南塔子新連載「恋のようなものじゃなく」別マ 4月号 2022 第17話 ネタバレ あらすじ 感想 考察
流絃と付き合うことになった未仁。といっても期間限定のいわば「つき合ってるフリ」
それでも自由奔放な流絃になかなか慣れませんが(笑)
七緒はそんな未仁と止めます。
七緒「忘れるためなら、もっとまともの相手と付き合った方がいい!」
未仁「忘れるためだけに付き合うなんて、逆に普通の人は巻き込めないよ。期間限定かつ私のことは全然好きじゃない流絃だからこそできることなんだよ」
<ななちゃんに心配かけてるのは悪いと思ってる。でも実際、千耀くんに流されそうになったところを止めてもらえて助かったし。悪ノリは交わせばいいし。
今度こそきっと前に進むんだ>
スポンサーリンク
流絃が中庭を歩いていると、一匹の猫が木の上からミャーミャーと泣いています。
流絃は降りれない子猫を助けてあげましたが、自分が転んでしまいます。
そんな場面を未仁に見られ、思わず笑顔の未仁。流絃は未仁も普通に笑うんだ・・と思うのです。
なんだかんだ、流絃と過ごす未仁も少しずつ 身を任せているように思えます。
そんな二人を、千耀が見かけるのです。
未仁の性格上、急に付き合うことはないとは思っているのですが・・・そんな二人を眺めていると七緒がやってきました。
七緒「なにあれっ 未仁ちょっとあいつに馴染んできちゃってるじゃん・・どうすんのあれ!?」
千耀「・・未仁ちゃんがそうしたいって望んでるなら、俺は止める立場にないよ」
七緒「あーもうイライラするっ!!立場がない!?ないならさっさと作ればいいじゃん、立場っ。
未仁のことを気になってるくせに!楠瀬 いつも未仁のためを思ってる風だけど、本当は拒否されて自分が傷つきたくないだけなんじゃないの!?」
千耀「おれは! 文化祭の時に未仁ちゃんを傷つけたのが、もとは俺のせいなのに。こっちから無神経に行けるわけない。未仁ちゃんの気持ちが落ち着くまで、そっとしとこうと思ってたんだよ」
七緒「でももう未仁は、楠瀬から離れる決心してるよ。未仁の気持ちとかよりも、楠瀬はどうしたいの?
未仁の為にそっとしといてあげたいって言うなら、中途半端に関わらないで。完全に離れてあげて」
「立ち入りすぎ」と七音に言われてしまいますが
七緒「あの二人 意味わかんない。未仁があんなに・・初めて好きになったのに・・」
スポンサーリンク
未仁の気持ちにも少し余裕ができて、クラスの何気ない風景で笑えるような日がやってきました。
そしてこの日の流絃は別の彼女・あみちゃんとデートをする日。なんだかやっぱりよくわからないなあ~と思いながら、図書館に寄ります。
すると帰りに 雨が振ってしまい、駅まで走っていこうとすると・・・千耀が傘を差し出してくれたのです。一度は断る未仁ですが、千耀が未仁に譲ると言い出し、仕方なく一緒に傘をさして帰ることに。
せっかく穏やかに忘れていけると思っていたのに・・・千耀がそばにいるだけで全然大丈夫ではありません。
七緒の「完全に離れてあげて」という言葉が頭をよぎり、未仁は走って帰ろうとしますが・・・千耀が引き止め抱きしめます。
千耀「嫌だ。離れたくない」
未仁「!?」 未仁はもう真っ赤です。
千耀「ごめん・・・困らせるの分かってるけど言わせて。好きなんだ」
未仁「お 幼なじみとして・・だよね」
千耀「・・本当に そう思うの?」
未仁に近づき、キスをしようと・・・
未仁「彼氏がっ・・彼氏がいるからっ・・・」
千耀はある程度の距離を保ち
「鹿野とつき合ってるって本当なんだ? けど関係ないよ。未仁ちゃんが鹿野とつき合っててもつき合ってなくても、俺の気持ちは変わらないから」
微笑む千耀から離れるように、未仁は雨の中を走り出します。
<何も考えたくなくて 湧き上がる感情を認めたくなくて ただひたすら走った。
いつの間にか 雨は小ぶりになっていた>
ついに動き出した千耀の気持ち。未仁はどうするのか??あ~~~個人的にはくっついてほしいですけどね。流絃のこともありますし・・次回もお楽しみに~