咲坂伊緒 新連載「サクラ、サク。」32話 別マ 10月号2023 あらすじ・ネタバレ・考察・感想
日直の琴乃を待つ咲。すると 陽希が話しかけてきます。咲は陽希に数学のノートを見せてもらったことにお礼を言うのです。
陽希「 全部合ってたでしょ」
< 俺 本当は 数学苦手じゃないから>
咲<どうしたら 陽希にドキドキしなくてすむんだろう>
日直の琴乃はなかなか終わらないので、咲に今日は帰っていいよ〜と言います。 学校の後 バイトの咲。今日は帰ることに。すると 昇降口では陽希がまだ立っていました。
どうやら 自分の傘を、誰かが間違って持って行ったとのこと・・咲は一緒に探そうとしますが、もう何度も見たという陽希。
陽希「 困ってる人は、放っておけないって人がいるから大丈夫」
そうにやっと笑うと・・・ 咲の傘に入れてもらうことに。 そんな陽希は 何だか積極的というか・・自分が傘をさしてくれたり、陽希の肩が濡れていることに気にする咲に近寄ったり・・・
咲は何とも思っていないふりは難しい・・と思うのです。
今日の陽希は 何だか感じが変わって、何かを陽希を変える出来事があったのかな・・ と思う咲。
すると 陽希が話し出します。
「 前 藤ヶ谷に、俺は今も 葉月にわだかまってるって言われたじゃん。 自分で自分の気持ちに気づいてないだけなんじゃないかって。そのことについてずっと考えてた」
咲<どうしよう 聞きたくない。 もうわかってること これ以上聞きたくない>
そう思っていると、琴乃が追いついてきました 。咲は急いで琴乃の傘の中に入り バイトに遅れそうだから・・ と逃げる形で陽希から離れます。陽希に傘はいつでもいいよ〜 と伝えます。
琴乃と2人きりになり
咲「 多分 陽希は、葉月ちゃんをまだ好きな自分に気づいたんだと思う。 陽希の傷を消せるのは 葉月ちゃんしかいない。なら陽希にとって これが一番いいんだと・・」
琴乃 は咲の話を聞きますが
「 私、今の咲は嫌い。だって 陽希のためって、それ 嘘じゃん。 自分のためじゃん。
綺麗事でごまかしてまで、いい子でいる意味って何? いい子子っぽく振る舞ったって、それが本心と違うならそんなの全然いい子じゃないっ」
どうやら 雨は止んでいたらしく・・・
「 いつまで 傘さしてんの?」
と井竜が話しかけてきました。
井竜「 これ以上 きついことを言うと バイトに支障が出そうだから、やめてあげてくれる?」
井竜は咲を連れてバイト先へ。
咲は琴乃と喧嘩をしたのも初めて。 あんな 怒った顔も初めて見ました。
バイト先では 雨のせいか お客さんも少なく、 先に休憩に入る咲。琴乃の言った意味を考えてしまいます。
< しょうがないじゃん 。陽希が 葉月ちゃんへの気持ちに気づいたんなら。
いい子でいなきゃ、私の価値なんて 何もなくなっちゃうんだから。 価値って何・・・?
いい子ちゃんって 肩書きがついて、何者かになれたって気がしてた。 中身はずっとその他大勢のまま。
私なんか 葉月ちゃんにかなうわけないって、最初から逃げてたのが その証拠 じゃん。
葉月ちゃんと 正々堂々 勝負する勇気も傷つく勇気もないだけのくせに。
自分の本心に気づいてなかったのは 陽希じゃなくて 私の方>
そう気づいた時 陽希から LINE があったのです。
「 この後 まだ雨降りそうだって」
「 藤ヶ谷の傘 俺が借りちゃったけど」「帰り大丈夫そ?」
咲は思わず 陽希に電話するのです。
「 陽希 六角堂に来てほしい」 「分かった」
< いい子ちゃんじゃない私で、 ただの 藤ヶ谷 咲がしたいことを 本当の私が したいことをする たとえ傷つく結末でも>
咲は琴乃に LINE をします。
「 琴乃に言われたこと ちゃんとわかったよ」 「ありがとう大好き」
琴乃は、咲なら分かってくれると信じていました。
咲は休憩が終わり、井竜に次の休憩を伝えます 。 その横顔はなんだかいつもと違うような・・
陽希は出かける時に 亮介に言うのです。
「 引き際 考えろって言われたけど、俺には無理みたい 。多分これが本当の俺だと思う」
亮介「いいんじゃない?」 「うん。じゃあ行ってくる!」
バイト上がりの咲。 スマホには「もう着いたよ 」という陽希からのLINE が。咲は気合を入れて向かおうとしますが・・・
目の前にはバイト上がりの井竜が待っていました。
ようやく陽希に、自分の気持ちを伝える決心がついたですが・・・目の前には咲を思う井竜の姿が。陽希の元に向かう前に、井竜は咲に何を伝えたいのか!? 次回も目が離せません !!
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