は
「ごめん荷が重いよね ?俺 代わるよ」
「 なんで神山が勝手に決めるの?荷が重い なんて一言も言ってないじゃん」
五十嵐さんがやってきました。
いろはは頑張って、頷きます。
五十嵐は神山に対して「宝生さんに構いすぎ。 それって何なの?」 と言います。
神山「 いや ただ俺は・・」
「 まあいいじゃん。 本人が引き受けるって言ってくれたんだから」
そう言って 神山たちは 去って行きました。
静かになり 五十嵐の顔を見上げるいろは。 多分今まで話したことがない ・・緊張。します
< もしかして 五十嵐さん、神山くんが好きとか?自分も好きな人が他の女子に構うのが面白くないとか?」
五十嵐「神山のことなんだけど。大丈夫? 自分の正義を押し付けるのやめればいいのに。 神山もさ、あんなのただの自己満 じゃんね。 人と絡みたくない人だっているつーのね」
< 五十嵐さんが話に割って入ってきたのって、私を気にかけてくれてのことだったの・・?>
いろはは話してみないと分からないもんだなあ・・と思います。 やっぱり自分は人と絡みたくない人と思われているのかとも。
そんな時に阿久津の言葉を思い出します。
「 それに近づける チャレンジが、話すことなのかなって思うから」
いろはは せめて、みんなを避けたいわけじゃないと示したい・・と思うのです。
そして 阿久津とキャッチボールをしながら、どうにか サプライズ会場まで連れて行かなくては・・と思いながらキャッチボールをするいろは。
阿久津に投げ方を教えてもらい、いつもより上手く投げることができ、とても嬉しそうにぴょんぴょんととび跳ねます。
そんな いろは を見て
阿久津「ははは いちいち可愛いな」
そんな言葉と共にやってきたボールをキャッチできなかったいろは。阿久津が急いでやってきて いろはの顔を覗き込みます。
阿久津との距離が近くて、真っ赤になってしまうのです。
そろそろ帰ろうとなりますが
いろは「 だめ! まだ早いよ 。ま・・・まだ帰りたくない・・」
そしてようやく 歓迎会の会場へ。いろはは 大役を果たしてホッとしますが 、どこに座ればいいか分かりません。
すると 五十嵐さんが隣の席が空いている・・と言ってくれたのです。
いろは「・・・ ありがとう・・」「んー」
<本当は こんな言葉じゃないの。 もっといっぱいの気持ち もっとうまく話せるようになりたい。 早く そうなりたい>
帰り道。
阿久津 はいろは に 騙したな〜 と言いながら
「 まだ帰りたくないとか言うから、もっと 俺と二人でいたいのかと思って うぬぼれてたのに」
そう言って いろはの顔を覗き込みます。やっぱり距離が近い 阿久津に、思わず大きな声が出てしまいます。
阿久津「なんて。 いろはのその反応が見たくて。はははー 仕返し。
イマジナリーの俺は、こういうことしないの?」
いろは「し・・しないよ。 そんな意地悪。 妄想の阿久津くんは」
阿久津「ふーん じゃ 俺の勝ち」
いろは< 本当に全然違う。現実の阿久津くんは>
いろはのドキドキは止まりません。
< 今が夜で良かった 。だって多分今までで一番 顔が赤くなってる >
阿久津の距離感、近くないですか??あんなことを言われたら、気なって仕方ないですよね〜。これからも、現実の阿久津から、ふたりの関係から目が離せません!次回もお楽しみに〜
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