南塔子新連載「恋のようなものじゃなく」別マ 8月号 2022 第21話 ネタバレ あらすじ 感想 考察
千耀「未仁ちゃん?」」
未仁「ち 千耀くん・・・・」
未仁は流絃のいうことは確かにそうかもしれない・・頭では納得できるけど・・・
青ざめる未仁と後ろで圧をかける流絃を見て、千耀は流絃が何かを企んでいると気が付きます。
困っている未仁の目に七緒が目に入ってのです。急いでななちゃんのもとへ駆け寄ります。
千耀は流絃に「何 企んでるんだよ」と詰め寄りますが・・「俺はミニにしたいことをそっと、背中を押してあげてるだけ〜」なんて言います。
未仁<無理だよ、大嫌いなんて。思ってもいないこと言えないよ〜〜〜
普通に喋れるようになるって七音くんにも宣言したばっかりで。それに今日はみんなで買い物来てる最中で、そんな喧嘩売るような事 絶対言えるわけない>
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その後4人でイタリアンファミレスで楽しくお昼ご飯を食べます。そしてどうして自分は流絃か言うように、言うことができなかったんだろう・・・と未仁は考えるのです。
帰りの電車は流絃だけ路線が違い、ななちゃん・千耀・未仁の3人は同じ方向。七緒は気をきかし、千耀と未仁を二人きりにします。
電車の揺れは強く、つり革が届かない未仁に千耀はまた揺れるから捕まってていいよ・・と言ってくれるのです。
気を使ってくれる千耀の腕に捕まる未仁。
未仁<きっと嘘でも大嫌いなんて言ったら、千耀くんは離れていってしまう。
今後一切目が合うことも、言葉を交わすこともなくなって・・永遠に。それが嫌だったんだ。あんなに忘れたがってたくせに。私は千耀くんと離れたくなかったんだ>
その日の夜。千耀からもらった手作りの大事なウサギのキーホルダーを探しますが・・なかなか見つかりません。部屋に置いておくと忘れられないからと納戸にしまい込んだのですが。どうやら母親が片付けをしたようで、やっと再会したうさぎの大事なキーホルダー。
未仁<忘れたかった。千耀くんを。好きでいたら人を傷つけたり、嫉妬したりずるくなったり・・そういう嫌な面が見えてきて、自分のことが嫌いになりそうで怖かったから。でも>
そして未仁は今までの千耀との思い出を振り返り・・・
<どうしてこの気持ちをなくすると思ったんだろう。どうして忘れられると思えたんだろう>
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そして次の日。未仁は流絃を呼び出すのです。そして流絃は「昨日逃げたでしょ〜」と詰め寄り
「ダメじゃん、千耀くんのためにもちゃんとしなきゃ〜今日こそ言ってあげたら?」
未仁「言わないよ」
流絃<あれ昨日と反応が違う>「何で?」
未仁「あの後どうして言えなかったのか、ずっと考えていて答えが出たから。
千耀くんのことを忘れるため、流絃と付き合ってもらってたけどもうやめる。忘れるのは無理だってはっきり分かったから。
無理って言うか、忘れたくないって気付かされた。千耀くんのことを好きでいる」
<誰も傷つけずにいたい。嫉妬とかそういう負の感情も持ちたくない。
それができたら理想だけど。本気で好きで本気でその人を欲しいと思ったら、誰かを傷つけることになったり綺麗な気持ちだけでいられないのは仕方のないことなんだ。
もしもこの先で自己嫌悪に陥ったとしても逃げないで、そういう自分も受け入れる。千耀くんを好きでいたいから>
未仁「・・・悪あがきしたけど、気づけてよかった。流絃のおかげだよ、ありがとう。話はそれだけ。じゃ」
流絃「待って待って。何勝手にすっきり終わろうとしてんの?これじゃあ俺振られるみたいじゃん」
未仁は流絃に感謝しているよ・・と伝えますが
流絃「俺となんて約束したか覚えてる?千耀くんのこと忘れてないんだから、まだ別れられないよ?」
『千耀くんを忘れるまでの期間限定!』と言って付き合うフリを始めた二人ですが・・目が点の未仁。
未仁「だから忘れるのはやめたって話を今・・・」
流絃「約束したもんね、ミニ。人との約束はちゃんと守らなきゃ〜〜〜大事なことだよね」
とにかく未仁はまた後でゆっくり話そうと伝え、自分はもう忘れる気はないと強く言います。そして未仁は戻りますが
流絃「そー簡単に 千耀くんにはあげないよ?」
この話を聞いたななちゃんが流絃に怒り中。でも未仁が素直に気持ちを認めることができたことをすごく良かったと言ってくれたのです。
友達とサッカーをしている千耀を見かけ、普通に好きって思えることがとっても嬉しいと感じる未仁。
放課後。未仁は流絃に話をしようとしますが、別の彼女みゆちゃんと映画に行くと言います。それじゃあまた今度でいいや・・と言いますが。
未仁<すぐ納得してくれるならいいけど、さっきみたいに時間切れのいい逃げちゃ意味ないし。また暇な時を狙って話ししよう>
ミニは教室で大事なウサギのキーホルダーを手にします。今までずっと閉じ込めてごめんね・・戻ってきてありがとう・・と。
すると後ろから千耀が未仁に話しかけ、未仁はびっくり。手に持っていたうさぎががぴゅ〜んと飛んでいきます。それを拾った千耀。もうとっくに捨てられたのかと思った・・というのです。
未仁「す 捨てないよ!!捨てるわけないよ・・!」
<そんなこと 考えてもみなかった>
千耀「ありがとう」
未仁<お礼を言うのは私のほう・・・>
日直の千耀は教室の窓を閉めます。
未仁<もし捨てていたら 今頃この気持ちが消えてなくなってたのかな。だとしたら捨てることを思いつかなかった時点で、こうなることは決まっていたのかもしれない>
夕暮れと千耀の後ろ姿に、未仁はうっとりときれいだと感じてしまうのです。
<捨てられるわけなかったんだ>
もう両思いは目前の二人だと思いますが!!どうやら流絃が一筋縄では・・なんだかんだすんなりとはいかないでしょうね〜次回の流絃の動きが気になります !!
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