パーフェクトワールド 最新 漫画 ネタバレ49話(KISS 2019年12月号)あらすじ・感想・考察
アヤさんから特別養子縁組の話を、初めて聞くつぐみ。アヤさんは「ハードルが高いけど頑張ってみる。子供を持つという女は繋がったから・・」
そう言って再び連絡を取り合おうと、二人は分かれます。
つぐみ<不妊治療が終わって1ヶ月。あの時の気持ちのざわめきはようやく落ち着いてきた。
ただ今は凪のような気持ちで過ごしてる。
だけどアヤさんに会うと・・・少し戻ってしまうような・・あの時の私に。
アヤさんすごいな。前に進む力が強くて。私だったらそんな決断できるかな。
特別養子縁組・・・樹が聞いたら何て思うだろう・・>
その夜つぐみは樹に、アヤさんのことを聞かれますが
「アヤさん 不妊治療諦めることにしたんだって」
それしか言えず、結局 樹には養子縁組のことを話せませんでした。
つぐみ<でもそれでいいんだ。子供のことは私たちにはもう区切りがついたことだから。
私たちはこれからケンゾーとも、一緒に夢の軌道修正をしていくんだ>
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仕事場では赤ちゃんを連れた親子との、打ち合わせに入るつぐみ。子供をじっとしておらず、あれこれと手を出しますがそんな夫婦に
「鮎川さんならどんな子供部屋にしますか?」
そう言われて必死に最後まで対応するつぐみ。終わった後はトイレにこもり、震える体を沈めます。
その日の夜。嫌な夢を見てはっと夜中に目を覚ますつぐみ。隣を見ると樹は起きているようです。
樹は以前作ったマイホームの模型を見ていました。自分とつぐみそして小さな子供の模型を・・片付けようとしていたのですが・・
つぐみ「私たち 子供のこと全然引きずってるね」
樹「うん・・」
つぐみ「樹 私こないだあアヤさんと会ってたでしょ。彼女不妊治療は辞めたけど今
特別養子縁組考えてるんだって」
そして二人はアヤさんに教えてもらったサイトを見る事に。
特別養子縁組にはたくさんの条件があります。
配偶者があること・25歳以上であること・経済的に安定していること・夫婦仲が安定していること・・・そして研修もあります。
アヤさんの言っていた「ハードルも高い」という意味を理解したつぐみ。
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つぐみ「樹・・特別養子縁組・・どうと思う?
正直なこと言うと、アヤさんから話を聞いた時考えた。私だったら自分が産んでいない子供を育て愛することができるのかって。
男の子が産まれたら樹みたいな子になったらいいな。女の子が産まれたらやっぱり樹みたいに優しい子になってほしいな。
父親似かな 母親似かなって、そんなことも想像してた。
でも特別養子縁組は、それとはまったく違うものだよね」
そんな話をしていると猫のケンゾーもつられて起きてきたようです。餌を食べるケンゾーの姿を見て
樹「つぐみ 家族ってなんだろうね。
俺はつぐみに、死んだ父さんの写真見せたことあったっけ?
小さい頃から父親似って言われてた。俺 父親のことめちゃめちゃ好きだったんだよね。
それから父さんが亡くなって・・母さんを今のお義父さんと再婚した。俺は新しい父親のこと全然好きになれなかった。」
まずは樹の友達になりたいという新しい父親は、樹をいろんなところへ連れて行ってくれました。いつも歩くのが早く、それを樹は一生懸命追いかけていたと言うのです。
少しずつ打ち解けてはいきましたが、心のどこかでは「本当の父親じゃない」という寂しさもあったといいます。
しかし義父さんが休日出勤をした時に、忘れ物の書類を会社に届けたときのこと。
同僚の人に書類を渡し、帰ろうとした時に
「似てるねぇ。お父さんと歩き方がそっくりだ」
そう言われたと言います。
樹「俺 あの人の背中を追いかけているうちに、自然とお父さんの歩き方は似ちゃってたんだなって気づいた。
気づいたら俺たち。ちゃんと家族になってた。全くの他人とでも同じ生活を営んでると、自然とお互いの共通点が出てくる。
夫婦もそうだよね。もちろんケンゾーもな。
みんなバラバラの場所から来て、今はこうして同じ場所で暮らしてる。お互いを尊重して愛情を注いでいれば、家族になれる」
つぐみ「樹・・・」
樹「個の存在を大切にするなら、俺はなれると思う。
特別養子縁組で子供を迎え入れて、家族になれると思う 」
樹に特別養子縁組の話をすることができたつぐみ。樹の思いを聞いて、つぐみはどのように変化が生まれたのでしょうか??来月号はお休みで、続きは2月号に連載予定です!!お楽しみに ~